弁理士 石川真一

弁理士の石川です。世間であまり知られることのない、弁理士業務の魅力についてお伝えしたい…

弁理士 石川真一

弁理士の石川です。世間であまり知られることのない、弁理士業務の魅力についてお伝えしたいと思っています。それによって、多くの方、特に若い方に、もっと弁理士のことを知ってもらいたいのです。また、これから弁理士を目指す方に有益な情報もお伝えしたいと思います。

最近の記事

聡明な埼玉県民は、浦高、浦和一女共学化は、埼玉潰しの陰謀だということに気付くべき

埼玉県民として、聡明な埼玉県民にメッセージです。 特にこれといって凄いところがない埼玉県で、唯一、全国に誇れるのが、浦和高校や浦和一女のような男女別学の県立の伝統校の存在です。 県男女共同参画苦情処理委員とは、いったいどんな方達がなっているのでしょうか?もしかして、県外の方でしょうか? 埼玉県教育委員会とはどんな方達がなっているのでしょうか?選挙で選ばれた方達なんでしょうか? 埼玉のことは、埼玉県民の意思で決めましょう。 県民が、自らの手で、天然記念物のような、日本

    • 弁理士業の魅力 外国関連業務(外内出願)

      弁理士の石川です。今日は、外内業務について書きます。正直、私はこれまで、国内案件を中心に扱ってきた弁理士なので、外内出願はそこまで力を入れてきたわけではありません。ですが、私が知りうる範囲でお書きしようと思います。 外内出願は、外国企業が、我が国に対して、特許、意匠、商標、等を出願するものです。これらのお仕事も、弁理士が扱う主要なものになっています。この外内出願を扱えるという弁理士業の魅力についてお書きします。 1.広い視野でお仕事を俯瞰できるようになること外内出願を扱っ

      • スピリチュアル系な方と弁理士の不思議な関係について

        弁理士の石川です。最近、スピリチュアル系の方と良く出会うので、それについての感想です。 元々、私、占い師とか、風水師とか、マイナスイオンがどうのこうのとか、気の流れがどうのこうのとかいう人など、そういったスピリチュアル系の方とは、職業柄、かなり縁遠いとずっと思っていました。 科学的知見に基づいて議論するのが我々のスタンスですから。 もっと言うと、あやしげな職業であるとすら思っていました。でも、それは、弁理士側からみた主観であることに気づきました。そちらの世界の方から見た

        • お互いの権利を尊重できる社会の実現にむけて

          四十代弁理士の石川です。今日は「お互いの権利を尊重できる社会の実現に向けて」という、一見壮大なテーマについて。 連ドラの「それってパクリじゃないですか?」は、知財関係者の間では大いに盛り上がったのではないでしょうか。私も、知財業界でよくある話に、共感したものでした。 パクリは、それだけ我が国でありふれた問題です。 ではなぜ、パクリがそれほど横行しているでしょうか? 1.国民の意識の問題理由としては、国民の知財への意識が低いことに原因があるかと思います。安易に考えている

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          知的財産権は将来の安心を買うための保険である

          40代弁理士の石川です。今日は、知財に全く馴染みのない業界の方から良くある質問とその質問への回答について説明し、それをベースにこれからスモールビジネスをはじめたい方に向けてメッセージを書きます。 これから弁理士を目指す方には、弁理士業への理解の一助となればと思います。 「知的財産権って、取ったところで何か意味があるんでしょうか?」 弁理士の私に対してたびたび投げかけられる質問です。それに対する回答として、私は、以下のような表現で説明するようにしています。 「意味がない

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          中小企業・個人は、『意匠』をどんどん取るべき

          40代弁理士の石川です。ゴールデンウイークの中日の今日は、「中小企業・個人は、意匠をどんどん取るべき」と題して書きます。 令和元年に改正され令和2年4月1日から施行された改正意匠法は、元々意匠法が持っていた優位性に加えて、さらにユーザーフレンドリーな改正が加えられ、中小企業・個人に適したツールとなりました。でも、世間一般からの認知は、十分とはいえません。 意匠の優位性や改正後のメリットについて、改めて説明していきます。 1.費用面での優位性について意匠は、特許・実用新案

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          先使用権と弁理士について

          40代弁理士の石川です。今日は、先使用権と弁理士をテーマに書きたいと思います。 先使用権は、弁理士試験の一大論点ですが、実際に弁理士になってからはこれについてあまり触れることはありません。私個人としては、あえて顧客との関係でも積極的に触れるべきではないと考えています。なぜでしょうか? 1.先使用権の定義と特許制度の根幹について 特許法上の先使用権の定義についてまず確認します。 先使用権は、特許権者の発明と同一内容を、その特許出願前から、いわゆる善意で実施している者(先

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          ホームページのない特許事務所 あしたば国際特許事務所について

          40代弁理士の石川です。今日は私の所属するあしたば国際特許事務所について書きます。(すいません。今日は少しだけ事務所の宣伝させてください。) 私達、あしたば国際特許事務所は、設立から27年目を迎えていますが、令和5年1月時点で、事務所のホームページがありません。 私達は、これまで、ご紹介のみで自分達のビジネスを拡大してきました。 お客様から選ばれる特許事務所として、私達には、3つの約束があります。 1.全案件について5名の弁理士が丁寧に対応します。 2.顧客の利益を重

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          意匠・特許の長所を生かした戦略的活用方法

          40代弁理士の石川です。今日は、意匠・特許の長所を生かした戦略的活用方法と題してコメントします。 意匠法は、令和2年の大改正によって、関連意匠の後出しが認められるなど、大変にユーザフレンドリーな法律になりました。そこで、このように使いやすくなった意匠と、これまでも有効だった特許とをうまく組み合わせて活用していくことが、他社に対する自社の競争優位性を確保するうえで非常に重要になってきています。 そこで、今日は、特許と意匠を有機的に連携させた戦略的権利活用方法・他社けん制方法

          意匠・特許の長所を生かした戦略的活用方法

          商標登録した方がよいビジネス

          40代弁理士の石川です。今日は、商標登録を行なった方がよいビジネスについてコメントします。 商標登録に親和性がないビジネスって何でしょうか? 今の時代、あまりないと思うのですが、強いて挙げるとすれば、地元で古くからやっている商店などで、これからも事業拡大する予定がなく、子供などに事業承継もしない場合です。 一方、商標登録した方が良い場合は、地元に根付いている商店や企業であるがこれから新規分野に進出したい場合、インスタグラムなどのSNSでの集客を考えている場合、子供の世代

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          近年の特許出願件数の減少について

          40代弁理士の石川です。産経新聞で、最近気になる記事を読んだので、その件のシェアについて。 神戸大学の西村和雄先生の研究によれば、ゆとり教育の世代で中学の理数科目の授業数が減少した結果、日本の特許出願件数も減少したということでした。 私、弁理士として、特許出願件数の減少を肌で感じているのですが、企業の出願方針が変化したということで理解をしていました。つまり、特許庁などが説明しているように、「企業が外国出願の比率を高くした結果、日本国への特許出願数が抑制された」ということで

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          弁理士業の魅力 珍しい職業と言われること

          皆さんこんにちは、40代弁理士の石川です。最近、弁理士以外の方と面会した際に、よく相手の方から言われることについて書きます。 名刺交換をして、よく言われるのは、「弁理士さんって珍しいですね~」の一言です。 だいたいこのフレーズから会話が始まります。 私自身、弁理士が珍しいという認識は全く持っていませんでした。なぜなら、弁理士ばかりの職場やコミュニティに身をおいていたからです。 でも、珍しいって言われるのは、悪くないなって思います。「弁理士さんって沢山いるから大変ですね

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          これから弁理士を目指すあなたに

          40代弁理士の石川です。今日は、久しぶりに投稿をします。若い方に、是非弁理士を目指して頂きたいということで、これから弁理士を目指すあなたにというテーマで書きたいと思います。でもその前に、一つQ&Aを。 Q.そもそも、弁理士を目指す価値がありますか? A.あります。私達弁理士は、毎日その資格の恩恵を受けています。業務独占資格ですから、特許庁への出願の手続きは、弁護士を除き、代理業として弁理士以外がすることはできません。また、出願は、安定的に売り上げを立てることができる業務で

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          日本弁理士会の常設相談室について

          40代弁理士の石川です。今日は日本弁理士会の各地域会が運営している常設相談室について書きます。 常設相談室は、日本弁理士会の社会貢献活動の一環として、各地域会に設置されております。相談者の知財に関するお悩みに、弁理士がお答えするものです。相談は一回30分で、相談料は無料となっています。相談者はオンラインで弁理士に相談することも可能ですから、海外からオンラインで相談することも可能です。 常設相談室の相談員になれるのは登録して3年以上の弁理士に限られます。このため、常設相談室

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          弁理士と営業活動について

          40代弁理士の石川です。最近、特に営業活動に力を入れているので、その件に関して。 そのせいもあって、通常業務は滞り、平日に明細書を書く時間がほぼなく、ミーティングを日に何度も行うので毎日の疲労感は尋常ではなく、さらに平日のしわ寄せで週末に明細書を作成しているので、ブログを更新する時間があまりとれません。 最近、営業活動をして良く言われるのは、他の業種の方から見て、弁理士というのは珍しいということです。私が普段、事務所の内外で接している人間には、弁理士しかいないというのに・

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          弁理士の日記念イベント2022に参加してきました!!

          こんにちは、40代弁理士の石川です。久しぶりに、弁理士の話題について書きます。 今日、7月16日(土)に、私の地元の埼玉県越谷市の越谷レイクタウンのイオンで行われた、弁理士の日記念イベントに参加してきました!! 私は、運営には全く携わっておりませんので、完全なお客さん状態。 休日返上でいろいろと運営をしてくださっている委員の先生や事務局の方には、本当に頭が下がります。 昼過ぎ頃に会場に着くと、少し閑散とした雰囲気。大丈夫かな?と思いつつ、自分の子供を先頭にして会場内へ

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