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山と海のある有難い土地で、小さな人との暮らしを楽しんでいます。 山のある暮らしと、育児…

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山と海のある有難い土地で、小さな人との暮らしを楽しんでいます。 山のある暮らしと、育児の記録。ときどき、おうちご飯。

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  • 育児日記_0歳

最近の記事

小さな君への小さな秘密

子の慣らし保育中、仕事が始まるまでのわずかな期間。カフェでのお茶を楽しんでいる。 ぽてっとした生クリームが可愛いショートケーキを食べながら、 大好物の苺を見ては指差し「ぎ!」と声をあげる子を思い出す。 回らない舌で「いちご」と言おうとすると、うん、確かに「ぎ」になるな。 甘酸っぱいいちごは、そのまま食べても美味しいけれど、 甘いクリームと一緒になると、また格別に美味しいのだよ。 このおいしさは、小さな君にはまだ秘密。

    • 煩わしさも引き受けて、地域の中で、他者と楽しく生きる

      『あそびの生まれる場所-「お客様」時代の公共マネジメント』 西川正 副題の素晴らしいこの本は、2023年に読んだ本のなかで、一番私のあり方を変えてくれた本。あそびには興味のない人でも、"市民""民主主義""地域""つながり""居場所"みたいなキーワードが気になったら、手に取ってみてほしい。 ・ 0歳児を抱えて時間を持て余し、大人も子どもも人と交流できるところ、遊べる場所を求めて「子ども支援」と名のつく場に足を運んでいた頃。 "居心地が悪い、ここが嫌だ"などと、家に帰って

      • その辺の公園で泥んこ遊び

        雨上がりの恒例になった、水たまりどろんこ遊び。笑 親子で大笑いしながら水遊びを楽しんでいたら、 背丈が同じくらいの子と、そのお母さんが駆け寄ってきてくれた。 泥んこになっても問題ない服装できている私たちと違い、とっても素敵な格好をした親子だから、私の方が慌ててしまう。。。 でも、「いいよいいよ!洗えばいい!」とおっしゃるお母さんの雰囲気につられてか、お子さんも水たまりにダイブ!笑 全身水浸しでキラッキラの笑顔。笑 ちょっと立ち寄るくらいのはずが、私たちがあんまりにも楽

        • ネバネバ、ねちっこい、「ね?」

          備忘録。 念を押したいとき、〜〜だよ?と伝えたあと、無言の小さな人に向かって、「ね?」と言ってしまうことがある。(最も多いのは食事中。"ご飯を落として遊ぶのは、あなただけが楽しくて、他の人は楽しくないよ。ご飯はみんなで楽しく食べよ?"とか。"いただいた命は大切にしよ?" とか。) この、口をついて出てくる「ね」の音は一体なんなのだろう、と言いながらいつも気になっていた。 やまとことば50音辞典でひくと、「な行」の持つねばっこい雰囲気がもっとも強くでているのが「ね」だとい

        小さな君への小さな秘密

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        • 育児日記_0歳
          12本

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          この世に生まれて1年の、小さな人との外遊び

          お気に入りの遊歩道。 ベビーカーから降りた小さな人は、てくてくと歩き出す。 道に転がる小石を触り、舗装された道をほじる。ほじった小石を排水口に落としたり、手から放して転がる様子を眺めたりする。 植えられた木の根本をじーっと観察して、ほーっと感嘆の声を出す。 散歩中の犬にむかって指差し、「わんわん!」と大きな声をあげ、ときに一緒に遊ばせてもらう。慈愛に満ちた表情で犬を撫でることもあれば、人懐こい子犬に身をすり寄せられ困惑することも。 犬とお別れをするとまた歩き出す。草木

          この世に生まれて1年の、小さな人との外遊び

          人の尊厳を守ることと、福祉職について

          保活、二つ目の備忘録。 人間の尊厳と、福祉職について。 ・ 子どもの乳幼児期は、本当に大事な時期だと思う。 自分と人への信頼の土台になる、愛されている感覚だけでなく、五感や言語や運動機能、いろんなものの土台が作られる時期に、乳幼児がどのような環境で過ごすのかって、きっとすごく大きなことなのだと思う。 土台につまずきを抱える人と出会うことも多い仕事をしているからなお一層思う。せめて、このほんの数年だけでも、目一杯愛されて、大切にされ、できれば土や草木にふれ、美味しい空気

          人の尊厳を守ることと、福祉職について

          1年

          小さな人がお腹の外に出てきて、1年。 できれば月毎の記録は残しておきたいな、と思っていたけれど、2ヶ月が過ぎてしまった。 でも、11月22日は、小さな人がこの世界に来てくれた大切な日。おめでとう。 ・ ここ2ヶ月は、階段をのぼるようになり、段差をおりるときには、くるっと後ろを向いて後ろ足で降りるようになり。両手にものを持ったまましゃがみ、ふと気がつくと立ってる、ということも増えた。 記憶が発達したのか、見えないものでも存在している、ということが分かるようになり、物を

          10ヶ月

          10ヶ月検診も終え、0歳の期間もあと2ヶ月。9月は、初めて入った海で、これまでの人生で最高の笑顔を見せ、波打ち際でそれはそれは楽しそうに遊び、芝生では目でトンボをおいかけ、牧場や動物園では動物たちをじっと観察。街を歩くと常に何か発見があるようで、目を大きく開けてキョロキョロ。共に出かけることがより楽しくなってきた1ヶ月だった。 始めは手足がばらばらに動いていたハイハイだったけれども、左足と右手、右足と左手をバランスよく動かせるようになり、ずり這い7割ハイハイ3割だったところ

          10ヶ月

          9ヶ月

          生後9ヶ月。小さな人がハイハイをせずにつかまり立ちを始めてしまったことをきっかけに、家ばかりで過ごしていたことを反省して、日中の外遊び再開。近所の芝生でのびのびと過ごしたり、幼稚園のイベントでどろんこ遊びをしたり。子どもとの外遊び大好きな私にとっても、楽しい1ヶ月だった。 家の中ではずり這いしかしなかったけれど、芝生の上に連れて行くと、ハイハイをするようになって一安心。 少し前までは室内ではずり這いだったけれど、今はどこでも十歩くらいはいはいで進んで、そのあとずり這いになる

          8ヶ月

          この間7ヶ月の記録を書いたばかりなのに、もう生後8ヶ月を過ぎている。毎日が飛ぶように過ぎてしまう。 先月、四つん這いの姿勢ができるようになったから、そこからはいはいをするのかと思いきや、まだはいはいにはいたらない。それはそれは力強いずり這いで家中を這い回っている。 前に進めるようになると、今度は上にあがりたくなるようで、高さのある場所に手を乗せて、膝立ちをしたり、正座をするように。 同時に、四つん這いの状態から、右足だけ前に出して足の裏をつき、お座りの練習をはじめた。 お座

          7ヶ月

          義母に庭で山椒の実がなっていると教わり、嬉々としてとらせてもらう。山椒は大好きだけれど、山椒の実がどのようになるのかは、この歳になって初めて知った。 "冷凍できるのだから、ついでに木の芽もたくさんとっていきなさい"と言っていただき、山椒の木の葉のことを木の芽ということも、恥ずかしながら初めて知る。 爽やかな香りを放ち、遠くからでも"美味しそう"と感じさせるこの木は、身を守るためか、たくさんの棘を纏っている。 ちょっぴり棘にさされつつ、てんとう虫の幼虫のような虫たちと分け

          生活とは、生きること

          義母に庭で山椒の実がなっていると教わり、嬉々としてとらせてもらう。山椒は大好きだけれど、山椒の実がどのようになるのかは、この歳になって初めて知った。 "冷凍できるのだから、ついでに木の芽もたくさんとっていきなさい"と言っていただき、山椒の木の葉のことを木の芽ということも、恥ずかしながら初めて知る。 爽やかな香りを放ち、遠くからでも"美味しそう"と感じさせるこの木は、身を守るためか、たくさんの棘を纏っている。 ちょっぴり棘にさされつつ、てんとう虫の幼虫のような虫たちと分け

          生活とは、生きること

          6ヶ月

          生後6ヶ月。 より一層表情が豊かになり、言葉は話せずとも表情で気持ちを伝えてくる。 はじめは右足、ついで左足を見つけ、仰向けで足を掴んでゆらゆらしている。 夜眠ることもとても上手になった。ご機嫌にすやーっと眠る日も、泣いてしまう日もあるけれど、19時になったらお布団に寝かして、おやすみーと部屋を出ると10分前後で一人で眠れるように。眠り続ける時間はまだ波があるけれど、6.7時間から、9.10時間までまとまって眠っている。 でも何よりも、自分の体を自分で動かす術を身につ

          5ヶ月

          あっという間に生後5ヶ月。 大きく変わると書いて大変。 我が家の小さな人にとって大変化の時期で、より多くの支えが必要だったようで、先月に比べてとても甘えん坊になった月だった。 4ヶ月を迎える手前の初めての寝返りから約2週間後。仰向けに床に下ろされると、昼夜問わず体が勝手にうつ伏せになってしまう、という現象が起きて、小さな人と二人でへろへろに。さらに2週間がすぎた今では自分の意思で寝返りができるようになったようで、体を丸めて上手にうつ伏せになってニコニコしている。うつ伏せで

          4ヶ月

          小さな人が我が家にやってきてはや4ヶ月。 病気や怪我なく成長しているのは本当に有り難くて嬉しいこと。 でも、できれば時を止めたいと願ってしまうくらい、本当に可愛い。 両手を組めるようになり、組んだまま口に入れて探究するようになった。さしだされたおもちゃに手を伸ばせるようになった。首が座りかけ、寝返りも寝返り返りもできるようになった。自分の家とそうでない場所、馴染みの人とのそうでない人の区別もできるようになりつつある。 授乳中に顔をあげると母親がいることにも気がついたようで

          3ヶ月

          小さな人との暮らしが始まって早くも3ヶ月。 時を止めたいくらい毎日可愛くてたまらなくて、同時に毎日の変化もすごく嬉しくて、とても幸せ。 追視ができるようになり、おもちゃを手で持てるようになり、うつ伏せで首をあげるのが上手になり、声色を使い分けられるようになり、左手も発見してなめまわし…腹筋が強くなってきて…とまあ、書いているときりがないくらい毎日色んな変化がある。 たっくさんお話をするようになって、感情表現もうんと豊かになり、可愛いおしゃべりや満面の笑みに毎日射抜かれてい