金指 歩(ライター・編集者)

フリーライター7年目、編集3年目。信託銀行→不動産→証券→IT→いま。編集はオールジャ…

金指 歩(ライター・編集者)

フリーライター7年目、編集3年目。信託銀行→不動産→証券→IT→いま。編集はオールジャンル、執筆は金融記事や企業取材記事が中心。最近法人成りしました→https://write-edit-kana.com/

マガジン

  • 人からもらったお題で書く【エッセイ】

    誰かからお題をもらって書いたエッセイ集です。

  • 人からもらったお題で書く【創作】

    誰かからもらったお題で書いた創作(短編小説)集です。

  • 編集者/ライターの頭の中【エッセイ】

    編集者・ライターの金指(カナサシ)が日頃から考えることをアウトプットしたエッセイ集。いつかZINEにまとめるかも?

  • シリーズ「絶滅危惧種:小児分野の言語聴覚士」

    なぜ小児を見てくれる言語聴覚士となかなか出会えないのだろう……。そんな疑問から生まれた言語聴覚士(ST)に関する連載です。現役の言語聴覚士さんや言語聴覚士に関連する団体、支援を受けている当事者などにお話を伺っています。

最近の記事

わぁぁあわあわあわ「ま、いっか」

これはさっき起こったこと。 今日は日中こそ余裕こいてたくせに、夕方から安定の「やばい、終わらん...」が発動。途中に息子のお迎えと夕食を挟みつつ、22時前まで働いていた。 普通、子どもは20〜21時には寝かせるものという認識はある。そこは申し訳ない。 でも仕事が終わらぬ日だってあるんだ! ごめん!ごめんよ!! そう心の中で息子に謝りつつも、現実では「こら!テレビから離れて!」「ママのスマホ返して!汚れてるー!」などと怒鳴りながら、PCをカタカタ......いや、勢い余

    • 「幸せ感じ力」の高め方

      先日、終末期の患者を診ている在宅医の中村明澄先生に話をうかがった。 そのなかで、多くの患者を看取ってきたなかで、どんな状態でも「今が一番幸せ」と思えている人がいて、その人は幸せそうに逝くという話を聞いて、「そんな聖人いるの?」と驚いた。 「幸せ感じ力」に関する記述はこちら。 私が大人になってからきちんと「死」に向き合ったのは、2023年1月に義母が亡くなったとき。そのときに感じた「後悔」も、上の記事のなかで質問させてもらっている。 今年に入ってから、とにかく多くの「死

      • 誰が為の二日酔い

        「あいたたた……」 痛む頭を抑えながら、私は身を起こした。 すでに昼の12時。でもまだまだ眠いし、昨日の深酒がしっかりと体に残っている。 おもむろに立ち上がると、視界がぐあんぐあんとした。 右奥の部屋からは、シャワーの音がする。 「ああ、なんて面白いことになってしまったんだろう」 ーーーーー 7月某日。都内某所。 私は一世一代の勝負の臨んでいた。 令和5年度司法試験予備試験、短答式試験。 この1年半、この日のためにすべてを捧げてきた。正確にいえば、捧げないと私がどうに

        • シャンパンガーネットとローズクォーツ

          約6年間、ほとんどアクセサリーをつけていなかった。 アクセサリーは別にきらいではない。ピアスとネックレスは好きで、某300円均一でたびたび買っていた。 でもリングはとにかく苦手。指に何かはまっている異物感が気になるし、なんだかかゆくなる気がする。だから婚約指輪はもちろん、結婚指輪すら持っていなかった。 ピアスとネックレスをつけなくなったのは、完全に妊娠・出産の影響だ。 出産前から「アクセサリーなんてめんどくさっ」となり、仕事のときだけかろうじてつけるように。 そして

        わぁぁあわあわあわ「ま、いっか」

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          編集の価値をゴリゴリ伝えたい〜でも伝わらない〜

          2023年12月、とうとう法人成りして、株式会社となりの編プロを立ち上げた。 2024年2月、最低限の状況を整えたので、ようやく法人として事業を開始。 ちなみに事業年度は12月(私の誕生月)〜11月(息子の誕生月)。3月を外したかっただけなんだけど、つい好きな月に紐付けてしまった。 「となりの編プロ」という会社名は、1年ほど前に先輩ライターさんとの会話のなかで思いついたものだ。当時は適当に命名したけれど、今思うと私のやりたいことにかなり沿っていると感じる。 まず「となりの

          編集の価値をゴリゴリ伝えたい〜でも伝わらない〜

          爆誕

          他者と自分。ある出来事と自分に起こったこと。人間関係や物事を二項対立的に捉えると、余計な気持ちが湧き上がる気がする。 例えば、自分よりも仕事ができる後輩と比較して嫉妬したり、残念な結果を見てへこんだり。はたまた、苦しんでいる人を見て「私はここまでつらくない」とホッとしたり。 どれも人間らしい感情で嫌いになれないのだけど、それによって自分が勝手に一喜一憂していてつらいのであれば、「不要」という言葉でまるめて捨てたほうがいいんじゃないかなと思っている。 私は昨年、第二子の妊

          お金は天使?それとも悪魔?

          信託銀行員時代、お金を「貸す」「預かる」という、正反対の営業を経験した。 社会人1〜2年目は「貸す」側である、住宅ローンの営業担当者だった。毎週土日はどこかしらのマンションギャラリーや住宅展示場へ行き、マイホームを購入したい方を対象に、住宅ローンの相談に乗ったり、契約を巻いたりしていた。 新築物件を買うときに住宅ローンを組む人は、実に9割を超える。よほどのお金持ちでない限り、私たち金融機関の住宅ローンは「なくてはならない存在」だと思う。 だからすごくやりがいを感じていた

          お金は天使?それとも悪魔?

          爆上げ上等

          毎日何かしらの仕事を淡々とこなしている。 「こなす」というと業務的すぎるかもしれない。でも冷静にサクサクやらないと終わらなかったりするので、あえてのこなしプレイ。 時には、原稿や人との会話などをきっかけに「うわ、ほんと最悪ーーー」となり、そこから仕事に身が入らなくなることも。時間が取られるので本当に困る。 でも逆に「うわまじこれキターーー!!!」という感じで、テンションが爆上がるときもある。 私はどんなときにテンションが上がるのか?おそらく、2パターンに分かれる。

          吐き倒れ韓国

          20代のとき、当時好きだった人と韓国のソウルに行った。 1泊3日の弾丸旅行。私は仕事に忙殺されてなかなか休みが取れなかったので、「この日程なら行けちゃうじゃん!」と、嬉々として予約した。 飛行機は深夜発で、着いたら当然のごとく早朝。お店もほとんど空いていないので「この時間からいったい何をするんだい?」という感じ。 そして季節は冬。韓国は東京よりも寒く、分厚い雪が積もっていた。普通のタウンブーツを履いてきてしまったので、つるつるに滑って歩きにくかった。 彼は何度目かの韓

          密やかな“Je te veux(あなたがほしい)”

          202×年@ピアノ教室。ピアノの先生と生徒。 「ねえ先生、次に練習する“Je te veux”、これさあ、学校で掃除の時間に流れる曲なんだよね。だからちょっと嫌なんだけど」 「そう?私は好きなんだけどな。エリック・サティの上品なワルツ」 「たしかに皆でホウキ持って踊ってるけど」 「でしょ?まあ、ちょっと練習してみてよ」 「はあーい」 200×年@高校の音楽室。学校の先生と生徒。 「あれ、珍しい人がピアノ弾いてる…」 「なんだよ、国語の教師だってピアノを弾けたりするんだぞ

          密やかな“Je te veux(あなたがほしい)”

          ソリストになる覚悟はあるか?

          最近、仕事に対する姿勢や目標、対外的なコンセプトなどを考えることが続いていました。昨日もXのスペースで話す機会をいただいたので、その前後で考えたことをここに書こうと思います。ちょいと自分語りになりますが、お許しを...。 私は小さい頃から音楽が、特に楽器を演奏するのが好きで、高校から大学までオーケストラ部に所属していました。 はい、「...音楽なんてよくわからんよ」って思った方が98%くらいですよね。極力わかるように書くので、離脱しないで...すんません...! オーケ

          ソリストになる覚悟はあるか?

          少しの汚れのいとおしさ

          ピカピカのキッチンと、汚れのあるキッチン。みなさんはどちらが好きだろうか。おそらく多くの人は前者だと思う。 うちのキッチンは大してきれいではない。コンロはコゲがついてるし、壁面には汁物が少し飛んだ跡があるし、シンクもピカピカとはいえない。置いてある食器や調味料も、どことなく使い込まれている。きちんと掃除しろよ、と自分でも思う。 でもこの前、仲良しのライターさんがうちに遊びにきてくれたとき、うちのキッチンを見て言った。 「ちゃんと使ってるキッチンでいいね!」 私はその言葉

          少しの汚れのいとおしさ

          嘘のないコミュニケーションをとりたい

          私は元来、ものすごく素直な人間だ。 幼少期、対外的には模範生みたいだったけれど、家ではわりと素直な暴君だったと思う。 学生時代、就活で唯一の内定をくれた元勤務先の人事担当者に採用理由を聞いたら「うーん、素直だったからかなぁ」と言われた。そもそも採用理由を直球で聞くのも、少しどうにかしている。 ちなみに内定者懇親会のときには、ゲストで参加してくださった女性管理職に「お給料には満足していますか?」と聞いたこともある。これは素直というよりおばかだ。 話を戻すと、基本的には素

          嘘のないコミュニケーションをとりたい

          破られた名刺の先に

          今日、高校〜大学の同級生で、7年間同じ部活に所属していた戦友とランチした。 お互い、だいぶ前から隅田川のすぐ横に住んでいたんだけれど、「近いからいつでも会えるじゃん」と思って、もう10年以上会っておらず笑 今回たまたま「会おうぜ」となり、お互いママチャリで中間地点に集合して、とんかつを喰らってきた。 我々はオーケストラ部のトランペット(彼女)とビオラ(私)だった。お互いの楽器を愛して、でも上には上がいる苦しさを感じながら、音楽と向き合っていた気がする。 彼女は明るくて

          2023年はエッセイ元年、2024年はまさかの「創作元年」

          ライターになってからの約6年間、ずっとずーっとクライアントワークに取り組み、商業記事の制作に没頭していました。 それと並行して、エッセイ本(ZINE)の執筆に初めて挑戦したのが2023年11月。ぱらぱらとコラムを書くことはあったけれど、一貫したテーマで自分の体験や感情を具体化するのは、初めての経験でした。結果、30Pくらいしか書けず、自分の中で納得感はあったけれど悔しい結果に。 すでに2024年5月の文学フリマ@東京には申し込み済みで(ブースは抽選だけど、まあなんとかなる

          2023年はエッセイ元年、2024年はまさかの「創作元年」

          一周忌

          2023年1月6日、義母が亡くなった。 68歳、死因は大腸がん。 前年11月に検査で判明し、11月末に開腹手術を試みたものの、すでに時遅しという状況だった。 そこからあれよあれよと悪くなり、だんだん会話ができなくなって、あっという間に亡くなってしまった。 私は本当に、ほんとうーーーーーに、義母が大好きだった。とても。ものすごく。超絶ミラクルスーパーハイパー好きだった。 生粋の大阪人である義母は、絵に描いたような「大阪のおばちゃん」。 いつも元気でニコニコしてて、声が