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食事ってたのしい!のきもちを育む



3月はどの保育園でも
年長さんからのリクエスト給食をやっているのではないでしょうか?


私も先日、リクエストメニューのアンケートをとりました。


私の中で「食事」は

それによって
健康の基盤を築いてほしい
って気持ちと
生活の中での楽しみにであってほしい
という気持ちが、

同じくらいの割合であります。


でも
アンケート結果を見て、ちょっとショックだった(笑)
99.9%がたのしみ(笑)(笑)

ハンバーガー
チーズ入りのハンバーグ
からあげ
フライドポテト
カレー
ナポリタン
ミートソーススパゲティ
グラタン
ドリア
ピザ
お寿司
餃子
シュウマイ etc…


面白いくらいに洋食ばかり
(お寿司は一応和食だけど…ね。)
某有名ハンバーガーチェーンの名前も書いてあったよ(苦笑)

先日研修で話した保育士さんによると
今の5歳児はハンバーガーをつぶして食べることを知っているらしい😂
(食べやすくなるんだよね)


分かりきっていることだから
今さら、和食離れを嘆いたりはしないけど


保育園以外での食事が垣間見えるものだった…
(働くママは忙しいもんね。仕方ないのかな…。)


私の好きなバラエティー番組でも
某スーパーの人気商品ランキングみたいなコーナーがあって
自分は買わないけど、面白くて見たりする。

その番組ではね、出来合いのパスタやピザをおいしそうに頬張る子供(少し?結構?体大き目)が映っていて…
すごく悲しい気持ち、というか不安?恐怖?を感じる。

それは
子供の将来に対してもだし
そんな食事を大事な我が子に食べさせていて、ニコニコしている親に対しても…

スーパーでも世代、男女を問わず
買い物かごに菓子パンが入っていたりするけれど

やっぱり不安になる。
全然関係ない人なんだけど、関係なくないんだよね…


(でもこれは私の価値観であって、決して他人に強制するものではないと思っているよ。
でも、もしかしたら「あ、あっちの方がなんかいいな。」って思ってもらえることもあるかもって期待はしている。)


菓子パンは食事にはならないからね。
糖質しかないから。
カロリーしかないから。
エンプティカロリーだよ。
しかも栄養素を補給できないだけではなくて
それを消化するために、もともと体の中にあったビタミンやミネラルまでも消耗してしまうから…

エナジードリンクも
血糖値がバクあがりして、元気になった気がしているだけ。
私たちの優秀な体はその後で
血糖値を元に戻そうと頑張ってくれる。
(インスリンをたくさん出さなければいけなくなって、すい臓は疲弊してしまう…)


結局、商品をたくさん売って儲けたい企業に
踊らされていることが多すぎる。
(自社の食品を家族にはあんまり食べてもらいたくないと考えるサラリーマンがいるのも、良くある話)

大企業の商品だから安心って考え方も
あんまりおすすめできない。

むしろ最近は、小さい生産者さんが
生産者の維持とプライドをかけてすごくいいものを作ってくれていることが多いんじゃないかな?と思う。

だから私はいち消費者として、
そんなかっこいい生産者さんをたくさん応援できたらいいな。

目先のこと(安さ、便利さ)を求めすぎていると
必ず後でそのしわ寄せがあると思う。

地球単位で。

(でもこれって、そもそも生活もままならないような人たちにも同じことを言えるかって言われたら、もちろん言えない。そうやって貧困の問題にも興味を持ちはじめて…ほんとにすべての事象は繋がりあっているんだなって最近思う。)



話はだいぶそれたようですが、

もちろん食事は楽しんでほしい。
でも、今のみんな(みんながみんなじゃないけれど)の楽しみ方は
私から見ると少し歪んでいるんだ。


シンプルで簡単な食事
季節の1番おいしいものを質素に食べる食事
素材の味がちゃんとする食事
食材をよく見て、ポテンシャルに合わせた調理がされた食事 etc…

本来はこれが、1番贅沢で幸せなことのように思う。

年中同じ顔の、味が濃ーい洋食や
スコーン!ってひと口目から甘~いお菓子や飲み物よりも
よっぽど豊かなんです。

でも人間、たまには刺激的な味付けも食べたくなるんです。
それも当たり前。
毎日ストレスフルすぎるもん。
本来の感覚だって、自分の気持ちだって、麻痺して分からなくなる時もある。

でもその後、
ある程度健康な人は元の食事に戻りたくなる

どこかで調律がずれてしまうと
ずっとその食事を欲するようになってしまう…
(でも、少しの努力でいつでも戻ってこられるはず)


これを伝えていくためには
やっぱり、子供の食育の前に大人の食育が必要です。


子供の
生まれた時のままのピュアで繊細な味覚を
少しでも守っていきたいと思う。

そして大人も
もうピュアさを失ってしまったからって悲観するのではなくて

やさしい、想いのあるごはんを食べる日を重ねていけば
またそのピュアさが帰ってくる。

そんなことを知ってもらいたい。



えいえいおー。



第13回目は、コンソメやソース等の
たまにの楽しみたちでした〇

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