大都市圏から田舎へ引っ越して体調不良
僕は2017年にさいたま市から長野県安曇野市へ引っ越しました。俗に言うところの地方移住です。
引っ越して来た最初の年から、引っ越し前には出なかった体調不良が発生するようになってきて、今年は最も酷い状態です。
単純に加齢による体の衰えも関係しているのかもしれませんが、さいたま市と安曇野市の環境の違いによる部分も大きいのではないかとも感じているので、それについてまとめます。
大都市圏から田舎へ引っ越そうか考えているけれども、体調面で不安があるという方の参考になれば。
とはいえ、ヒトという複雑な生き物、当然個体差甚だしいので、田舎に引っ越す前から自覚していた特徴の一部を下記に挙げます。
上記の特徴は持ち続けたまま、さいたま市から長野県へ引っ越して、新たに苦手なものが増えてきました。下に羅列します。
増えてしもうた苦手なものに関して、考察を以下に記します。
(12)~(14)に関しては、中信地域(長野県の松本盆地を中心とした地域)は可住地としてはどうやら日本で最も紫外線が強い様なので、その所為だと思います。当然、関東平野よりも標高が高いし(大体500m~700m)、晴れの日が多く日照時間も長いし、人口が遥かに少ない分空気も澄んでいます。
元来色白で日に焼けると肌がすぐに赤くなる僕は紫外線に弱い類の個体でしょうし、朝から昼の日光によく含まれている気がする白っぽい・青っぽい光線も苦手です(これは↓(15)にも関わる)。
(15)は、最近の自動車のヘッドライトが明るすぎるのと、都市部に比べて街の灯が少ないので、車のライトが際立って暴力的に目に突き刺さるという問題です。雨が降っているとそれが水に反射して更なる地獄です。雨天の夜は運転しないに限る。事故かストレスで死ぬ!
(16)は、その辺に生えている植物の数及び種類が大都市圏とはまるで比較にならない程多いことに起因すると思われます。僕はうら若き頃札幌の大学へ進学したのですが、札幌でも喉の調子が著しく悪くなっていたので(札幌も「中央区」に山があってヒグマがいたりする)。
(17)~(18)も(16)と同じ原因でしょう。
花粉症の悪者・スギは日本中どこにでもありますが、長野県はヒノキも多いですね(木曽ヒノキという名物もあるし)。
それに、僕は元々イネ科が苦手なのに家の前が麦畑と田んぼで、自宅の庭を含めそこら中にイネ科の草が生えています。あと、トウモロコシの栽培もあちこちでされているので、その花粉も関係あるかもしれません。
また、秋・冬の野焼きで枯れたイネ科が燃やされてそこら中に飛散すると喉が腫れます。「あれは雲?それとも煙?」とわからなくなるくらい燃やされるので…。
(19)ですが、これも育った環境より標高が高く気圧が低いことに関係がある気がしています。
余談です。僕が住んでいる所は標高570m位ですが、もう少し高い所に住んでいた知人(高齢者)は標高の高さが原因で失明しかけました。
余談其の二です。1日の中での寒暖差も関東平野より過酷で、例えば春には朝6時で5℃、昼の2時で27℃という時もあります。これに体が痛手を被っている可能性もあります。
もしも医療や衛生管理が今ほど発達していない時代に僕が生まれていたとして、埼玉県から長野県へ引っ越したら、おそらく自然淘汰されたのではないかと思います。そのくらい環境が違います。流石は日本列島。
全部をひっくるめて何が言いたいかというと、ヒトも自然物なので個体差があるし、遺伝というものは全く無視できないので、敏感・繊細・虚弱系の人が居を移すことを考える際は、極めて慎重になった方が宜しいということです。
敏・繊・虚系にとっては、「あの人も田舎に移住して体調良くなったって言ってたから」とか、「だって長野県にだって大昔から人が住んでいたわけでしょ」とかいったフワッとした気休めは通用しないのです。厳しく検討しましょう。
参考になれば幸いです。