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今日も横目で流し見映画録#020

あの名作と酷似?『アウトレイジ:最終章』

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初の続編がある北野作品だがいきなり三部作はやりすぎだったのではなかろうか?

毎度「えっこの人がヤクザ役すんの!?」っつう意外性が楽しみだったんだが、三作目ともなると配役が難しいね。

大杉漣‥もともと北野組
ピエール瀧‥ありきたり
大森南朋‥演技がいつもどおり
原田泰造‥存在感なし

うーむ。インパクトはないな。

それよりも、今作のキーパーソンである西田敏行塩見三省が大病して満身創痍なのが気になってしょうがない。それでも迫真の演技はさすが。
そして一番はっちゃけてた大杉漣が先に逝ってしまうとは…
元気な漣さんの頭プチッな処刑シーンをお楽しみください。
椎名桔平の『ロケット首吊り』、加瀬亮の『顔面千本ノック』には劣るが本作の見どころです。

全体的な流れは、北野監督の過去作で興行的には失敗した『ソナチネ』に近く、商業的な作品を求められた反感が含まれているのかなと勘ぐってしまうね(ΦωΦ)

ジャンル:バイオレンス
公開/製作国:2017/日本
監督:北野武
キャスト:ビートたけし/西田敏行/大森南朋/大杉漣


北に関わるとだいたい死ぬ『シークレットミッション』

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韓流でございます。おばさまが好きな恋愛ドラマはなんとも甘ったるい感じで好かんのだが映画は日本よりも数段上手なので好き。

凄腕の北朝鮮スパイが南の田舎町に潜入し、よりにもよってバカを演じるというコメディ要素の強い作品である。

随所のお笑いもレベル高くて面白いのだが、この手の南北関係映画の宿命か、後半は急激にシリアスに…なんでか韓流映画ってラストをお涙頂戴にしがちでちょい食傷気味…

双方の国でハッピーエンドになる作品が出てくることを願う。

ジャンル:アクション
公開/製作国:2014/韓国
監督:チャン・チョルス
キャスト:キム・スヒョン/パク・ギウン/イ・ヒョヌ


つくって遊ぼ『武器人間』

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第二次世界大戦末期、ソ連軍の偵察部隊が行き着いた地はマッドサイエンティストとナチスによる改造人間の人体実験場だった。

マッドサイエンティストといえばナチス、ナチスといえばマッドサイエンティストという王道の設定。

マッドサイエンティストはフランケンシュタイン博士の孫を名乗る人物。特技は「切ってくっつける」。

出てくる出てくる実用性のない趣味100%の機会人間。嬉々としてものづくりに没頭する博士が微笑ましいね。

実験台になった兵士もまさか自分がピクサーに出てくるようなプロペラ人間になるとは思いもよるまい。(しかも有線)

とにかく何がいいって後味に何も残らない虚無ってところ。

ジャンル:ホラー
公開/製作国:2013/オランダ・アメリカ合衆国・チェコ
監督:リチャード・ラーフォースト
キャスト:カレル・ローデン/ジョシュア・ザッセ/アレクサンダー・マーキュリー


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