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過去の自分と仲直りする

こんにちは。あざらしです。精神心理系のお仕事をしています。自分のことや心理系の話題などつらつらと書いています。

いやー。今日で8月は終わりですがまだまだ暑いですね。
暑さだけでも心身ともにぐったりしてしまいますが、今年は本当に様々なことが起きているので、頑張ってみるもののいつもの調子が出ないと思われる方も多いのではないでしょうか。


人は日々成長しています。目に見えるほどの大きな変化は無いかもしれませんが、過去の自分と今を比べてみると違いは分かりやすいですよね。(くれぐれも他人と比べてはいけないですよ。)

しかし、克服したと思っていたことができなくなったり、いつもは受け流せることも真に受けてしまって自己嫌悪するなど、過去の自分に戻ったような感覚になることがあります。

私、成長したなと思っていたのに、昔から何も変わっていないんじゃないか。頑張ったのに無意味だったんじゃないか。
もしかして、この先も変われないんじゃないか。

そんな風にまで思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか…?

過去の自分は今より確かに未熟で、否定したくなる部分も多いかもしれません。
もう大丈夫と思っていたのに、こんなに何度も何度も顔を出すなんて…。
でもそれは、とても大きな意味があるんです。



人間は生まれてすぐから、経験を元に自分の思考パターンを作っていきます。しかも、何度も使った思考パターンは固定化・自動化されていきます。悩んでる間も無い時、すぐに使えるようにです。
そして、うまくいかなくなった時に初めて見直し、更新することになります。
(つまり、うまくいかなくて、『こんな自分ではダメだ。』となった時がチャンスということです。)

見直して更新をしても、固定化されるまではひとつ前のパターンに戻りやすいので注意を払う必要があるし、自分の命が危うくなる位の経験からくるパターンほど、手放しづらいです。

そして、固定化・自動化されたパターンを使うのは、やはり思考力が低下している時。
過去の自分に戻っているような気持ちになる時は、まず自分の心や体が元気で余裕がある状態なのかを確認することが大切だと思います。



急にすべてが上手くいくような魔法はありません。
だから、焦らないこと。
一つ一つ、今の自分ならどう対処する方がいいのか考えて、その都度最善を更新していくのです。

今までのパターンも、過去の自分が不器用ながらも自分を一生懸命守ってくれていたもの。
否定するより、ありがとうという気持ちで手放せたら、きっと過去の自分も今の自分も、前より好きになれるかもしれないですね。

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