バクバクさん

40代底辺リモートワーカー。デザインとイラストと映画、おこもり生活について語ります。 …

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40代底辺リモートワーカー。デザインとイラストと映画、おこもり生活について語ります。 Blog:自意識朦朧 https://www.gec-mo-ro.com/ Twitter:https://twitter.com/0_takabow_0

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今日も横目で流し見映画録#022

くぱぁを見逃すな『寄生獣』 CGありきでないと実現できない漫画原作作品は地雷が多い。実写再現不可能による設定変更。尺に入り切らないことによる物語の改変。原作未完のためのしょぼい結末。とにかく地雷が多い。 この『寄生獣』も実写化はなかなかハードル高そうに思える。だがそこは漫画の実写化の実績がある山崎貴監督。しっかり原作の良さをつぶさない。 原作屈指のトラウマエピソードである島田暴走と新一の母の乗っ取りというチョイスもすばらしい。 このエピソードは原作をチェックしておくと、

    • 今日も横目で流し見映画録#021

      最高傑作だけど次回作への障害も大きい『ブラックパンサー』 MCUシリーズ18作目。さらにMCU生誕10周年という記念作品。 監督、スタッフ、キャストのほとんどがアフリカ系という意欲作でマーベルキャラの中でも高い人気を誇るブラックパンサー。主演のチャドウィック・ボーズマンが製作時にがんに侵されていたにも関わらずも圧巻の演技で撮りきりマーベル史上最高傑作の声も高い。 とまあ、前評判が非常に高い作品であるが、正直なところ、ブラックパンサーというキャラクター自体が日本じゃ知名度

      • スティーブン・セガールと同じ匂いがする『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』

        2018年 中国制作 監督:ウー・ジン 出演:ウー・ジン/フランク・グリロ/セリーナ・ジェイド/ウー・ガン 監督/主演ウー・ジンのワンマン無双アクション大作格闘戦、ガンアクション、カーチェイス、全部ありの王道アクション映画。 全然知らなかったが本国では2017年興行収入一位!観客動員数1.6億人!興行収入1000億円の大ヒット作…であるらしい。へー知らなかったー全然知らなかったー そもそも制作に連ねてるスタッフが豪華すぎる。 監修に『アベンジャーシリーズ』を手掛けたルッ

        • 今日も横目で流し見映画録#020

          あの名作と酷似?『アウトレイジ:最終章』 初の続編がある北野作品だがいきなり三部作はやりすぎだったのではなかろうか? 毎度「えっこの人がヤクザ役すんの!?」っつう意外性が楽しみだったんだが、三作目ともなると配役が難しいね。 大杉漣‥もともと北野組 ピエール瀧‥ありきたり 大森南朋‥演技がいつもどおり 原田泰造‥存在感なし うーむ。インパクトはないな。 それよりも、今作のキーパーソンである西田敏行と塩見三省が大病して満身創痍なのが気になってしょうがない。それでも迫真の

        今日も横目で流し見映画録#022

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        • 今日も横目で流し見映画録
          20本

        記事

          今日も横目で流し見映画録#019

          REC4:ワールド・エンド スペイン発のPOVムービーとして人気を博したホラームービーの第4段。 なんで4作も作っちゃったかな。 今回は隔離研究施設として改装された貨物船が舞台。 1作目のような閉鎖空間ということで、楽しめそうと思いきや、まさかのPOVじゃない。 POV(主観ショット)はまるで自分もその舞台にいるかのような臨場感が売り。 この作品自体その手法で人気が出たというのに、なんということでしょう。 いたって凡庸なB級ホラーアクション映画になりました。 そもそも、感染

          今日も横目で流し見映画録#019

          ネコ好き発狂のご当地映画『ねことじいちゃん』

          ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2019年 日本制作 監督:岩合光昭 出演:立川志の輔/柴咲コウ/柄本佑/銀粉蝶/小林薫 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ネコ好きを狙い撃ちしたディープコアな作品 原作はイラストレーターねこまきのコミックエッセイ。監督は動物写真家、岩合光昭。 ということから想像できる猫を愛でる者たちによる猫を愛でる者に贈るネコ映画。 小学生のとき、姉に連れられ西村知美主演『ドン松五郎の生活』というイヌ主演の作品を映画館で鑑賞し

          ネコ好き発狂のご当地映画『ねことじいちゃん』

          今日も横目で流し見映画録#018

          南極料理人 かもめ食堂で注目されたフードスタイリストの飯島奈美さんが料理監修されている作品。 かもめ食堂と違って、野郎ばかりの食事シーンは豪快で観ていて痛快。 個々のキャラクターの際立ち、見終わった後の爽快感が好きで、今でも繰り返し観てしまう良作。 たんぽぽ 故伊丹十三監督の作品「たんぽぽ」。食をテーマに本筋の合間に小さなストーリーが随所にあるのだが、好きなシーンは厨房に忍び込んでオムライスを作るお話。 実に手際がよくフワフワ卵のオムライスがあっというまにできあがる

          今日も横目で流し見映画録#018

          今日も横目で流し見映画録#017

          朝鮮名探偵 トリカブトの秘密 めいっぱい火サスもしく土ワイ的なタイトルだが、内容もほぼほぼそんな感じ。 最近見た韓流映画はどれも最初はコメディタッチでありながら、最後はやたらシリアスになったりとアップダウンの振り幅が大きすぎて疲れちゃうのだが、この作品は最後までエンタメに徹してくれたので見てて安心。楽しめる。 主人公は僕だった 冴えないサラリーマンの平凡な人生から殻を破って本当にやりたいことする系の作品への感情移入が半端ない。 しみじみおっさんになったなぁ。 こう

          今日も横目で流し見映画録#017

          美少年ジョン・コナーを返せ『ターミネーター 新起動/ジェニシス』

          ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2015年 アメリカ制作 監督:アラン・テイラー 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェイソン・クラーク/エミリア・クラーク/ジェイ・コートニー ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ シャワちゃん12年ぶりの復活! さあ、人気のターミネーターも映画では5作品目となり、いよいよご長寿作品の風味を醸しだして参りました。 なんとこの作品はシュワちゃんが12年ぶりに復帰っつうことで、もう老年になったシュワちゃんがどのよう

          美少年ジョン・コナーを返せ『ターミネーター 新起動/ジェニシス』

          今日も横目で流し見映画録#016

          レディ・ガイ 何かと男勝りな役の多い、ミシェル・ロドリゲスが「勝り」じゃなくて男役で主演というパンチの効いた作品。 でも男勝りってあくまで性格のことだから、見た目はめっちゃ女性的なのよね。背ちっちゃいし。 特殊メイクで髭面、胸毛とかやたら毛にこだわってるけど、体の線がどうみても繊細なの。かわいらしいの。 でもなんか頑張ってる感が好き。 あと、あっさりフルヌードになっててびっくりした(゚∀゚) レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード ロバート・ロドリゲス監督のマリアッ

          今日も横目で流し見映画録#016

          今日も横目で流し見映画録#015

          ジオストーム 異常気象の乱発する地球。その解決方法が天候コントロールができる衛星でぐるりと地球を囲み、異常気象を力技で打ち消すという傲慢な方法でした。 この衛星システムが暴走し、世界各地で人工的な異常気象を引き起こすってのが、この映画の見どころ。 っていうか、その暴走のキッカケも動機も幼稚でクズの極地であったりして、ネタバレだけどアメリカが引き起こしてアメリカで解決してとなんだが「すべてはUSAが仕切る!」みたいな空気だすの気持ち悪い。 ザ・ウォール 登場人物はたった

          今日も横目で流し見映画録#015

          今日も横目で流し見映画録#014

          スペクトル 見えない敵=プレデター 孤立した特殊部隊&生き残りの少女=エイリアン2 科学者が敵を解明→反撃=インディペンデンス・デイ これだけヒット作の激アツポイントを盛り込めば面白くないわけがない! ほんとNetflixから目が離せませんわ。 ひるね姫 タイトルからして、女の子向けっぽい響きだけど、メカありアクションありでとっても中二好きな内容。 とにかく高畑充希の歌声に癒やされまくり♪ ヒットマンズ・ボディガード ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャク

          今日も横目で流し見映画録#014

          今日も横目で流し見映画録#013

          FRANK -フランク- 不思議な被り物をしたボーカリスト「フランク」 その無垢な音創りは天才的なものだが世に出ることには執着せず仲間たちと理想の音作りに励んでいた。 そこに偶然出会った、シンガーソングライターを夢見る凡人ジョンはその才能に感化されバンドに潜り込む。 だが俗世の欲が強いジョンはバンドメンバーにとっては不協和音でしかなかった。 一人の凡人が天才を潰す そんなストーリー。 男前のマイケル・ファスベンダーがラストギリギリまで顔出ししないという贅沢感。 マ

          今日も横目で流し見映画録#013

          今日も横目で流し見映画録#012

          スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け レイを主人公とする続三部作の最終作。原作ではエピソード9にあたる。 旧三部作が初作が77年公開、新三部作が99年、そして続三部作は2015年から2年おきに公開ってことで記憶が限りなくおぼろげのなか観たよ。 レイの出自の秘密がとうとう明らかに!という流れであるが、すでにレイの能力がみるみるチート化しており、手からビーム、治癒、洗脳、予知、感知、物質転送、異様に強すぎる能力は例のしわくちゃ美白おじいちゃんの流れが濃厚なわけで… と

          今日も横目で流し見映画録#012

          今日も横目で流し見映画録#011

          姑獲鳥の夏 原作は京極夏彦の長編小説。着物に指出しグローブの和風DAIGOみたいな方ね。謎解きの軸を持ちつつも伝承やオカルティズムをふんだんに用いられたスタイルは「妖怪小説」とも云われる。 原作600ページの大作をギュギュッと123分に収めるのでいろいろ端折る必要があるがちゃんと面白い。 トリックとしては人体消失ものなんだが、種明かしの鳥肌感は今まで観た推理モノでも最高クラスであった。 豪華配役でおくる20世紀前半が舞台の作品って好きなのよね。 マン・ダウン 戦士の

          今日も横目で流し見映画録#011

          チャイニーズホラーの金字塔『霊幻道士』

          ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 1986年 香港制作 監督:リッキー・ラウ 出演:ラム・チェンイン/リッキー・ホイ/チン・シュウホウ/ムーン・リー ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 香港ホラーの牽引役その昔、香港映画ブームというのがありましてな。 火付け役はブルース・リーのカンフー映画。そして次の世代のジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーから本格化し、ジャッキー主演作品が大手映画館でバンバン上映していた黄金時代。 そのブームの

          チャイニーズホラーの金字塔『霊幻道士』