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ダルマさんのいるお寺、勝尾寺へ

何年も、「もう一度行きたい」と思い続けていたお寺があった。

そこは、ダルマで有名な勝尾寺。大阪府箕面市の、山の奥にあるお寺。広い境内のそこら中にいるダルマが飾られていて、その異様な光景に、初めて来たときは「何ここ!」とびっくりしながら楽しく境内を歩き回った記憶がある。

初めて来たあの時は、まだわたしがカメラを始める前だった。だから、カメラを手に入れてから、ずっとこのお寺のことを思い続けていた。「勝尾寺に、ダルマさんを撮りに行きたい」と。

そして、ついにこの夏、その念願が叶い、勝尾寺に訪れる機会に恵まれた。35度を超える猛暑日だったけれど、暑いのも忘れてしまうくらい、それはそれは楽しく歩き回り、シャッターを切りまくった。撮った写真の枚数は、100枚を余裕で超えていた。

せっかくなので、その中から厳選したいくつかの写真を、ここに載せようと思う。

小さなダルマさんたちが並ぶ
木漏れ日が綺麗
ふと目を向けると、ダルマさんがいる

勝尾寺は、「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として信仰されている。受験、厄除け、病気、スポーツなどなど。でも、ここで言う「勝つ」は、他者に勝つことではなく、「自分の弱い心に打ち勝つ」ことなのだそう。勝尾寺に来て、ダルマを購入し、願いを込めて片目を入れる。そして、己の弱い心に打ち勝ち、願いが叶ったら、もう片方の目を入れる。そして、この勝尾寺の勝ちダルマ奉納棚にお供えする。

勝ちダルマ奉納棚

このお寺には、たくさんの人が、己の弱い心に打ち勝ち、願いを叶えた証であるダルマが見られる。

この大小様々な勝ちダルマから、なんだかものすごくパワーがもらえるような気がしている。

娘ちゃん、ダルマさんからパワーをもらうの図

境内のいたるところにいる、この小さなダルマさんたちは、実はおみくじだったりする。

ひとつ500円で購入できるダルマみくじ。ダルマさんをひっくり返すと、お尻の部分におみくじが入っている。

おみくじの内容を確認した後、このダルマさんは持ち帰ってもいいし、境内の好きな場所に置いて帰ってもいい。

境内に置かれたこのダルマみくじの小さなダルマさんたちは、毎年12月の中旬に集められ、年末にお炊き上げされるのだそう。だから、年始にはダルマさんの少ない境内が、12月上旬にはダルマさんで溢れた境内が見られるみたい。わたしが勝尾寺に訪れたのは7月下旬なので、数か月後にはここからさらにダルマさんの数が増えるのかと思うと、なかなか信じがたい光景だなぁと思う。

鐘の下のわさわさしている群衆は、もちろんダルマさんたち
集合体恐怖症の方、すみません
石垣の隙間にも、もちろんダルマさん
木の隙間にだって入り込んじゃいます
集まっちゃうよ
文字にだってなっちゃうよ
鳥居にも登っちゃうよ
流れる水の傍だってへっちゃら!
ひときわ大きな勝ちダルマ 大きな願い、叶ったんだね

見ているだけで、歩いているだけで楽しくなってしまう勝尾寺。一緒に行った娘ちゃんは、歩くたびにダルマさんを見つけては「あ!ダルマさん!」と楽しそうに指をさしていた。「ダルマさん、いっぱーい!!!」と、幼児の心をも虜にする勝尾寺。また違う季節にも訪れられたらいいなと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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