波佐見陶器まつりに行ってきた
毎年ゴールデンウィークに開催される、波佐見焼の陶器市。
長崎県の波佐見町は、わたしのおばあちゃんや親戚が住む町。毎年長期休みになると訪れる田舎である波佐見町は、わたしにとって大切な場所だ。山、川、田んぼが広がる豊かな自然。夏になると聞こえるのは蛙と虫の大合唱。なんでもない小さな田舎町なんだけれど、そこが異常なまでに盛り上がる数日間が、1年に1度ある。
そう、それこそが、GWに開催される波佐見陶器まつり。
大衆食器で有名な波佐見焼が作られているのは、もちろんこの波佐見町。歩けばそこらじゅうに陶器会社があり、日常生活のあらゆるところに波佐見焼が使われているのが、この町だ。
そんな、そこらじゅうにある陶器会社が、ここぞとばかりにアウトレット品の器たちをびっくりするくらいお安い値段で売っている、超お得マーケットが、陶器市なのだ。
そんな波佐見陶器まつりのメイン会場は、やきもの公園。
陶器市以外の期間は本当に全然人がいない、ものすごく閑散としている公園。でも、陶器市になると、景色が一変する。
大きなテントがずらりと並び、その中でひしめくのはたくさんの器たち。そして、それを目当てに各地からやって来たたくさんの人たち。
自分のセンサーがピンとくるような器を探すために、たくさんのテントをうろうろと歩き回るのが、本当に楽しい。
「うわぁ、いいなぁ」「かわいいなぁ」なんてときめく器がたくさんで、思わずシャッターを切ってしまう場面が多いこと多いこと。
メインのやきもの公園会場だけでなく、それぞれの陶器会社のギャラリースペースだったり、ガレージだったり、色んなところでそれこそお祭りのように器が並べられていて。
色んなお店を見て回り、たくさん歩き、たくさん写真を撮った波佐見陶器まつり。本当に本当に楽しかった。器が大好きなので、どれだけ見ていても飽きない。ずーっとこの空間にいられるなぁって感じ。「こんな器がお家にあったらこの場面で使えるだろうなぁ」とか、「この時にはこの器を使いたいなぁ」とか、そんなあれこれを考え始めると楽しくなっちゃって止まらなくなるよね。
今年も行けてよかった、陶器市。楽しかったな。また来年も行けたらいいな。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。