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東京路地紀行 48 荒川区

さて、今回も荒川区の井戸と猫がそろった路地です。ここの路地でもやはり現役の井戸、といっても今は非常時用の井戸としてですが。それもここでは路地ごとに2個の井戸がありました。これは萌えますね(^^♪

そしてその井戸の一つのそばに猫。人には馴れているのか、余裕の歩きっぷり。井戸の写真を撮っているあいだも逃げもせず、被写体の一つになってくれました。


隣の路地にはもう一つ井戸がありました。こちらはT字路の場所にあっていかにも井戸端会議をしていたという感じもあります。こちらは煉瓦をはめて井戸からの水の受け口をしっかりと作っています。大事にされていると感じました。

このあたり狭い路地なのですが、新築現場もあり、少しずつですが、路地の雰囲気も変わっていっているようです。

向きを変えて井戸を見るとこんな感じに。新築住宅が絶賛建築中。今頃はもう完成しているでしょうね(この写真を撮ったのは昨年12月)。

クランクになっている路地を抜けていくと仏塔のようなものが見えてきました。地図で確認すると円通寺というお寺のようです。
彰義隊の碑、上野戦争で戦場にあった黒門(鉄砲弾跡がたくさん)などいろいろな記念碑(?)もあって歴史あるお寺のようです。

よく見ると、この仏塔は日本での五重塔とは違って中国にある塔のような形にも見えます。特に金色なのが目立つ!

東京の路地を歩いていると、手前に古いもの(井戸やトタンの家)と奥にタワーマンションの旧新比較構図の写真を撮ることが多いのですが、ここでは
地味目の色(コンクリートのグレー)とキラキラ派手色(仏塔の金色)の組み合わせがよさそうです。

路地を抜けると目の前にその仏塔と寺院の境の万年塀。そしてy字路に出ました。訪れたのは冬の午後。雲一つない青空にも夕暮れが迫ってきていました。


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