もつ焼き先生

学校のチーム力向上や教員のwell-beingについて勉強中。過去に学事出版教育文化賞…

もつ焼き先生

学校のチーム力向上や教員のwell-beingについて勉強中。過去に学事出版教育文化賞優秀賞(心理的安全性を土台とした若手教員の成長支援)や「実践!わたしの教育記録」特選等をいただきました。支えてくれた皆様に感謝!※noteは個人の見解です。所属組織とは無関係です。※大学院在学中

マガジン

  • 現職教員の教職大学院での学び

    現職教員が教職大学院で学ぶ方法や一日の流れ、注意点、授業のことなどについて触れています。興味のある方はぜひ!

  • チームづくりと教員の考え方

    自分がチームづくりをする上で大切にしていることや実践していることをまとめました。また教員として楽しく過ごすための考え方等を記載しています。主に学校現場のことを書いています。学年主任や学部主事になった方はぜひご覧ください。民間企業に勤める方にも何か参考になることがあれば幸いです。 これからの時代、教育にも良いチームが求められます。良いチームだからこそ教育効果が上がると信じています。

  • 教員のiPad活用実践

    iPadに詳しくない教員のiPad活用実践をまとめています。何か参考になるものがあれば幸いです。(写真は娘が描いたアップルマークと私)

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このnoteで伝えたいこと-教員としてチームを大切にする-

 この記事を訪れてくださったあなたは学校の先生でしょうか?もしかして飲みにいくために「もつ焼き屋」さんを探していた方でしょうか?兎にも角にも、あなたに会えて嬉しい気持ちでいっぱいです!記事を見ていただき本当にありがとうございます⭐️(先生ではない方もどうか最後までお付き合いください)  私は教師をしています。専門は特別支援教育です。障がいのある子どもが通う学校で働いています。(2024年度3月まで大学院派遣研修中です)子どもに授業をしたり、先生10名程度のチームをまとめたり

    • 新・現職教員の教職大学院での学び①-現職から「ワザ」を学ぶ・学卒から知識考え方を学ぶ-

      はじめに 今回の記事で「99週連続投稿」だというバナーが出てきました。100週目は何を書こうか今から心理的なハードルがぐんと上がっています。続けることが苦手な自分にとって、毎週noteを書けているということが小さな自信になっています。いつもご覧いただいている皆様、本当にありがとうございます。  教職大学院生活も2年目になりました。多くの現職院生が1年で修了されるため、2年目の現職院生はちょっとレアです。「留年したんですか?」と(冗談で)聞かれたためお答えしますが、留年してい

      • 働き方改革の行方-一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすること(?)-

         「働き方改革」という言葉が、「」を使わないで使用されるようになってきました。「」をつけた「働き方改革」は、新鮮さを感じさせたり、強調の意味を示したりしていたように感じます。残念ながら?働き方改革という言葉は、今となっては珍しくもない、ありふれた言葉のように捉えている方も多いのではないでしょうか。  私の所属する大学院では、毎年課題研究のテーマとして働き方改革を取り上げる院生がいらっしゃいます。組織運営やチームづくりを意識されている方が多いプログラムなので、教育現場を考えた際

        • チームリーダーは偉いのか?

           新年度が始まり、2週間が経ちます。転勤等で新しい職場やチームに入った方は、何となくその集団にいる面々の人柄がわかってきた頃ではないでしょうか。ほんの少しだけリラックスできると同時に、また別のプレッシャーを感じることがあるかもしれません。まだまだ頑張り過ぎは禁物です。くれぐれも無理をなさらずに!  さて、以前もお伝えしましたが、今までの経験や学んできたことを中心に、チームづくりに関する本を「勝手に」書いています。どこかの出版社さんから依頼を受けたわけではなく、あくまで勝手に

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        • 現職教員の教職大学院での学び
          17本
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          誰もが初任者だった-環境の変化はストレスがかかる-

           新年度が始まって6日が過ぎました。入学、就職、転職、転居、異動、昇進・・・様々な変化を経験した方が多いのではないでしょうか。怒涛のような日々を過ごされていたことと思います。本当にお疲れ様でした!そしてしばらくはその日々が続くと思います。どうかお体に気をつけて。  私自身は大学院2年目ということで、生活自体に大きな変化はありません。新しい仲間にも恵まれ充実した日々を送ることができそうです。   先日、今年度から教員になった大学生や大学院生、異動になった同期や後輩から連絡をい

          誰もが初任者だった-環境の変化はストレスがかかる-

          現職教員の教職大学院での学び14 -贈る言葉-

           私がnoteを書く時の文体は、ほとんどの場合敬体である。文章自体が読みやすいかは別として、敬体の方が読み手の心理的な負担が減るのではないかと思うからだ。常体で書くのは大学院のレポートや実践論文を書く時くらいである。  例外として、自分の中の節目の出来事があった時や、何か溢れる思いがある時は知らず知らずのうちに文章が常体になることがある。今年度最後のnoteも、知らず知らずのうちに文体が常体になっている。  教職大学院で共に学んだ仲間の多くが3月をもって修了した。共に切磋琢

          現職教員の教職大学院での学び14 -贈る言葉-

          具体が出る人の言葉は胸にささる

          はじめに 卒業式や離任式の季節です。別れの場で、子供や大人から学校生活の具体的なエピソードを交えた感謝や別れの言葉が聞こえてくると、胸の奥がジーンとします。  卒業式での校長挨拶やPTA会長挨拶も似たようなことが言えます。毎日の校内巡回の記録を基にして頑張った点やこれからへの期待などを話してくれる校長の話は聞き応えがあります。  ご自身の言葉で、運動会や学芸会のエピソードを話してくれるPTA会長の話は背筋が伸びます。PTA会長がご自身の子どもに対して、学校生活だけではなく家庭

          具体が出る人の言葉は胸にささる

          現職教員の教職大学院での学び13-人との繋がりが一番の財産になる-

           年度末を迎え、皆さんお忙しく過ごされていることと思います。引き継ぎの季節でもありますが、あまり無理しすぎないようにしてくださいね。  自分の1年間の学びを振り返ってみると、タイトルにもあるように人との繋がりが一番の財産になったということを実感しています。  同じプログラムの院生との繋がりはもちろんのこと、その繋がりを介して民間企業の方とも繋がりを得ました。教職大学院の教員からは修了生や先進的な取り組みをされている先生をご紹介いただきました。本当に贅沢な環境に身を置いている

          現職教員の教職大学院での学び13-人との繋がりが一番の財産になる-

          学習会を開く意義-強制アウトプット-

           勤務時間が終わってから自主的に勉強会を行なったり、休みの日に積極的に学びの会に参加したりする方はどのくらいいるのでしょうか?それぞれの立場や働いている業種、年齢といった点も影響するかもしれませんが私の周りには意外と「学び好き」の方が多いような気がします。  私自身も自分の興味の趣くままに(家族の顔色も確認しながら)、学習会等に参加しています。きっとこのnoteを見てくださっているあなたも何かしらの形で自己研鑽を積まれていることと思います。誰かのnoteを見る、noteを書く

          学習会を開く意義-強制アウトプット-

          退職を迎える方にリスペクトを

           毎年3月になると定年退職を迎える先生や、何かしらの事情で教員という職を辞めてしまう先生がいらっしゃいます。自分がまとめているチーム、もしくは所属するチームにもそういった先生がいらっしゃるのではないでしょうか?  退職や離職するといった情報は事前にわかっている場合もあれば、職員向けの内示で初めて知ることになる場合もあります。  初任者の頃、退職や離職が決まっているメンバーに対して「もういなくなるんだから」と一方的に雑用を押し付けたり、コミュニケーションをとる機会を減らしたりす

          退職を迎える方にリスペクトを

          初任者教員のために先輩教員が意識しておきたいこと-初任者教員のウェルビーイング-

          はじめに 私がボランティア活動で関わっている大学4年生や教職大学院2年生の方々の多くは、四月から教員としての新生活が始まります。学校種は違えど期待と不安が入り混じった感情を抱いているのは皆さん同じようです。  以前初任者の時の思い出記事を書きました。少しネガティブな記事でごめんなさい。こういった思いをする初任者の方々が少しでも減ってくれたら良いなと今でも思っています。  このことに関連して、課題研究に関わる書籍を読んでいた際に「初任者教員のウェルビーイング」について触れられ

          初任者教員のために先輩教員が意識しておきたいこと-初任者教員のウェルビーイング-

          管理職になる?ならない?

          はじめに 自治体によっては異動に関する情報がちらほらと流れてくるといった話を聞きます。私立の学校であれば4月からの校内体制がほぼ決まっているところもあるようです。  私が勤務する自治体では3月下旬に教員の異動情報が新聞に掲載されます。以前職場を共にした先生やお世話になった先生の名前を見つけると少しテンションが上がります。(※個人情報の観点から、申し出れば新聞に名前を掲載しないこともできるようです)  異動の情報が新聞に出ると、その日もしくは次の勤務日の職員室は少しざわつきます

          管理職になる?ならない?

          現職教員の教職大学院での学び12-多様な個性をどう活かすかinサイボウズ-

          はじめに 先日、同期院生のつながりで「サイボウズ」さんの東京日本橋オフィスにお邪魔しました。社内見学をさせていただいたり、組織マネジメントに関わるお話を聞かせていただいたりしました。(サイボウズさんのHPです↓)  あっという間の時間でした。全てが終わった後に出てきた言葉は「感動」です。大学院で学んできた組織づくりの理論がどのように実践に生かされているかがハッキリとわかりました。  理論を学ぶ中で「現場(学校)では実現できないのではないか」と思うこともいくつかありましたが、

          現職教員の教職大学院での学び12-多様な個性をどう活かすかinサイボウズ-

          現職教員の教職大学院での学び11-授業検討会を考える【対話型模擬授業検討会】

          はじめに 教職大学院の授業も残すところ後わずかです。秋学期もあっという間でした。1年履修の方は残りの時間を有意義に過ごすために様々な研修を企画したり、先進的な取り組みをしている学校への出張を計画したりしています。私もそれに乗っかります。(いえむしろ自分から企画しています。)  また、大学院の先生が様々な繋がりをもっているので、現場にいる時にはなかなか会えない方と会う機会をいただけます。継続している院生同士での学び合いも非常に価値あるものです。授業は終わりますが、まだまだ充実し

          現職教員の教職大学院での学び11-授業検討会を考える【対話型模擬授業検討会】

          現職教員の教職大学院での学び⑩〜改めて考える心理的安全性〜

          はじめに-最近の様子-  早いもので、まもなく2月です。教職大学院の講義も今年度は終わりが近づいてきました。この時期はレポートやグループ発表の準備に追われている方が多く見受けられます。かく言う私もです。1年履修の現職教員の方は課題論文の追い込みがあります。学校現場同様、卒業(修了)に向けて一直線といった感じでしょうか。  ちなみに私は2年履修なので課題論文の提出は来年です。1年履修の方々に比べると比較的余裕があります!・・・と言いたいところですが、個人の研究は続きますので正直

          現職教員の教職大学院での学び⑩〜改めて考える心理的安全性〜

          「何になりたいか」ではなく「何をやりたいか」?

           私が大学生の頃はとりあえず教員になろういった考えの方も一定数いたように思います。身分が安定しているから、給料が良いから(当時は)、単純に子供と関わるのが好きだからといった点からです。そういった考えを否定する気は全くありません。個人の職業選択ですから。  今の学生(教職大学院生含む)に教員になりたい理由を聞くと、「公立学校に通う貧困層の子供に学校という場を通じて逞しく生きる力を身につけるサポートがしたい」、「学校が嫌いな子供が、学校って楽しいと思えるような経験をさせてあげられ

          「何になりたいか」ではなく「何をやりたいか」?