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初デート

ついに今日が来てしまった。

一目惚れした店員さんとの初デートの日。

こんな日が来るなんてあの時は想像もしていなかった。ドラマみたいな展開に、こんなうまくいくわけがないとネガティブ思考になる。












お昼頃目的地に向かう途中の駅で合流、
イタリアンのお店に行く。

ただそれだけしか予定は決まっていない。
その後があるのか、何もしないのか、どうなるのか、何も分からない。

こういうのも、デートの醍醐味なのであろう。










というか、勝手に私は "デート" と名付けているが、脈がない可能性もあるわけだ。
ただ仲良くしたくて2人でイタリアンを食べに行って色々語ろうじゃないか、なんて目的の可能性もある。
なんせ私は自己肯定感も低ければ可愛いと言える容姿では無いし、人付き合いも苦手で死にたい波がよく来る不安定な奴だからだ。

こんな自分、好かれるわけがない。
ましてやこちらから "一目惚れした" "店員さんに"













そんなどん底な自己肯定感ではありつつも、彼を目の前にしたら一応自信ありげで、笑顔で、余裕のある、愛嬌を持った、明るい私で在りたいとは思う。
(出来るか別として)

色々脳内シミュレーションは数をこなしてきた。

そんな脳内シミュレーションを本番で粉々に打ち砕くのが本業こと私、減点されないような1日にする事を1番に考えて、楽しく過ごせたらいいな。










そんなこんなで数時間前に彼から連絡が入った。
バイト後そのまま飲み会が開くことになり、明日の集合時間を1時間遅らせたいとのこと。

そうか。私はノリノリで自分磨きをして楽しみにしていたけど、前日に飲み会に行くくらいか。
集合時間も遅らせられるのか。

私は君とは違って社会人だから時間の大切さを知らないのかな。
なんてメンがヘラっていますが。










今の私は何も知らない。明日のあなたはどうなっていますか?

それじゃあ、行ってきます。

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