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大阪から長距離ドライブで行く、3泊4日の長崎帰省旅の記録

今年のお盆休みは、生まれ故郷の長崎に家族みんなで帰省した。

長崎には今年のGWにも波佐見陶器まつりを目的に行ったので、約3か月ぶり。

今までは年に一度しか行かない場所に、今年は2回も行けてハッピーだった。

そんな今回の3泊4日の帰省旅の様子をここに記録として残しておく。行きと帰りは車中泊だったので、実際のところは3泊5日だけれど、まぁそういう細かいことは気にしない。

今回の帰省は、大阪から長崎まで、車で長距離ドライブ。「今回の帰省は」なんて書き方をしたから、今回だけ特別に車で行ったみたいなニュアンスになっちゃってるけど、長崎に帰る時は毎回長距離ドライブ。しかも、わたしの父が1人で運転する。父、タフすぎる。まじですごい。いつもありがとう。

さて、今回も、夜中の1時頃に実家の車にみんなで乗り込んで、大阪を出発。1歳の娘ちゃんも、チャイルドシートに乗せられ、寝たまま一緒に移動。

車中泊になるので、ネックピローを持って行こうと思っていたはずなのに、車に乗り込む直前に自宅に忘れてきたことに気づいて、悲しい気持ちになった。これはどうしようもない。結局、ネックピローがないので、頭のポジションが定まらなくって、車の中では全然眠れなかった。数時間ぼんやりとうとうとしたって感じ。

そして、気づけば朝になり、サービスエリアで洗顔したり歯磨きしたり、娘ちゃんの朝ご飯を食べさせたり。車内でパンをかじりつつ、11時くらいに長崎のおばあちゃんのお家に到着。

3ヶ月ぶりだから、長崎自体はそんなに久しぶりではないのだけれど、夏の長崎に来るのは久しぶりだった。おばあちゃんのお家のすぐ隣には、よく茂った田んぼがいつものように広がっていた。

おばあちゃんのお家でお昼ご飯のお素麵をいただき、その後は全員がお疲れモードだったので、それぞれお昼寝をしたり、ぼんやりしたり、お家の周りをお散歩したりと、まったりモード。

特に何もしないまま時間だけが流れていき(贅沢な時間の使い方!)、気づけば陽が傾き始めた。

夜ごはんは予約してくれていたオードブルに、おいしいと評判のから揚げ屋さんのから揚げ、おばあちゃんが作った煮しめとお吸い物。どれもおいしかった。

お風呂に入り、この日は早めに就寝。お布団に入った後の記憶が全くないので、きっと気絶するように眠ったんだと思う。

長崎2日目。

この日はみんなでお出かけ予定だったので、朝食を食べて身支度を整えたあとは、みんなで車に乗り込んで、九十九島水族館海きららへ。

せっかくおばあちゃんたちも一緒に水族館に来たので、一緒に色々とゆっくり周れたらいいな、なんて思っていたけれど、テンション爆上げの1歳児がいると、そんなわけにもいかなかった。

大きな水槽に1人で走って向かって行き、ガラスに手をついて「お~!」と言いながら目の前を泳いでいくお魚さんを眺めたり、ふれあいコーナーでお水に手を付けて嬉しそうにしたり、初めてヒトデを触って興味津々だったり、お着換えが必要なくらいTシャツがびしょびしょに濡れたりもした。

持って行ったベビーカーには一切乗ろうとせず、自分の足で行きたいところに走っていき、館内の階段を何度も上り下りし、とっても楽しそうだった。

せっかくの水族館だから、お魚さんの写真も撮るぞ!とルンルンしていたけれど、娘ちゃんを追いかけていたら全然撮れなかった。唯一撮ったのがこの1枚だけ。

海きららはこじんまりとしたサラッと回れる規模の水族館なのだけれど、娘ちゃんは2時間かけてフルスロットルで遊んだので、水族館を出る頃にはすっかりお眠に。ベビーカーに乗ってすやすやとお昼寝タイムに入っていった。持ってきたベビーカーに出番が来て良かった。

売店に売っていたオリジナルのポーチ、デザインが可愛かった。

海きららを出た次は、ランチのために一旦佐世保駅へ。

させぼ四ヶ町商店街から佐世保駅に向かって歩いている道の途中に大きな協会があったりして、長崎を感じた。

しばらく歩いて、佐世保駅に到着。

ここはJRの西日本最西端の駅なので、とりあえず記念撮影をしておいた。

佐世保市内を歩いていると、よく見かけるこのキャラクター(バーガーボーイ)は、なんとやなせたかしさんがデザインされたのだそう。どうりでなんだかどこかで見たことあるような気がすると思ったわけだ。納得。

お昼ご飯は駅前の日本海庄やで海鮮丼をいただいた。このお店は全国チェーンだけれど、わたしの住む大阪には店舗はないので、問題なし。

本当は別のちゃんぽんのお店に入ろうと思ったんだけれど、かなりの待ち時間が発生していたので断念。とりあえず入れるお店を…ということでこの日本海庄やになったのだけれど、この海鮮親子丼がとってもおいしかったのでOK。

昼食後はもう一度佐世保の駅構内で、お土産店などを散策。

貧乏が去る像を見つけて、しっかり撫でてみたりもした。これでわたしから貧乏は去って行ったはず。

駅の向こう側には海が広がっていた。

長崎らしく、軍艦が停泊していたので、せっかくなのでシャッターを切った。

軍艦、目の前で見るとすごいなぁ、なんて思っていたのだけれど、ちょうど同じタイミングで停泊していた後ろのクルーズ船の方が気になってしまい、そちらもとりあえず撮っておいた。

世界一周をするような大規模なクルーズ船、そのあまりにもの大きさに唖然としてしまった。写真じゃなかなか伝わらないのが悔しい。

さて、そんな感じで佐世保をゆるりと周り、車に乗っておばあちゃんのお家へ帰宅。

夜ごはんは予約していた近所の創作小料理店で、みんなで机を囲んだ。わいわいがやがやと、楽しい夕飯の時間だった。

まるっと1日お出かけしたので、この日も結構疲れていたわたしは(前日からの疲労が抜けていなかったのもある)、お風呂から上がってこの日も早めに就寝。

長崎3日目。

おばあちゃんの手作りの朝ご飯を食べた。

朝ご飯はいつも目玉焼きを焼いてくれるのだけれど、これにおばあちゃんお手製のお醤油をかけて、卵かけご飯にして食べるのがめちゃくちゃおいしい。小さい頃からの大好物なので、毎朝これを食べられるのが幸せ。

前日までの疲れがなんとなく残っていたので、この日はおばあちゃんのお家のある波佐見町内を散策。そこまで遠くには行かず、近場を巡ることにした。

まず訪れたのは、2年前に出来た波佐見ミュージアム。ここは元々民家だったところを博物館に改装した場所。この民家というのが、母の同級生のお家だったみたいで、「昔ここに1回だけ遊びに来たことがあって~」と、昔を懐かしむ母の話にしばらく耳を傾けた。

ここのお宅は、陶器会社の社長さんのお宅(今は廃業されている)なので、本当に敷地が広大で。

立派な床の間や欄間は、当時のものがそのまま使われていて「ここが自宅ってすごいなぁ」という、月並みな感想しか出てこなかった。こんなお部屋を日常使いする人ってどんな家庭なんだろうな。まぁ、母の友人なんだけどさ。

波佐見ミュージアムの次は、ランチのために近くの西の原へ。

器を焼いた時に出てくる土台の部分が埋め込まれた壁、色合いがかわいい

観光客にも人気のこの場所は、相変わらずどこを撮っても絵になる。何度も来ているけれど、毎回、どこかしらでシャッターを切ってしまう。

ランチはモンネ・ルギ・ムックで。わたしが注文したのは、しらすと夏野菜の麦とろろご飯。

お腹を空かせた娘ちゃんがこのトマトをぱくぱくと全部平らげてしまったのでわたしがまるっと全部を食べられたわけではなかったけれど、とってもおいしいランチだった。

アイスもおいしかった

ちょうどこの場所にテレビのロケも来ていて、偶然キャイ~ンのおふたりと遭遇した。ちょこまかと小走りで歩いていた娘ちゃんに天野さんが優しく声をかけてくださり、ハイタッチをしようと近づいてきてくださったのだけれど、娘ちゃんは人見知りを発揮してプイっとそっぽを向いてしまった。カメラが回っていないところで気さくに声をかけてくださった天野さんに、めちゃくちゃ腰の低いウド鈴木さん。わたしの中でのキャイ~んの好感度が爆上がりした瞬間だった。

そんな西の原を後にして、旧波佐見町立中央小学校講堂を見学。

ここは、母の母校であり、そしてこの建物は国登録有形文化財だったりする。

薄いブルーの扉に、黄緑の枠、白の天井と、色合いがとってもかわいいなぁと、いつ見ても思う。

お次は日本棚田百選にも選ばれている鬼木の棚田へ。

わたしはなんとこの数日前からイネ花粉を発症してしまったので、こんなイネだらけの場所に行くのはどうかとも思った。けれど、やっぱり波佐見に来たらこの風景の写真は撮っておきたいと思ったので。マスクは外せなかったけれど。

この鬼木の棚田はかつて何度も訪れたことがあったのだけれど、今年は今までなかったひまわり畑が存在していた。

ひまわり畑越しの棚田。夏が詰め込まれた1枚が撮れた。

帰りに立ち寄ったやきもの公園のショップで見つけたこのマヨネーズとケチャップのお箸置きがとってもかわいかった。

自宅に戻り、夕飯の時間。この日は取ってくれていたお寿司と、前日のオードブルの残り、サラダとお吸い物。

お腹いっぱいになるまで食べた。長崎に来ると、毎食、普段以上に食べてしまうので、胃のキャパが大きくなってしまう。お風呂に入るタイミングで脱衣所の体重計に乗ってみたら、普段よりも3㎏増量されていたので、見なかったふりをした。

長崎4日目。最終日。

この日も朝からおばあちゃんの朝食を。

いつものように当たり前に目玉焼きが出てくるのが嬉しい。卵も高いのにねぇ。ありがたいねぇ。

身支度を終えた後はちょうど15日のお盆だったこともあり、みんなでお墓参りへ。娘ちゃんもここで初めてのお墓参りを経験。お花を飾って、お線香を上げて、手を合わせた。抱っこ紐の中にいた娘ちゃんは、わたしが手を合わせたのを見て、そっと一緒に手を合わせていた。なんとよく出来た1歳児ですこと。

帰りに西海陶器のショップ&ギャラリーのOYANEに立ち寄った。

ここのギャラリーはいつ来てもおしゃれでかわいい空間だなぁと思う。毎回どこかしらで写真を撮ってしまう。

見渡す限りの棚に並ぶ器たち。この光景が当たり前だと思っていたけれど、こんなお店ってそういえば近所には存在しないから、やっぱり波佐見という土地ならではなんだなぁとふと思ってみたりして。

前日にやきもの公園のショップで見かけたマヨネーズとケチャップのお箸置き、このお店にはさらにタルタルソースとお好みソースまで揃っていてとってもかわいかった。お箸置きは使わないから買わなかったけれど、日常的にお箸置きを使う生活をしていたら、絶対買って帰っていただろうな、と思う。

地面にも焼き物のカケラが埋め込まれていて、かわいかった。

おばあちゃんのお家に帰宅後、みんなで机を囲んでお昼ご飯を食べた。荷物をまとめて、恒例の集合写真を撮り、「楽しかった、ありがとう、また来るね」なんて言葉を交わし、車を出発させた。

15時にお家を出発し、スーパーでお土産を物色し(九州醤油味のかっぱえびせんとか、ご当地のお米とか食材とか、帰りの車の中で食べる軽食とか、そういうモノを買った)、高速に乗って一番初めのサービスエリアでもお土産を物色し(異人堂のカステラを買った)、大阪に向かった。

途中の山口県あたりのサービスエリアで夕食を食べた。わたしはカレイの煮つけ定食を注文。あまりにも空腹すぎて胃痙攣をおこしてしまい、食べるのに時間がかかって申し訳ない気持ちになったけれど、ご飯は美味しかった。

そんなこんなで長時間のドライブを経て、日付を回った午前2時30分に無事に自宅に帰宅。夜中に帰ってきたけれど、ちゃんと荷解きをして、お風呂に入ってから、お布団に入った。えらい。


そんな感じの、お盆の長崎帰省。別に特別なことをしたわけでもなかったけれど、台風の影響も受けず、良いお天気にも恵まれ、心地よい田舎でのんびりできたので、良いリフレッシュになったなぁと思う。

良き旅でした。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。




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