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結局は「人間力」

 毎週1つの記事を書くことを半年ほど続けてきました。さすがに過去に書いた記事の全てを覚えていることは難しくなりました。同じような内容、タイトルの記事があるかもしれませんがご容赦を。(検索すれば良いのではと言う声はさておき)
 最近、と言っても3週間ほど前に3冊の本を読みました。
・佐藤学『ドラッガーに学ぶ人間学』到知出版
・斉藤徹『だから僕たちは、組織を変えていけるーやる気に満ちた「やさしいチ
ームの」つくりかた』クロスメディア・パブリッシング
・武田信子・多賀一郎『教師の育て方』学事出版

 これらの本は自分磨きと、チーム運営のためにと思って読んでいた本ですが、それぞれ学ぶべき点が多くあり、自分の中では「あたり」の本でした。一冊一冊詳しくは取り上げませんが、共通して言えることは、リーダーと呼ばれる人は「真摯であれ」という一言に尽きます。リーダーというと何だか選ばれた人のような響きを感じますが、そうではありません。教師も一つのクラスのリーダーのような存在です。家族がいる方はお父さんお母さんは家庭のリーダー的存在です。
 私はたまたま職務上一つのチームのリーダーを務めていますが、最近真摯さが欠けているのではないかと感じていました。もちろん、一生懸命に仕事をしているつもりですが、どこか慣れのようなものを感じてしまい、悪い意味で自分の限界を決めてしまっていたような気がします。また、人材育成の部分に関しても後輩の強みにフォーカスするのではなく課題にフォーカスしてしまうことも多くあったように思います。何度か後輩に対して強く指摘した方が良いか・・・と葛藤しましたが、そこはグッと言葉を飲み込んで聞くことに専念しました。その部分は自分を褒めたいです。結局後輩は自分の課題をきちんと自分で理解してその改善に取り組んでいました。自分のスタンスが悪かっただけでした。これも真摯さの欠如だったのかもしれません。
 今までの文章で何気なく「真摯」と書いてきましたが「真摯」とは一体なんでしょうか?私は真摯=人間力だと思います。・・・そう。そうですよね。じゃあ人間力ってなんぞやと感じますよね。
 人間力という言葉を様々な場所で耳にします。ビジネス、教育、医学・・・定義は色々ありそうですが、決して聖人君子にようになりなさいということではありません。人として、「他者を思いやる気持ちと行動力を持ちながら、さらに自分を成長させていく力」のことを人間力と呼ぶのだと思います。感謝の気持ちを述べる、困っている人がいたら助ける、一歩前へ進む勇気を持ち、行動する。そんな人に改めて自分もなりたいなと感じている今日この頃です。結局人としての基礎基本が、巡り巡って自分を助けることになるのでしょう。何度か述べているかもしれませんが、現実世界での人と人との関係が希薄になっている現代だからこそ、その時々で自分のあり方を見つめ直す必要があります。

 今度、研修センターでお話しさせていただく機会を得ました。自分なんかが話せることがあるのだろうかと不安に思う反面、自己成長やチームビルディングに関する話を無理やりねじ込めたら楽しいだろうなと少しワクワクしています。今日は学習発表会です。最高な一日になることを願っています。

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