あずとおこ

双極性障害Ⅱ型と全般性不安障害をもつ”あず”とバセドウ病の”おこ”の2人の物語を綴って…

あずとおこ

双極性障害Ⅱ型と全般性不安障害をもつ”あず”とバセドウ病の”おこ”の2人の物語を綴っていきます。更新頻度は低いかもしれませんが、同じ悩みを持つ方々と気持ちの共有ができたらいいなぁと一生懸命にやっていきますのでよろしくお願いします:)

最近の記事

国立病院で働く看護師の暴露

独立行政法人国立病院機構にされたこと。国の病院の実態。 わたしが看護師新入社員として独立行政法人国立病院機構のとある田舎の病院に就職したときのこと。 わたしは新卒として上記病院に就職が決まった。 同じ看護学科だった、違う病院へ勤めた同級生たちは1ヶ月前位から入職日までに準備すべきものやオリエンテーションの日時、予定など詳しく説明が乗ったお便りが送られていたようだった。 けれどわたしが勤めた病院はいつになっても一向に入職日までに準備すること、何が必要で当日は何時にどこに行け

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    • ホワイトな見た目のブラックな世界 ~看護が私の人生をボロボロにした~

      憧れの看護師になったあずの精神は、入職した先の病院で壊されてしまった。 あずが双極性障害になった経緯と国立病院の内情を赤裸々に書きました。 全てノンフィクションです。 -----------------------------------✂︎--------------------------------------

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      • 双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.9 ~過換気症候群

        前回の記事はこちら↓ 12月、、、 冬は鬱がひどくなる。 冬季うつ病というものがあるくらいで、冬になると鬱がひどくなる。 日が落ちるのが早い。 寒くて体が動かない。 彼女もそうだった。 症状は悪くなっていた。 ********************************************************************************** 過換気症候群彼女は過換気症候群、いわゆる過呼吸を頻繁に起こすようになっていた。 出会

        • 双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol. ~

          人は一人では生きていけない。 誰かに必要とされなければ、存在は無意味だ。 お互いがお互いを補完しあえる存在でありたい。 僕の言っていることはおかしいのだろうか。 ******************************************************************************* Life 360僕は彼女にGPSアプリを入れようと提案した。 過去に車から飛び出して行方不明になったことがあるからだ。 彼女は悲しい過去を持っ

        国立病院で働く看護師の暴露

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.8 ~鎌倉旅行

          前回の記事 Vol.7 ~断薬による離脱症状かあるいは...はこちら↓ 12月、僕の誕生日に初めて二人で旅行に行った。 バセドウ病の僕はあまり歩き回ることはできないので鎌倉駅周辺を探索して美味しいものを食べる、食三昧の2泊3日だった。 🍵茶屋ひなた 鎌倉駅東口を出て小町通りの左の路地にある小さなお店。 主にそばとパフェが有名のようで、パフェは季節によってことなる。 パスタないの?!って喚いているおばさんがいて騒々しかったがいちごのパフェは美味しかった。 パフェの

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          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.7 ~断薬による離脱症状かあるいは...

          Vol.7は彼女が行方不明になったときの話です。 前回の記事は↓こちら 11月、僕の病気も少し良くなってきたので一緒に出掛けることにした。 薬で下げているとはいえ脈拍は安静にしていても100を超えていたのであまり動くことはできなかったが、一緒にドライブができて楽しかった。 時間は22時。 そろそろ解散しようと公園の駐車場で話していたときだった。 彼女は「おこ君が離れていかないか不安」と言っていた。 僕は安心させるために「そんなことないよ。この前元カノから復縁して

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.7 ~断薬による離脱症状かあるいは...

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.6 ~双極性障害の基礎知識

          Vol.5は初めて希死念慮を目の当たりにして驚きを隠せなませんでした。 つい感情的になってしまった。 そうしてケンカにも発展しましたが、そのおかげで僕は彼女のことを知ろうと努力していなかったんだなと気づくことができました。 今回は彼女の病気についてです。 ********************************** 彼女の病気のことは初めの頃に話してくれていた。 彼女の病名や症状や薬の副作用についても話してくれていた。 そうきょくせいしょうがいにがた。

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.6 ~双極性障害の基礎知識

          死後の世界は幸せなのだろうか

          彼女を助けたくて努力してきたつもりだった。 まずは同棲することを目標にし、そこまでの道のりを細分化し、さらに小さなゴールを作っていった。 進んでいるのかわからない。 それでもやるしかないと思っていた。 だって僕にとって彼女が一番大切だったから。 今日も彼女は死にたがっている。 仕事が嫌なんだって。 仕事を辞められるようにいろんなパターンを想定した。 辞めていい理由も述べた。 お金の心配もいらないと話した。 それでも彼女は辞めようとしなかった。 どうして?

          死後の世界は幸せなのだろうか

          心の余裕はお金から生まれる byにゃんたこす

          彼女は今、死にたがっている。 なにが原因で死にたがっているのかというと 疲れたから。 では何に疲れたのかというと 生きることに。 先週遊んだときはすこぶる元気だった。 それがやはり仕事を始めると自暴自棄になってしまうんだ。 生きることに疲れた生きることに疲れたとはたくさんの意味が含まれている。 大きな要因は、お金だ。 彼女は事故を起こして借金を抱えている。 双極性障害になったからなのか、あるいは内服薬が原因かはわからないが、彼女は計算がうまくできなくなった

          心の余裕はお金から生まれる byにゃんたこす

          僕とコロナと看護師の彼女

          彼女は国立の病院で看護師として働いている。 毎日毎日コロナウイルスの対応で走り回っているそうだ。 この時期の看護師はとても大変。 ■パンデミックライフ病院で働く彼女は毎日コロナの対応で疲労困憊。 彼女曰く「特効薬ができるまでは基本的な予防策を講じる他ない。」とのこと。 それはメディアを通じて国民に伝えなくてはならない。 でなければ国民はパニックになり、病院は人手不足で機能しなくなり、救急の人が診られなくなってしまう。 まさにこれから起ころうとしているのだが。

          僕とコロナと看護師の彼女

          保存されたはずの記事が消えた。 ショックだ。 あんなに頑張って書いたのに...

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          歪んだ世界で生きると誓いあった日

          双極性障害になったあずにとって、この世界で生きることは苦痛だ。 健常者が正しく、精神疾患患者は異常だと決めつけられる。 今も昔もこの世界は変わってはいない。 ◆あずが壊れた原因あずが病気になった原因はあずの職場にある。 あずは看護師として国立病院に入職する。 入職した同月、夜勤勤務が始まり何もわからないまま50人近い患者を先輩と二人で診なければならなくなった。 急変患者が出たときの対応がわからない。 命を預かる身として不安でいっぱいだ。 不安からかあずは不眠と

          歪んだ世界で生きると誓いあった日

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.10~愛だけでは生きていけない

          大切な人を救うにはどうすればいいのだろうか。 最近やることが山積みだ。 でもずっと彼女のことを優先して考えている。 僕にできることはなんなんだろう。 ◆休職中の彼女彼女は双極性障害になり心身共に疲労がたまったので休職することになった。 彼女は働かなければ生きていけないんだとボロボロになりながら言っていた。 何度目だろうか。 何度も何度もすすめてやっと休職届を出してくれた。 これでやっと休めるね。とほっとしたのも束の間。 休職して1週間、働かないで家にいること

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.10~愛だけでは生きていけない

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.5 ~希死念慮とケンカと理解

          こんばんは、おこです。 Vol.5では彼女の持つ希死念慮が初めて登場します。初めての経験で僕も戸惑い感情的になってしまいケンカも初めてしちゃいます... もし前回のnoteを読んでいなければ一度読んでからお進みください。 ********************************** ■希死念慮バセドウ病と診断されメルカゾールという薬の内服を始める僕。 薬を飲むと38.5度あった熱はたちまち下がる。 熱が下がるだけでだいぶ楽になった。 起き上がることもでき

          双極性障害の彼女とバセドウ病の僕 Vol.5 ~希死念慮とケンカと理解

          【希死念慮】死にたいと口にする理由

          ◆希死念慮 希死念慮とは、死にたい、と思う気持ち。 彼女の頭には常に死が存在している。 彼女は何かに取り憑かれたように死にたいと口にする。 幸せと死とを天秤にかけたとき死が勝る。 それが希死念慮。 ※ここから先は希死念慮を抱える彼女を見て僕なりに考えた希死念慮と、希死念慮に到るまでの経緯と、その時に僕が取るべき行動を記したものです。 絶対的なものではありません。ご了承ください。 彼女のブログ:https://azunyankotan.hatenablog.com

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          【希死念慮】死にたいと口にする理由

          双極性障害Ⅱ型の彼女とバセドウ病の僕Vol.4 ~バセドウ病の発覚

          Vol3からの続きになります。まだ読んでいない方はVol3をご覧になってからお進みください。 今回は僕、おこのお話です。 風邪?それとも...かくして付き合うことになった僕らだったが、そんな僕らに運命は試練を与えた。 翌日、僕は38.5℃の熱を出した。 昨日雨に濡れたし仕方ない。仕事から帰った僕は葛根湯とパブロンを飲んで早々に寝ることにした。しかし、翌日も熱は下がらなかった。 仕事もなんとか出られないかと頼まれたのでロキソンを飲んで一時的に熱を下げて出勤した。 5日間

          双極性障害Ⅱ型の彼女とバセドウ病の僕Vol.4 ~バセドウ病の発覚