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【心に残るプログラムへの想いを語る】アディオスノニーノ

アリョーナ・コストルナヤ選手の「アディオスノニーノ」のご紹介です。
こちらも数々の選手が演じてきた名プログラム。
タンゴ調の美しい音色には、選手の個性が現れます、彼女はジュニア時代にこのプログラムを滑りこなしているからこそ驚きです。
 

見どころ
高く幅もある、流れを止めない美しいジャンプ
ジャンプの前にも難しいステップを組み込んだ高難度のプログラム
軸の定まった、回転が速く美しいスピン

 エテリ門下生の中で唯一個性があって好きなのがこのコストルナヤ選手。
スケート本来の美しさと芯の強さを感じるスケーティングが個人的な好みです。
 
まずは何といっても、女子とは思えない質の高いジャンプ。
そしてすべてのジャンプの前につなぎのステップを組み込んでいるにも関わらず、ランディングは流れのある美しいジャンプです。
流れはもちろんのこと、高さや幅は男子顔負け。
軸がブレることなく、このように美しいジャンプを跳べる選手は希少です。
 
ジャンプだけに目が行きがちですが、彼女はスピンもすごい…!
軸の強いジャンプが跳べるからこそ、スピンにも軸の強さが生かされています。
回転が速く、美しいポジションのスピンはダイナミックにジャンプに隠れて見落とされがちですが、彼女の武器の一つでもあります。
 
スケーティングも無駄のないクリーンなエッジワークです。
ジャンプ、スピン、スケーティングどれをとってもトップレベルのこのプログラム。
昨シーズンはトリプルアクセルを習得して、数々の試合で観客を魅了しました。
 
21-22シーズンは怪我もあり、試合出場は少なかったものの、彼女の演技を楽しませてもらいました。
ジュニア時代はアディオスノニーノやロミオとジュリエットなど、クラシカルな選曲が多かったからこそ、また美しいスケートとクラシカルな雰囲気のプログラムを見たいものです。

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