見出し画像

チームリーダーは偉いのか?

 新年度が始まり、2週間が経ちます。転勤等で新しい職場やチームに入った方は、何となくその集団にいる面々の人柄がわかってきた頃ではないでしょうか。ほんの少しだけリラックスできると同時に、また別のプレッシャーを感じることがあるかもしれません。まだまだ頑張り過ぎは禁物です。くれぐれも無理をなさらずに!

自然の中でリフレッシュを!

 さて、以前もお伝えしましたが、今までの経験や学んできたことを中心に、チームづくりに関する本を「勝手に」書いています。どこかの出版社さんから依頼を受けたわけではなく、あくまで勝手に書いています。好き勝手書けるので気持ちが楽です。タイトルをつけるなら「ウェルビーイングなチームを運営する!」のようなイメージでしょうか。(ウェルビーイングの定義はあやふやですが)
 「チームをつくる」「チームを動かす」「チームを走らせる」「チームをおさめる」の4章構成にしています。各章、9〜10程度の節を設けています。

こんな感じです

   ある程度、章立てと書く内容の絞り込みはできてきたかと思っています。後はひたすらに書くのみです。現在の業務進捗率は20%程度でしょうか。精進します。
 ↓↓書き留めている文章の中から一部をこちらに転載します↓↓
 
🌸「チームリーダーは偉いのか?」🌸
 教員をしている友人から「学年主任や教務主任といった一つのチームをまとめる立場になった瞬間に、急に態度を変える先生がいる。偉ぶるようになる人がいるのは何でなの?」といった話を受けました。
 きっと、友人に「急に態度を変えた先生」と認識された方自身、仕事に対するプレッシャーがあり、「失敗できない」「堂々としていなければ」といった思いが強すぎたのではないかと捉えました。そういった思いが、友人の言う、「偉ぶる」という態度で出てしまったのかもしれません。(あるいは単純に偉くなったつもりでいるのかもしれませんが・・・)
 この話を聞いた後、自分も気をつけなければいけないなと強く感じました。学部主事や教務主任、研究部長といった一つのチームをまとめる役割をしていた時の自分の態度を思い出すと、周りの先生方に不快な思いをさせていなかったかと不安になります。実際に学部主事(複数学部を設置する特別支援学校に置くことのできる職です)は「校長の監督を受け、部に関する校務をつかさどる」という法律上の文言があり、教務主任は「校長の監督を受け、教育計画の立案その他の教務に関する事項について連絡調整および指導・助言にあたる」といったことが示されています。「つかさどる」という言葉は一般的に管理運営を指しますが責任と権限のニュアンスが含まれます。また「指導・助言」といった言葉は立場が上のような印象を与えがちです。これらはあくまで職務としての役割であって、イチ個人が急に偉くなるわけではないのです。この点は肝に銘じておいた方が良いでしょう。後述しますが、チームリーダーがチームメンバーから嫌われてしまい、チームメンバーが感情的にチームリーダーを信頼できなくなってしまうと、チームは崩壊に向かいます。基本的に立て直すのは困難を極めます。「大人なんだから・仕事なんだから我慢してやって」は通用しません。
 
特に教員の世界はまだまだ鍋蓋型です。教員一人一人の裁量権が大きく、独立性も高いです。チームリーダーといえども同じ教諭です。(主幹教諭が担うこともありますが)偉くなるという言葉は、教員の世界ではやや馴染まないような気もします。
 東京都では独自の職として主任教諭を配置して職階と職務内容をはっきりとさせています。実情として、小さなチームのリーダーとなることが多い主任教諭や主幹教諭が「偉い」のかというと疑問が残るでしょう。
 では、教頭や副校長、校長が偉いかと言えば、これまた正直言葉を選びます。職務上の上司であり、尊敬できる方が多いものの、「偉い」という表現はどうもしっくりきません。
 久田恵さんの言葉に、「言っていることではなくやっていることがその人の正体・・・(略)・・・🌸 (転載ここまで)

 新年度やる気いっぱいのチームリーダーの方は少しだけ気をつけた方が良いかもしれません。あなたが思っている以上に、チームのメンバーはあなたのことを見ています。偉ぶっているつもりはなくても、そう見られないようにしなければいけませんし、そもそもチームリーダーは決して「偉い」わけではないのです。(自戒の念も込めて書きました)

 本日もお読みいただきありがとうございました。今日のnoteが何かの参考になれば幸いです。
 今日はオーダーメイド枕の調整に行きます。実際に依頼を受けている執筆作業から逃げている自分を奮い立たせるための先行投資をします!
 皆様良い週末をお過ごしください⭐️

 
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?