12月の短歌✧♡
今日は月に一度の短歌の会であった。(2023.12.5)
忘年会も兼ねて、夏と同じ料亭で、スコシ贅沢なランチを食べる会として行われた。句集ができる7月に一度、体験していたので、同じ短歌会に参加する友人と、一次会でお酒を飲まなくても、二次会をやって、飲んでもいいし、車置いて行こうと、ダンナに2人、会場まで送ってもらった。
まず、始まったのは、12月の句の合評会。
食事前の30分で行うために、誰かに朗読だけしてもらって、先生の評を頂いた。会の皆さんの句のいくつかを紹介する。
食事が始まってみると、実に、日本酒のつまみにぴったりなおかずの面々、ああ、もったいないなあと思いながら、お味噌汁とご飯のお供として食べた。できればビールで乾杯してスタートしたいところだが、この会はあくまでも歌を創る真面目な会なのである。
「でっかい大根取ったぞ」という会話文が入っていること、秋洋洋(あきようよう)という言葉がいい。元気な子供たちの姿が目に見えるようだ。
この句を読むことになったのは、偶然、メガネ、トレーナー、インナー、ズボン、靴下まで柿色(オレンジ)の私。
偶然はまったシンクロニシティ!
11月も柿を干していた作者、柿色も好きだったのね?
いつも面白いヒトがちょっとロマンチックな歌を詠んでいたから、たまにこういう恋を感じさせる歌もいいね、と先生。
珈琲に溶かしているのはやはり甘~いもの?
私は、男同士の友情みたいな気がしたけど笑、解釈は人、それぞれ。
作者は、12月の短歌は、必ず母のことを詠んでいるとのこと。
お母様の年が一つづつ増えていっているそう。
誕生日のある12月に必ず母の歌が入ってくると云うエピソードが素敵だ。しかも、母と語り合えているのがいい。お母様の健やかさが羨ましい。
前回も、今回も、お隣に座ったKさん。彼女とはあちこちで偶然会い、この短歌の会で、出会った人の中で、一番親しみを感じている。
お酒が好きなんですね~と、2人で話が盛り上がった。
「歌とかカラオケも好きなの!でも、働いている時ならともかく、今はいっしょにカラオケとか行く人もいないし」
「え~っ!私も今、カラオケにはまってるんですよ!」
「じゃ、こんど一緒に行く?」
「今日行きますか!今度がいつになるかわからないし」
「あら、いいわね♪」と、話がとんとん拍子にw。
二次会で飲む話どうなった?笑
水引草がはっきりとわからないけど小さな粒がついたような花の形かな?その実なのか花が次々赤くなるのが目に浮かぶ。それを一つひとつ紅つけてという表現が素敵だなと思った。
えりりん先生の歌。宅配便やいろいろなものの音声案内。
そのどこまでも分け入って選択していくあの面倒くささ。
それを密林と称した先生に座布団一枚!かっこええわ笑!さっすが!
秋、あるあるな風景!
特に、一面のもみじ葉は、ほんとうに綺麗。
色も形も。
最近、姉がチビ黒猫を買うようになったし、noterさんたちにも猫を飼っている人が多い。目に刺さりくる初雪に、猫が驚いた!上の句が秀逸。
猫が懐へ飛び込んでくるなんてなんてかわゆいんでしょ( ´艸`)
河童の語源ってそうだったの!?そんな民がいたんだという驚き。
髪を結ってはいけない人間以下に差別された民が河童の語源とは!
なんだか衝撃を受けた。80代でお年を召しているため会に出席がままならない方の短歌。ふと思ったのがコロナ禍にズームの会議とかよくあったけど、こういう時にも、ズームを使うことが有効に思った。
まあ、これは、今の令和世代の人々がお年を召した時にはできるようになっているのではないだろうか?
さて、今月の私の歌。
「詠むほどの風雅に遠き日常は詠めば少しだけうつくしくなる」
実感が伴っている。
ほんと、そうなんです。
私の生活は全然、普通だけど、短歌がかたわらにあるだけで、ちょっと風雅を帯びると思っています。
今日の余興を先生が考えてきてくださった。
このカッコに入る七文字を各自考えて発表すること。
おかげで、ちょっと食べながらみんなとおしゃべりしようと思っていたが、ついつい無口で考える方に廻る笑(これはこれで会の意図と違っているような笑)
皆の考えた7文字は、
1.後姿を
2.合気の演武
3.拙き歌を(あやのん)
4.朗読の声
5.手作り指輪
6.鼻緒が浮かび
7.浴衣姿を
8.スカート丈を
9.犬の水着を
10.つけまつげつけ
11.モンローみたいと
と、色々でした。
私はその後、K さんとカラオケに行って、秋田ひろむの歌を練習して楽しく帰りました。
この短歌の会の人たちとも、次第に打ち解けてきたなと思います。