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放置されている博物館 ガトウィック空港そば 

イギリスには、いや、世界中にもたくさんあると思う、
いい意味でレトロ、郷愁と哀愁ただようこじんまり博物館が。

当初は決して目指してなかっただろう、時代の流れのうちにおのずと古びれて忘れ去られ、レトロっぽくなってしまった場所。

メジャー博物館は、そんな風にはならない。
展示も時代に合わせて数年経たたないうちに改装されたりするから。

放置された博物館が、イギリスには沢山ある。
「地元の愛好者が収集保存」したものが陳列され埃をかぶっている。

昔は飛行機全盛だったころ、メニューや記念品や、すっちーの制服も

昔は飛行機に乗ることがおおごとだった。
機内で使うカップやカトラリーなどもロゴ入りだったり陶器製だったり
気合がはいっている。

確かに、自分も初めての海外旅行で飛行機に乗ったとき、そのときのプラスチックのコーヒーカップを記念にもち帰えったことがある。使い捨てのカップだった。

飛行機でフルコースの食事をスチュワーデスが運んでくる時代もあったのだ。金属のカトラリーで食べるような本物志向の時もあって、皆の憧れをのせて飛んでいた。

カップも記念で残っていて陳列されている

たいして目玉なものもない、趣味な地元の人たちが、
寄付金など集めてほそぼそ残しているような感じが伝わってくる。

ところどころ、壊れた機体に引退したおじいさんたちが
ボランティアでペンキ塗装をしているようなときもあり

いろんな国に売ったりしたものが壊れたらメンテナンスでまたイギリスに戻ってきたのか、違う国の国旗がついてるものもある。

ロケットみたいな形

こんな博物館はちいさな額の入場料で、のんびり運営しているようだ。
お土産もほとんどない。でも愛好家の地元のおじさんたちには沢山こういう場所でみることができる。

石鹸皿みたいなのはなんぞや。
その昔、飛行機内でタバコ吸っている時代もあったので、もしかしたら灰皿か。今みるとなんか飛行機がたいそうな体験だった時代でちまちま記念品がいじらしくかわいく見える。

カレドニアン航空なんかは今はない 

よけいなお世話だが、こういう博物館はあとどのくらい残るのだろう。
でも古いもの好きのイギリスだから、結構まだまだこの埃をかぶったまま残っていくのかもしれない。

でも、たまにそういうおじいさんに話しを聞くとその昔パイロットだった人とかもいるので興味深い。

敷地内には空港の近くにもう飛ばなくなった飛行機を並べて、そこを博物館にしたような、そんな場所はよくある。

放置されているような展示 

#わたしの旅行記

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