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今日も横目で流し見映画録#021

最高傑作だけど次回作への障害も大きい『ブラックパンサー』

ブラックパンサー

MCUシリーズ18作目。さらにMCU生誕10周年という記念作品。

監督、スタッフ、キャストのほとんどがアフリカ系という意欲作でマーベルキャラの中でも高い人気を誇るブラックパンサー。主演のチャドウィック・ボーズマンが製作時にがんに侵されていたにも関わらずも圧巻の演技で撮りきりマーベル史上最高傑作の声も高い。

とまあ、前評判が非常に高い作品であるが、正直なところ、ブラックパンサーというキャラクター自体が日本じゃ知名度が低く、本国ほどには盛り上がれなかったというのが印象。

とはいえ、本国期待度大の作品。一級のアクション作であることに間違いはない。

親から受け継いだ王国、オーバーテクノロジー、ハイスペックスーツとトニー・スタークに近い環境と元々持つ超人的な身体能力、実直で正義感に溢れた人物像はスティーブ・ロジャースに重なる。

アイアンマンキャプテン・アメリカのいいところを併せ持つ稀有なヒーローなのである。

期待されている第二作が楽しみで仕方がない。

ちなみにマーベルキャラの一作目ってだいたい内ゲバが多いよねぇ。

ジャンル:アクション
公開/製作国:2018/アメリカ
監督:ライアン・クーグラー
キャスト:チャドウィック・ボーズマン/マイケル・B・ジョーダン/ルピタ・ニョンゴ/マーティン・フリーマン


ウェス・アンダーソン好きにもおすすめ『パディントン2』

パディントン2

くまが主人公の作品といえば、『くまのプーさん』『TED』などがあるが、あれはくまのぬいぐるみ。

本作はマイケル・ボンド原作の児童文学『くまのパディントン』の実写化作品。主人公はガチの熊の子ども(人語をしゃべる)である。

知らない人には文部省推薦みたいな感じの眠たい作品のように思われるが、これがどうして70年代イギリスのポップでオシャレな可愛さが活きていて、コメディ要素もレベル高い。

絵面もウェス・アンダーソンっぽい匂いもあって侮れないのである。

ジャンル:コメディ
公開/製作国:2018/イギリス
監督:ポール・キング
キャスト:ベン・ウィショー/ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ヒュー・グラント


獣しかでてこない『ランペイジ 巨獣大乱闘』

ランペイジ

宇宙ステーションで開発されていた遺伝子実験のサンプルが地球に落下。それに触れたオオカミ・ワニ・ゴリラが巨大化、凶暴化し、街を破壊し尽くすパニックアクション作品。

なんと原作はミッドウェイゲームズの「RAMPAGE」というアーケードのピンポンゲームとのこと。ゆえにぶち壊す爽快感以外は何も考えなくて良い。そんな方向性。

主演の霊長学者デイビスをドウェイン・ジョンソン。秘密組織のエージェント、ラッセル役にウォーキング・デッドの釘バットで頭叩き割るサイコでお馴染み、ジェフリー・ディーン・モーガンがでている。

獣(ケダモノ)しかいねぇ。

ジャンル:モンスターアクション
公開/製作国:2018/アメリカ
監督:ブラッド・ペイトン
キャスト:ドウェイン・ジョンソン/ナオミ・ハリス/ジェフリー・ディーン・モーガン


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