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なんかスキ

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よくわからないけど、スキだと直観的に感じた記事を集めてみた。  何がスキなのかは、集めているうちに気が付くかもしれない大笑。
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2023年4月の記事一覧

BLUE GIANT─言葉の衝撃に貫かれた3月某日

横っ面を張り倒され、そのあと思い切り抱きしめられた感覚──。 それが私の『BLUE GIANT』の感想、いや体験である。 実際、誰かに張り倒されたことなんかないけれど、多分、そういう衝撃だった。 『BLUE GIANT』はビッグコミックで2013年から連載された石塚真一によるジャズを描いた漫画。このシリーズはまだ完結していない(2023.3.25現在)。アニメは今年2023年2月から公開されて今も上映中である。 とある理由からこの作品を避けていた。でも遅ればせながら3月

少しBlueなSunday

カメラ片手に街を。

【漫遊後記】越後の消えた浜に「毒けし売りの娘たち」の幻影を追って

 遅ればせながら、去る「小さな旅」の一場面まつわる物語について綴らせて頂きます。 1:序  年度末の狂騒曲が終わろうとしているタイミングで、急遽足を向けることになった新潟の地。かろうじて一泊の猶予を得ることができたので、半ば運転士役というお役目ではありましたが、僅かながらも ” 親父の時間 ” を確保した次第。  思えば、北陸方面へ向かうのは17年ぶりのこと。それ故、訪れたい場所が相応に溜まっていたこともあり、主役(次男坊)の予定に支障をきたさぬ様に、目論見の場所を巡るこ

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たてにながいえほん『わふ』

怪しげなホストのスカウトについていったらペンネームができた話 #2

(前回) 「お兄さん、めっちゃかっこいいですね」 胡散臭いスカウトマン(通称シド)におだてられ、僕は歌舞伎町の奥の奥にある雑居ビルの中に招き入れられた。 そこで待ち構えていたのは、夜の蝶たちがゆらゆらと飛び交う、眩くも汗臭い世界だった……。

¥100

阿佐ヶ谷・とある事件を目撃した神社~東京を念入りに散歩する~

馬橋稲荷神社(阿佐ヶ谷) 東京を、誰よりも念入りに散歩してみようと思う。 はじめての試みなので、個人的に思い入れのある場所から始めたい。 十八歳で上京した僕が、一人暮らしを始めた街、杉並区阿佐ヶ谷である。 若かった僕は、この街でたくさんのお酒を飲んだ。そして、たくさんの人と出会った。「一番街」では何度酔いつぶれたか分かったもんじゃないけれど、楽しい思い出は数えきれないほどたっぷりある。 JR阿佐ヶ谷駅から高円寺方面に6分ほど歩くと、ひっそりとした住宅街のなかに、馬橋稲荷

別所温泉 旅館 花屋(別所♨️)投宿

先週末は奈良のブルーノートに初めて行きました。 ここは2016年に京都より移転された老舗となります。 このキャパ40名弱の小箱にスーパースターである森山さんと板橋さんが来られるということで、はるばる奈良町まで行ってきました。 奈良町へは家から淀川→木津川沿いにブロンプトンで行くこともできますが、今回は電車での入城です。 思い返せば、大阪の居酒屋が完全に閉まっていた時代、NOリストリクションの奈良町まで数時間かけてサイクリングに出掛け、そのご褒美としての生ビールをGKG

まったり とろとろ 甘いカレー

テーブルの上には何年使っているか分からないアルミ鍋。 蓋を開けるとほかほかのカレー。 ふわ~っいつもの匂いが漂ってくる。 具材はじゃがいも、にんじん、たまねぎ、ぶたにく。 ルーはどろどろ。片栗粉のかたまりが所々にある。 おたまですくって自分のごはんによそう。 いただきます。 まったりしたルーとやわらかめのごはんが絡み合う。 ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが正解。 あっというまに完食。なにより心が満たされた。 やっぱり母の作ったカレーが一番。 ごちそうさまでした。

とんかつに恋をして

もう7,8年くらいになるか、定期的にとんかつ屋さんに食べに行く「東京とんかつキャラバン」という取り組みをやっている。なんか大仰な銘を打ったりしているけど、実態は時々一人でとんかつを食べに行って、それをインスタにあげたりあげなかったりするくらいで、別になんてことない。でも、「とんかつを食べに行く」という行為はおれにとって特別で、非日常で、そしてロマンである。だから、そういうふうに、遊びに名前をつけて一人で勝手に楽しんでいる。今日は、そんなとんかつの話がしたい。 あのー昔にジョ