幸花

幸せの花が咲き誇り、世界が優しさに包まれますように。

幸花

幸せの花が咲き誇り、世界が優しさに包まれますように。

最近の記事

命の削れる音がする

それは突然やってきた。 眠りにつこうと横になった途端、涙がとめどなく溢れ出した。 安心できるはずのお布団のなかで、どうしようもなく、涙が止まらない。 悲しいことなんてなにもなかった。 そこに、感情はなかった。 ただひたすらに目から液体が流れていくようだった。 薬を飲み忘れたわけでもないのにこんなことは初めてだった。 薬さえ飲んでいたら、多少無理をしても大丈夫だと、思っていた。 私にとって薬は、毎日飲める栄養ドリンクみたいな存在だった。 それでも、壊れてしまった。 治るのが

    • 愛をとるか、恋をとるか問題

      バチェラージャパンを見ていると、愛か、恋か、この究極の選択に尽きるように思える。 シーズン1では恋を選び、シーズン2では愛を、シーズン3では愛を選んだけどやっぱり恋!みたいな感じだった。 1のもりもりファンの私としては愛を選んどけばよかったのに〜と思う反面、2ではやっぱり恋に正直に選んどけばよかったのに〜と思うからあとの祭りなんだけど。3は1番人間らしいというか。 そうなんだよ、そう。 結婚ってなると愛を選ぶべきだってやっぱり思ってしまうわけで。 でもときめいたり、どきどきし

      • 今を生きること

        今を生きる。 簡単なようで難しい。 私たちは今を生きているようで、 過去を見ていたり、未来を見ていたり、 今、という点にフォーカスするのは意外と難しい。 今を生きる、ということは、 息を吸って、息を吐いて、 今感じるものを味わう、 これに尽きると私は思う。 人間の持つ豊かな感性を最大限発揮して味わうこと。 目の前のことに一生懸命向き合うこと。 それを少しずつ、積み重ねていくこと。 生きているだけで毎日大変なのに、あらゆる課題や困難が身に降りかかる、そんなときもある。 で

        • 行き場のない私たち

          私は高校3年生のとき、勉強のしすぎで脳が悲鳴をあげて、精神科にかかることになった。 そこからずっと、精神科で出してもらう薬を飲んでいる。 薬を飲まないと再発するから、ずっと飲み続けている。 だけど、Facebookで意識の高い人達の記事には、たまに、精神科の薬、例えば抗うつ薬や睡眠導入剤なんかは悪だとすることが書かれている。 そのような薬を飲んだ後に重大な事件を起こしたりする危険もあると。 だって麻薬だから、と。 それを見て私はとても悲しくなった。 だったらどうしろと言うん

        命の削れる音がする

          わたしの夢

          私には夢がある。 小さい頃からの夢。 それは、学校の先生になること。 いつか絶対叶えたい、と思っている。 でもその前に、私は普通の会社員になることを選んだ。 それは、自分が壊れそうだと思ったからだ。 学校の先生の仕事は終わりがない。 今私が先生になったら、頑張りすぎて、リタイアするだろうことが目に見える。 だから、安定して、ちゃんと休みもあって残業代も出る普通の仕事を選んだ。 それにまだ、先生をやるには自分が未熟だ。 私は一度自分の子どもを育ててから先生になりたい。 それに、

          わたしの夢

          働くということ

          仕事ってむつかしいな、と思う。 先の見えない答えに向かう作業。 やる気の出ない作業と戦う日々。 しかしその対価としてお金を頂く。 そう割り切ってもいいのかもしれない。 けれど、どんな仕事なら私は楽しいと思えるのだろう。 仕事頑張ってる? と聞かれる私は、息を吐くように、 はい!頑張ってます!楽しいです! と見栄を張る。 何が楽しいのかわからなくなる。 好きなことを仕事にするか、 得意なことを仕事にするか。 私は今、好きでも得意でもないことを仕事にしている。 なんで働い

          働くということ

          大人になったものだと感じるとき

          私が大人になったものだと感じるとき。 たとえば、常連になったこと。 お気に入りの服屋さんやケーキ屋さんに行くと、顔を覚えてもらっていて、話しかけてもらえるとき。 私、常連だな、と、ほっこりする。 大人になったものだと思う。 そんなこと、社会人になるまではなかったなあ。 社会人になって、 毎月決まったお給料をいただく。 そのお金を自由に使える。 学生の頃とは大きく違って、豊かに生活出来る。 とてもありがたいことだ。 私は顔がどちらかというと童顔なので、 実際

          大人になったものだと感じるとき

          いつだって、私はヒロイン

          小さいころ、朝ドラのヒロインになりたかった。 小さいころ、と言ったが、本音を言うと結構おっきくなってもなりたいと思っていた。 NHK朝の連続テレビ小説を見るようになって、かれこれ10年くらい。 ほとんど欠かさず見ているのは、私も彼女たちのようにヒロインになりたいという夢がずっとあったからだと思う。 今も相変わらず見ているけれど、ヒロインになりたいとはもう思わなくなった。 それは、私だって毎日ヒロインだってことに、気づいたからかもしれない。 _______________

          いつだって、私はヒロイン

          何歳差まで許せますか?

          この疑問を、最近ずっと抱えている。 私が今とても魅力的だと感じる人は、私より30歳も歳上だ。 お父さんでもおかしくない年齢。 でも、年の差なんてどうでもいいことのようにも思える。 普通の常識に当てはめたら、有り得ないかもしれない。 けれど、常識なんてなんの役にたつのだろう。 恋、とも違うような気がするけれど。 ただ、魅力的だと、そう思う。 とりとめもない、徒然草。

          何歳差まで許せますか?

          涙の味が、消えた。

          無性に悲しくなって、寂しくなって、涙が止まらなくなった。 そのときの涙の味は、しょっぱかった。 あと10%。 ギリギリのところで精神が保たれてる。 でもね。 今日、温泉に入って、自然の力で癒されて、 帰りの車で人知れず流した涙には、 味がなかった。 40%くらいまで回復したのかなって思った。 一瞬ね。 それから緩やかに下がってしまって、 今は15%くらい。 ストレスではちきれそうなとき、 みんなはどうしてるんだろう? 今の涙はちょっとしょっぱい。

          涙の味が、消えた。

          ある種の不安と恐れ

          最近、何もかもが上手くいきすぎている。 コツコツと積み上げてきたものが、ひとつずつ、カタチになってきた。 周りの環境にはとても恵まれているし、いろんな物事が順調に運んでいて、不満なんて何一つない。 日常の中に、ちょっとした楽しいことはたくさんあって、ほどよい忙しさが心地よくもある。 だけど。 いいことがあって、気持ちがちょっと高ぶって、 お風呂に入って一息ついたとき、 どくどくと嫌に脈打つのを感じる。 何かの前触れじゃないかと不安になる。 幸せがずっと続くなんて

          ある種の不安と恐れ

          一滴のやさしさと一粒の涙

          あれは、私が初めてミュージカルの舞台に出演したあと、後片付けを終え、劇団員さんのご実家にお邪魔した時のこと。 そこはとってもおしゃれなお家。 なんとパパさんが建築士で、ご自分で設計されたお家とのこと。 暖炉や鏡に大きなテーブル。 どこからともなく漂うお花の香り。 まるでおとぎ話の世界へ迷い込んだようだった。 お料理上手なママさんとパパさんがお食事を作って下さり、集まった劇団員や出演者でごちそうになった。 お食事も終え、一段落ついた頃。 大きなテーブルには食後のデザ

          一滴のやさしさと一粒の涙

          伝え方は一通りじゃないということ。

          「女の子って、すごい。」の続きの話。 あのあと、彼に会ったの。 そして、2日間、一緒に過ごした。 1日目はデートして、2日目は一緒にイベントに参加した。 それでね、思ったの。 好きって伝える必要はないってことに。 今、答えを出す必要はないってことに。 ただただ、隣に居られる、それだけで幸せだった。 こんな時間がいつまでも、いつまでも続けばいい、そう思った。 そこに答えはいらなかった。 だから、私は幸せを満喫した。 ああ、好きだなあ、と、その感覚を味わった

          伝え方は一通りじゃないということ。

          noteって、すごい

          私がnoteに出会ったのは結構前。 ちょっとかっこよくて、ちょっと好きだったりした、あるお兄さんがずーっと書いていたから。 彼は書いたnoteをSNSに逐一投稿してくれるもんだから、私はいつもそこから読んでた。 彼のnoteしか読んだことはなかったし、 彼以外のnoteを読もうとも特別思わなかった。 ちょっと好きな彼が何を考えているのだろう、 という好奇心で読んでみたら、 ああ、彼の考え方は好きだ、 と思ってそれから暇を見つけては一気に読んでる。 彼の投稿ペースはすこ

          noteって、すごい

          女の子って、すごい。

          私は今とてもうきうきしている。 そして、ふわふわしている。 昨日から、もっというと今週のはじめからずっと。 今日は、ずっと好きだった人に会える日。 ずっとわくわくしていたし、 今日はとびっきりのおしゃれをした。 そんな私をななめ上から眺めてみると、 やっぱり好きなんだなあ と、つくづく思う。 ここ数ヶ月、 彼氏がほしい! って漠然と思い続けていたけれど、 直感で好き!という人には出会えないでいた。 薄々感じてはいたけれど、 やっぱりまだその恋が成就してないからなんだ

          女の子って、すごい。

          告白と恋愛観。

          これは、私が高校生だった頃のおはなし。 私はスーパーポジティブな恋愛観を持っていた。 今も根底にはあるんだけど、それからいろんな経験をして、ちょっとは傷ついたりもして、あの頃のアグレッシブさはもうないかな・・・と思っている。 ・・・ さて、みなさん、告白ってします? 自分から、できますか? 待ちますか? 計算してムード作って、相手に言わせますか? 女の子って大概後者なんじゃないかな。 でもね、私は言っちゃうタイプでした。 好きって思ったら好きって言う! 思いは伝

          告白と恋愛観。