猫可物件を探すことの大変さについて
ペット不可物件でペットを飼う件についてtwitterで話題になっていた。
ニャンズと暮らして1年半弱で2回家探しをしたときのことを書こうと思う。
ペット可物件の種類について
ペット可物件は大きく2つに分けられる。比較的建てられて長い時間が経ったいわゆる不人気物件に、お客さんをつけるためにペット可にする場合と、最初からペット可として売り出すためにフル装備(犬なら外で足が洗えるようにとか、猫ならキャットドアがあったり、壁紙がニオイを吸うものだったり)で仕上げた物件だ。後者は装備の分、家賃が同等の広さの物件よりも高い。私のように単身で猫2匹飼うには家賃面で前者の物件から選ぶことになる。在宅の仕事なので、駅からの5分じゃないとと言うこだわりもなかったし、古さより広さ重視だったので大きな問題はなかった。
ペット可物件数は圧倒的に少ない
都内での話になるが、だいたい賃貸物件を探す際にペット可にチェックするだけで該当物件は1/10くらいになってしまう。しかも、「ペット可」だからといってまだ安心はできない。犬のみ飼育可能で、猫は不可というペット可物件は案外多いのだ。さらにいえば、猫可のハードルを超えた後でも、多頭飼い(2匹以上飼うこと)はNGということはザラにある。多頭を隠して家を探す人もいるようだけど、窓ぎわに2匹顔を覗かせるのを見るたび焦るくらいなら、最初から申告した方がいいと思っている。
つまり私は、ペット可▶︎猫飼育可▶︎多頭飼OK の物件を探さなければならなかった。(しかもフリーランスだったので審査にも不安を抱えていた。)
猫と暮らすという体験の稀有さ
そもそも、どうして猫可物件が少ないのかを考えたときに猫と暮らす体験って意外となくて、そういう大家さんは想像の中の猫のマイナスイメージで猫可に出来ないのかなと。猫って汚しそうとか、ニオイそうとか、爪研ぎで柱がボロボロにされそうとかね。あと、2匹いたら2倍汚しそうとか。実際1匹増えるごとに敷金が1ヶ月増える物件もあった。私は専門業者じゃ無いからわからないけど敷金2ヶ月分もかかる修繕でどれだけ大規模なんだろうか。個体差もあるだろうけど、ねこはキレイ好きなのでほとんどニオイはしないし、足音も爪の出し入れが出来て肉球があるのでほぼ皆無、鳴き声も小さいし、爪研ぎもお気に入りを与えてあげればいい。そんな現実を知って欲しくて、私は猫と暮らす体験をしてもらうべく家に人を呼びまくっている。(たまに、猫アレルギーが発覚する人も)
実際の私の物件探し
今住んでいる物件も内見は1件だけだった。エリアや間取りのこだわりがあったこともあり、図面はたくさん見たが足を運んだのは1件。私よりも年上で駅からも10分以上かかり和室だったけれど、日当たりも良く静かで広く、隣のお宅にわんちゃんがいることもあり、動物への理解がある環境だなと思って即決した。敷金は通常なら1ヶ月だが、ペットと暮らす場合はプラス1ヶ月だった。襖に穴が開いてもそれで転居時に直してもらえるならいいかと、おおらかにいられるので結果オーライだと思っている。(フリーランスで初めての物件探しで不安だったが、確定申告の書類でちゃんと収入を確認してもらえた。)
まとめ
こんだけ物件探しは大変だからペット不可物件にペットと住むのは仕方ないと言いたいわけではない。これだけの障害を越えて猫を愛せるのかを問いたい。便宜上ペットという言葉を使ったが、この言葉もあまり好きじゃない。大事な家族だから。覚悟を持って家族を迎え入れて欲しい。
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