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扉を開けて!!進学のためにやったこと

7歳のあの日、公宅ゆえ住むところもなくなり、高校にも行けないと言われたが、大学院まで卒業できた。他人の言葉や経済的事情は、人生を諦めるための言い訳にしてはいけない。その道は誰も同情してくれないが、達成したときあらゆる人がこちらを振り返り囲む。「どうやって昇ったの?」と。
…………
要は簡単だった。お金がないなら稼ぐ。貯める。遣わない。

大学進学から大学生活はこうだ。

自分には進学しなければ取れない資格が必須だった。だから18歳のとき、若い女性だからこそできる効率の良い方法を選んだ。携帯電話のキャンペーンガールになろう。
それは、綺麗な世界から程遠い体力と気力、時間を大量に消費する過酷な日々だった。立っているだけでも良いが、それではしんどいのに時間が過ぎない。
暇疲れをすると仕事は続かない。だから、携帯の冊子をパラパラ見てキーワードを抑えMCに活かした。さらに、自分が欲しい物さえわからないお客様に必要な携帯電話を導くべく、会話から欲しい物を引き出し1つに決める。
こうして売れるコツをつかめば後は稼ぐのみ。キャンペーンガールに就職するよう打診されるくらい売り上げた。

……………
次は大学院進学のための準備。

奨学金を借りるための「推薦書」&大学院入試願書に添付する「推薦書」が欲しかった。
しかしバイトと勉強に明けくれ、教授と接する時間がなくツテがなかった。だからツテをつくることにした。
全ての教授を吟味し、最高位の方を決めた。
これは私の感覚でしかないが、中間層はあらゆることに非協力的で書類はシュレッダー行きだ。他方で最高位の方はどんなにご多忙でも振り向いてくださる。

決めたらあとは実行のみ。
お時間を取らせないため自画自賛した推薦文を用意し、署名を貰えば終わるようにする。
当該教授が大学にいらっしゃる日、絶対に逃さないため職員室前で3時間の待機。持ってる中で1番可愛い服とピンヒールを選び覚悟していった。

「なんで僕が書くのでしょう」今現在でもテレビにも出ている当該教授は、困惑気味ではあったがスラスラ書いてくださった。
…………
この他にも今日の生活と未来のために沢山のことをクリアした。あの時だからできたことばかりだ。

コロナ禍で進学を諦めた、休学した、働いていたら勉強時間がない。そんな話をよく聞く。
しかし、それで本当にあなたの人生はいいのだろうか?
学がないと取れない資格があるし、諦めても誰も同情してくれない。奨学金の種類も稼ぎ方も沢山あるのに体を張る労働がないそれだけでギブしてしまうのか?
さらに、働いていても合格した人間はいる。

今しか出来ない、しかし、今だからこそできることがある。この時にはもう戻れない。
そして、それは、大人も同じこと。
他人や世間の言う目標を奪う様な普通より、自分の意志と思いを尊重して欲しい。
……………
いっぱいいろんなことがあるよ。しかし、あらゆる事情その全てが、人生を諦める言い訳にはならない。
如何なる経済的事情があろうと、如何なる環境で生きていようと、夢を手放なしてはいけない。

悲しみに沈むのではなく、苦悩に埋もれるのではなく、扉を開けて!それは壁じゃない、ただの扉。押せば開くのだから。

とても嬉しいので、嬉しいことに使わせて下さい(^^)