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元ライター採用担当が教える案件が獲得できない人の特徴

アサヒです。

コピーライターの
採用現場にいた時の話。

アフィリエイトサイトに投稿する
記事の執筆を依頼したい企業が

レベル問わずコピーライターを
採用したいため、同席した。

面接に訪れたのは
2人のコピーライター。

どちらもクラウドワークスなど
企業案件をこなしてきた実績のある
ライターさんたちだ。

ひとつ話しておきたいことは、
この投稿は採用の判断基準についての
話ではないということ。

話を戻していこう。

自分の強みをアピールする際に

「小学生でも理解できる
 わかりやすい文章を書くことです」

そう言いきった。

面接官の眉間にシワがより、
僕もその回答に違和感を感じた。

なぜ違和感を感じたかと言うと
読み手の現実を理解していない
と判断したからだ。

言葉の力はすさまじく
たった一言だけでその人の
人生が見えてしまう。

おそらくこの人は、
本か何かで文章術を学んだのだと思う。

コピーライティングの知識は
しっかりとお持ちだったからだ。

そこは面接担当も評価していたが
前向きな返答はできない様子。


読まれない、が当たり前


この書き手のマインドが
ゴッソリと抜け落ちている
と判断していいだろう。

バイトであろうと本職であろうと
お金をもらう立場であれば、
それはプロの仕事だ。

そこには必ずクライアントの
成果を出せるライターである必要がある。

様々な企業から引っ張りだこになる
ライターは結果を出せる人だけ。

人の趣味嗜好が
文章から動画や音声に
移り変わっている中で、

いかに文章を読み進めてもらい
購入まで持っていけるか、

その技術や経験が重宝される。

要は、文章と動画の
圧倒的な情報量の差を埋めるために

「どれだけシビアに読み手の
 現実に向き合ったきたか」

それを提示できなければ
面接担当は響かないだろう。

Clubhouseのような真新しさを追求した
圧倒的なコンテンツであれば話は変わるが。

今の世の中で、
本当に真新しいコンテンツは
本やネットでは出てこない。

だからこそ、書き手は

わかりやすいこと=読みやすいことではない


ことに気づくべきなのだ。

最初の1文を読みすすめると
気づけば最後までスラスラと
読めた経験はないだろうか?

端から端までビッシリと
文字で埋め尽くされた文章を
目にした時の抵抗感を感じることなく、

話の内容がダイレクトに
脳へとインストールされていく。

この感覚を体験していれば
価値の高い文章を提供できる人になれる。

整理すると、

・わかりやすい文章は読者を能動的
・読みやすい文章は読者を受動的

にするのだ。

つまり、読者が
「よし!今から読むぞ!」
と自発的に読んでいくのではなく、

(そもそも自発的に読まない)

映画を見るかのように
情報が自動的に流れていく、

目が勝手に文章を追っていく

文章こそが読みやすい文章だ。

言葉で伝えることは
本当に奥が深い。

視覚的に見やすくするだけでは
読者を満足させることができない。

少なくとも文章がうまい人は

・能動的にさせる文章
・受動的にさせる文章

の違いを表現できる。

これまで見てきた読みやすい文章を
もう一度、読み返してもらいたい。

受動的にさせる文章であることに
気づけるはずだ。

noteには書く力が
卓越している人がたくさんいる。

その人たちの文章にも
触れてみてほしい。

あなたを「わかりやすい文章」から
卒業させてくれるキッカケがある。

(と、思っている笑)

・・・・・

今回は文章を書き続けている人でも
首を傾げてしまうような特殊な事例を
書いていきました。

少なくとも世界中で2人は
効果を体験しているので、

文章テクニックだけでなく、
マインドも知っておくことで
文章を書く視野が広がれば幸いです。

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