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【院長インタビュー🎤】腰痛を治す事が目的ではない腰痛専門治療院

今回は、宮川院長のインタビューです。BACK AGINGに対する想いを是非皆さんに知っていただきたいです。

宮川院長の詳細プロフィールはコチラへ☆↓

BACK AGINGを始めたきっかけ

BACK AGINGは腰痛に特化した治療院です。ただ、腰痛を治すことを目的としてません。一見すると、なんだか矛盾してますよね(笑)

腰痛は自分自身がこれまで治療院で働く中で、常に考える必要がある症状でした。腰椎分離症、脊柱管狭窄症、ぎっくり腰、慢性腰痛など腰の悩みを抱えた方をたくさん診てきましたが、そういった患者さんが訴えるのは”腰痛そのものの悩み”だけでなく、”腰痛によってできなくなったことへの悩み”がとても大きかったんです。

これは自分自身が教員をやっていた頃のお話なんですけど、指導していた陸上部の生徒の中に、なかなか自分の思いが伝わってくれないし、何を話しても、どこか上の空っていう感じの子がいました。能力は決して低くなくて、周りからも期待されていた子だったんですが、どうしてもその態度が気になってしまって、一度きちんと話をしなきゃと思って二人でじっくり膝を突き合わせて話をすることにしたんです。

「今が大事な時だよ」
「部活の練習中にそういう態度は良くない」
「本当に真剣にやってる?」

今、冷静になって振り返ると、未熟で自分勝手な言葉ばかりですね。若かった自分もその時は自分が思う「すべきこと」を並べて、その子と話し合ったつもりでした。でも、その子の中でプツンと何かの糸が切れたんでしょうね。いつも冷静でその時も決して表情を崩さず僕と向き合ってたその子が急に

「だって走ると腰が痛いんです!」

って大声で泣き始めたんです。確かに、それまでも腰を気にする仕草をその子は見せていました。でも、決してそれを理由に練習をやめたりすることはなかったですし、痛みをごまかしながら走っていたんでしょうね。あるいはその痛みを僕に言えなかったのかもしれません。

当時は20代前半のワカゾーでした。腰痛に対しては忘れられないエピソードの一つですし、この想いがあるからこそ、単に「腰痛」をみるのではんなく、「腰痛によって引き起こされている物事」を全て含めて、患者さんと向き合っていかなくちゃいけないと思ったんです。

それが冒頭の

『腰痛に特化した治療院だけど、腰痛を治すことを目的としていない』

と表現した理由です。

治療家としての人生が長くなればなるほど、様々な患者さんと出会ってきますし、それぞれの痛みにストーリーがあって、全てに向き合いっていきたいなというのが本当の想いです。自分にとっては、「腰痛」はやはり外せないストーリーですし、この症状で悩む人をまずはしっかりと診ていきたいと思ってます。

開業までの取り組み

現在治療院を構えている市ヶ谷のテナントは今年の2月末に決まりました。ところが、コロナ禍によって店舗での実働を予定通りスタートさせることが極めて難しい状況になったのは、みなさんのご想像通りです。

ただ、店舗をスタートさせるにあたって、やることは山積み。バックオフィス的なことはもちろん、知識のブラッシュアップ、資料作り、技術研修、など様々。オンライン治療も急遽スタートさせることにもなりましたしね。

寒鴉さんを直接見れなかったり、当初の予定通り動けなかったのは思わぬ想定外で非常に苦しかったというのが本音です。ただ、苦しみながらも作りあげてきたものは、長期的に見ればとても大きな財産になるなと思っていますし、この期間はとても意味がありました。

いつか、5年後、10年後にこの期間は本当に大変だったねと笑いながら話せるようになっていたいなと思ってます。

治療家として大切にしている事

治療の基本は「評価」です。

その患者さんの痛みの原因は何で、どういうことが体の中で起こっているのか?ということを適切に見極められないと、自分たちがやることって意味をなさないんんですよね。

痛みや症状の原因を適切に見極め、その上できちんと変化が出る「治療方法」を選択する。その治療方法が狙った効果をきちんと出せていて、「再現性」があることが大事なんです。

そして患者さんからのフィードバックをもらってやったことの検証と、より適切なものがないかをチェックする。

言葉にしてみれば当たり前のことですが、それをどれだけ丁寧にやり続けるかは治療の本質にもなるし、治療家としての成長も大きく左右すると思ってます。

常に学び続けることを求められる仕事だからこそ、ここはブラサズ大切いしたいところですね。


BACK AGINGの将来の夢

繰り返しになりますが、BACK AGINGは「腰痛専門治療院」でありながら、「腰痛を治す事」を目的にしていません。理由は上述した通りですね(笑)

今自分たちが向きあっているのは「腰痛」ですが、それだけに留まることはきっとないと思っていて、悩みの原因が「肩」とか「脚」であれば、きっとそれをなんとかしたいって思うでしょうね。性格的に(笑)

なので、しかるタイミングで、そう言ったことに対しての新しい挑戦を自分自身もやっていくと思ってます。全ての症状を一人で全部治そうなんて思ってないですし、今は目の前で悩んだり苦しんだ理している人を確実に救っていきたい。

1万人の方に影響を与えるような派手なことは多分性格に合ってないけど、1人の方の人生に影響を与えることを1万回やることのほうが、自分には合ってると思います。

まだまだ小さな治療院ですが、これからどんな風にかわっていくのか、自分自身も楽しみにしてます。


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広報和田の独り言

宮川院長、胸がグッと熱くなるお話をありがとうございました。改めて、私は宮川院長と一緒に働けるのを嬉しく思います。去年の12月に初めてをお会いしてから、今日までマッハで過ぎて行きましたが、毎日が意味あるものにする事、なぜそうなるのか理屈を持つ事。このご時世で、想定していた事が流れにのらなくても、焦らず、今の現状を冷静に分析して、今だからこそやれる事を明確にして、実行する事を普段から宮川院長に教わっています。宮川院長の夢は、私の夢でもあり、BACK AGINGの夢でもあります。身体の不具合で挑戦が出来ない事を減らす為に今日もBACK AGINGは前に進みます。

2020.7.6 BACK AGING 広報担当 和田 有稀奈


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