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天気の悪口を言わない?

 最近、指針にしている小林正観さんの本で、五戒(不平不満、悪口、愚痴を言わない)を気をつけている毎日である。その中で「天気の悪口を言っていませんか?毎日、暑くていやになっちゃう・・・とか」とあり、それは神様への悪口ということになるとあった。
 これはうっかり、みんなで言い合ってたなと思い、気をつけていた今年、この暑さである。

 言いたい、しかし、言わない。
「今日も暑いね!」と言っている。いやだとは言っていない。
「早く、秋がくればいいなあ!」いやだとは言っていない笑。

 いや、全く、そう決心した途端のこの暑さ。
 神様も相当、私を試そうとしている。

 人生に何が起こっても、平静に受け止められるチカラを神様は我々に期待しているように思えてならない。
 小林さんの本をその後も買って、熟読しているが、彼がわかったことで、びっくりしたことがいくつか書いてあった。(「幸せが150%になる不思議な話」より)

 親子の関係は「神と人との関係」の見本でもあること。

 神様の声が聞こえるようになったKさんという方がいて、彼は、初めいろいろな人の相談に無料でのっていたのだそうだ。その相談の量が多くなり、お礼も置いていくようになった時に、彼は、このままいけば、自分は教祖になって金儲けができると思いついた。その時に、病気になり、半身がうまく動かなくなった。神様に聞いたら、「お前が元気だったら、この力を金儲けにつかっていただろう?」という答えが返ってきたそうだ。
 どうやら神様の力は金儲けに使ってはいけないらしいのである。

 その彼が、神様に、こんな質問をした。
「神様、私はあなたをなんとお呼びすればいいですか?」
 神様は次のように答えた。

「キリストは私を父と呼んだ。
 あなたは日本人だから、おやじとでもよべばどうか。」

 神様=おやじ!?

 凄い、真剣な本当の話なんだろうけれどウケる。
 正観さんは、それを聞いて、そうか、神と人間の関係は親子関係のようなものなのだと確信を持ったそうである。

 そのために人間は親子関係を各自、結ぶことになっているのかもしれない。神との関係を学習するために。

 そう考えるといろいろな親子がこの世界にあると思うが、ごく一般的に考えると、親は、子供に、無条件に手を差し伸べているのだろうと思う。

 しかし、我々は、親にはなかなかありがとうとお礼を言えずに大人になったり、死に目に会えなかったりしている。この関係を神様に置き換えてみると、当然のように神の恩恵を受けてお礼も何も言わない子供と言うのは神様も寂しいのかもしれない。
 
 親が喜ぶようなことを、神にすればいいのである。

 神という何か遠いものが、少し身近に感じられないだろうか。
 神との付き合い方が、なんだかわかりやすくなった。

 もう一つは、人は自分の運命をすべて決めて生まれてきているということがわかったそうだ。

 どんなに落ち込むことや、酷いことが、自分の身に起きても、それをすべて自分の魂が選択して決めているということだったら、受け入れるしかない。しかし、自分の魂は、よりによって、なぜ、そんなシナリオを書いたのか。それを自分で探さなければいけないということだ。

 そうやって、自分の運命を全てうけいれて、自分の人生の謎を解いた時、魂は現世を卒業するのかもしれない( ^ω^)・・・。

 この、暑い夏を受け入れるか。

 昨日、美容院に行って髪を切ったのだが、いつもシャンプーしてくれるサキちゃんのお父さんが、屋根裏での仕事で、毎日40度の気温の中で働いているという。だからもうカラダが慣れているらしく、家で冷房をかけると寒いって言うし、美容院は冷房が効いていて涼しいけれど、自分の家は暑いんですよ、と言っていた。

 なに?お父さんは、この暑い夏を受け入れて仕事している?
 この暑さ、人は慣れるんだ?

 ううむ。
 仕事は容赦ない。
 自由人だけに、この暑さに対して何の対策も考えていないけれど、案外、人間の肝が据わるだけで、いろんなことをクリアできるのかもしれないなと考えた今日でした。

 
 

 

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