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紅葉狩り✧♡

 秋晴れの日に、
「今日とか八甲田山にドライブに行くと最高だろうな」
 と、ダンナと話していた。

 でも、どうせ、山を越えるなら、姉の顔見て、美味しいものを食べて帰って来たいよね?
 早速、姉の予定をlineでチェックし、次の日の朝、行く約束をする。

 ダンナの作ったサンドイッチやお握りを食べ、お茶を飲みながら、十和田廻りの山越えの道を走る。

田代平を経由する

 あいにくの雨の日で八甲田山は霧に煙っている。霧の中を走り、何も見えないのかと思っていたら、時々晴れて、紅葉が見える。


 晴れてたら、もっと美しかったろう。

ほぼ、ピンボケ写真笑

 いつもは会わない、暖色の木々がお出迎え。
 大抵は、緑を浴びて走るのに、今回は暖色をたっぷり浴びて通り過ぎてきた。絶好の紅葉シーズンの週末とあってか、いつもは会わない大型の観光バスと何台も出会う。

 確かにこの時期の十和田湖の通行は制限があるし、ホテルも高くてなかなか取れないのである。
 
 それにしても、この紅葉のベストシーズンって、1週間も無いのではないだろうか?
 先週、奈良美智展に行くために山を越えた時は、まだまだ、と言う感じだったが、一週間で、そろそろ旬か?と言う光景になっている。

 あちらこちらから、霧が立ち上り、朝だったけれど、
「霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」という百人一首の札を思い出す。

 これがつまり、晩秋の景色なのかな?

 雨が降り続ける寒い日で、
 弘前に到着した我々は、姉と3人で、
 白馬龍神温泉で、心も体もあったまったのであった。

 仕事で働く義兄のために、テイクアウトできるから、今日は、かつやで飲もう!と3人でタクシーに乗る。

 瓶ビールを注文して、飲みながら、とんかつを待つ幸せ。

 紅葉狩りと、姉の顔見るのと、温泉に入るのと、カツを食べるのと、

 どれも、重要な用事であったと改めて思うのであった。

 3人で、瓶ビール2本。お銚子、一合徳利6本。
 棒かつ、2本。特ロース、1つ。ヒレカツ、1つ。
 おしんこ、1つ。キャベツ一皿お代わり。
 お通し、3つ。(昆布とカツ節の煮付け)
 義兄にロース1つとチキンカツ1つをテイクアウト。

 1万1000円で帰ってきた。

 1人3,700円ぐらい?
 あのカツの旨さで、安いんじゃないかなw。

 ほとんど、私は塩で食べた。
 うみゃい!
 かつ心は、またしばし、満足である。

 帰りは、義兄が仕事帰りに立ち寄ってくれて、乗せてもらって帰ってから、またみんなで楽しく、ウイスキーを少し飲んだ。
 姉と会うと楽しくていつも飲みすぎてしまうので、ダンナ2人が先に寝た後、2人で、しばし、お茶でもなく、お湯を飲んだ笑。

 このnoteでも、姉がよくコメントをくれて、話をしているが、今回は、顔を見て、温泉でも、かつやでも、家でも、たっぷり話をして帰ってきた。

 お盆、正月はもちろんのこと、桜が咲いたとか、お彼岸とか、事あれば弘前に行きたくなるのである。
 そして、できれば、母の故郷の車力村まで、車を走らせたい。
 それが理想。

 そこで、母の親戚に会って、仏壇を拝んできたいのである。
 母は亡くなったけど、この、母の故郷との細い糸を切らしてはもったいない気がするのである。

 そして、それをなぜか、この夜、うちのダンナが我々姉妹2人に、力説するのであった。

 自分の親や、親戚のことは、意外とどうでもいいのに、うちの先祖だけ大事にするのは、不思議なことだよなあと思って、ダンナを見ている。

 そうしてみると、ダンナは、三男坊で、お兄さんも2人いるし、お姉さんも1人いるから、おれは、お前のうちに入る発言をした時から、うちのダンナは、私側の、先祖の巻きに入ったのかもしれないと思った。

 歓迎するよ。きみ、うちに、よく来たね笑。

 うちは、先祖やお盆を大切にする家庭だから、君も大事にされる。

 次の日の午前8時ごろ、弘前を発って、八戸に帰ってきたが、山ではなく、下の高速の道を通って帰ってきた。

 最後の山越えだったかもしれない。

 今日のニュースで、昨日の八甲田山が初冠雪だということを知った。
                           (2023.10.22)