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千葉県、お茶の間の旅日記

近場ってなかなか出かけることってあんまりなくて。

今まで、日本の色んなところに旅に出てきた。東北一周したり、四国一周したり、北海道に行ったり、瀬戸内を回ってみたり、沖縄だったり。

でも、よくよく考えてみたら、関東近郊ってなかなか行ったことないな、とふと思った。気になるゲストハウスだったり、行ってみたい場所は色々あるのに、結局は自宅があるとなかなか近場で宿泊を伴う旅に出かけることって無いなぁと。

今日は平日のただの月曜日だけど、明日が建国記念日で祝日ということで意を決して有休を申請してお休みを勝ち取り、見事4連休になった。飛びの祝日にお休みくっつけて連休にしたの、社会人生活4年目にして初めてで、ちょっとどきどきした。こんな日にお休みしていいの?本当にいいの??っていう気持ちになりつつも、お休みがとれて、4連休が訪れて、超ハッピー。うれしい気持ちでいっぱい。昨日も今日も明日もまだお休みなのめっちゃうれしい。

というわけで、今回はちょっと近場に行ってみようということで、千葉に行ってきました。

今まで、千葉なんて成田空港かディズニーか幕張メッセくらいにしか行ったことなくて。むしろそれ以外に全然行く機会がなくて。

でも、ずっとずっと気になっていたゲストハウスがあったから。千葉県の勝浦に。青春18きっぷで行くにはちょっと近すぎるし、かといって18きっぷの時期じゃない時期に鈍行に3時間揺られていくのもなんかあれだし、どのタイミングで行こうかなって、悩みに悩んでなかなか行けていなかった。

でも、今ちょうど千葉県ふっこう割でお得に泊まれるコースがあるということを知って。

そんなわけで、ずっと気になっていたゲストハウス『お茶の間ゲストハウス』にようやく訪れてきました。

2名様1室 ご1泊 朝夕食付き 駐車場1台込み ふっこう割プラン 1100円

HPでこんな表示見たら行かないという選択肢はなかった。

2名1室食事つきで1100円って、「は???????大丈夫???????」みたいな気持ちになった。すごい。ふっこう割つよい。


東京都内からレンタカーを借りて、ドライブすること約3時間。

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目の前に広がるきれいな海に感動しながら、到着した目的のお宿、お茶の間ゲストハウス。

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看板犬のあられちゃんが、とってもかわいい。

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​この日はたまたま地域の行事が行われるということで、急遽参加することに。女将さんに「地域の行事があるんです」とだけ言われて、特に何が行われるのか全くわからなかったけれど、せっかくだから「行きます!」と元気よく返事。

「ここから車で5分くらいのところなんで、一緒に行きましょう」

と女将さんが運転する車に、当日の宿泊者みんなで乗り合い。

今日は何があるんですか?と聞いてみたら「くしはまでかーさんでーなんです」と。

ちょっと、初耳の単語ばかりで何も聞き取れなかった。

夜の浜辺について、これどうぞと手渡された絵馬に、なんだかよくわからないけどお願い事を記入。なんのために何をするのか全くわからないから、何を願ったらいいのか全くわからなくてすごく戸惑ってしまった。

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無難なお願い事しかかけなかった。

「18時から点火なので、この絵馬燃やします」

女将さんにそう言われて「えっ」って思っていたら、浜辺に組まれていたなんだか大きな木の山が燃やされ始めた。

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千葉の勝浦、串浜の火山台(カーサンデー)。

節分の後に、大漁祈願や家内安全を願う、この地域の伝統的な行事だそう。

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こんなに近くで大きな火を見ることなんて今まででなかったから、その大きさと熱さと、燃え盛る火の美しさにすごく圧倒された。いつまでも見てられるなという気持ちになって、火が危ないってこういうことなのかと思った。三島由紀夫が金閣寺を放火したくなる気持ちもわかる。(三島由紀夫は金閣寺放火事件を元に小説『金閣寺』を書いただけだから別に放火はしていなけれど)

こんな行事があったなんて全然知らなかったけれど、ちょうど良い時期に来れたなと、ちょっとラッキーな気持ち。


お宿に戻ってからは、女将さん特製の晩御飯をいただきます。

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何を食べてもすごくおいしくて、とってもお腹いっぱいになった。
あまりにもおいしすぎて、食べることに夢中になりすぎて、写真がこの1枚しか撮れなかったのがすごく後悔。

本当においしかった。あと、千葉の地酒もたくさん用意されていた。

23時半頃に宿のすぐそばの線路を走る電車の終電を持って、消灯。

海辺は寒かったけれど、お布団の中に入れてもらった湯たんぽでぬっくぬく。暖かなお布団で、一瞬で夢の中。


翌朝、始発の電車がすぐそばの線路を通る音で起床。

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あったかいお布団から出たくなくて、ぬるい湯たんぽを足でつんつんしながらまどろむ幸せな時間。

意を決してお布団から出て、歯磨きをして、朝ご飯の時間。

昨晩同様、女将さんの手作りの朝食。

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朝からなんてごちそうなんだろう……!

お魚がおいしすぎて「食べると無くなってしまう……」と、食べ進めるのをためらってしまうくらい、おいしい朝ご飯。幸せ。

お茶の間ゲストハウスは、本当にご飯がおいしい。とにかくご飯がおいしい。冬だからとっても寒かったけれど、この女将さんの手料理を食べに、またここに来たいなと思った。


チェックアウトして、東京に帰る道中のドライブで、色んなところに寄り道。

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お昼ご飯に食べた刺身定食、めっちゃお刺身分厚い。

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とってもおいしかった。


千葉、ずっとおいしいものを食べていた気がする。日本って、どこに行っても何を食べてもおいしいから、本当に素晴らしい国だなあって、旅に出る度に思っている。

近場だからって全然行っていなかった関東近郊、今回行けてすごくよかったなって思う。

東京に拠点を構えている今のうちに、もっといろんなところに行ってみたい。「関東近郊ならここに行け!」みたいなオススメスポットがあれば、ぜひ教えていただきたい。


良い旅でした。


今日もおつかれさまでした。


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