幸せじゃない人が、誰かを幸せになんてできないと思うから

どうすれば自分がご機嫌よく生きていけるのか、過ごせるのかを自分で把握しておくことってすごく大切なことだなって思っている。
こういう話は以前から何度もnoteでは書いているのだけど、改めてそういうことを考えていたので、ちょっと言語化してみたい。

朝からモーニングページを書きながら、ふと頭をよぎったのが、どうすれば1日のスタートを気持ちよく切れるのかということについてで。

朝が気持ちよくスタートできれば、きっと1日をすがすがしい気持ちで過ごせるような気がして。だから、どんなスタートがいいんだろうって考えてみたときに、それって、ちゃんと自分の好きなものとか、どういう環境が居心地が良いって思うのかを、自分が知っていないとわからないなって思った。

いつも、自分のことを嫌いにならないように、最低限の生活はしようって心がけているんだけど、それだけじゃなくて、どうすれば自分のことをもっと好きになれるのかを考えてみるのも大事だったりして。

毎日ギリギリに起きて急いで身支度してダッシュでお家を出るような朝よりも、余裕を持って朝時間を過ごせるわたしの方が好きだし、時間がないからモーニングページを1ページで終わらせるよりも、ちゃんと3ページ分書けるわたしの方が好き。仕事から帰ってきてだらだらするよりも、テキパキやることを終わらせられるわたしの方が好きだし、散らかり放題の汚部屋よりも、整理整頓された綺麗な部屋に住んでいるわたしの方が好き。

どんな自分が好きなのかっていうのは、自分の理想を表しているものだと思っていて。

そのひとつひとつをちゃんと自分で把握できているからこそ、どんな生き方をしたいのか、どんな生活をしたいのかがわかるんじゃないかな。

これはあくまでも「自分が」どんな生き方をしたいのかが大切で。
世間一般で言われる「～すべき」っていうのが、自分にとってやりたいことなのかどうかとは、また別問題。

どうしてわたしが今まで何度もこうして自分の好きを自分で把握しておくことが大事とか、自分の理想を知っておいた方が良いって言うのかっていうと、それはわたしの過去の経験にある。

2年ほど前、心と体のバランスを崩して会社を休職したとき。
あの時のわたしは、世間的に言う「～すべき」という鎖にずっと縛られていた。
せっかく社会人になったのだから同期の中で1番を獲るべきとか、マネージャーとかの上のポジションを目指していくべきとか、社内だけじゃなくて社外の活動にも積極的に参加するべきとか、人脈は広げるべきとか。
そういう「～すべき」が、ずっとずっと自分の中にあって。それを意識していると、自分自身も本当にそれがしたいって思っているような気持ちになって。自分で自分のことを洗脳しているような感じ。

でも、本当は。
別にわたしは1番なんて獲りたいって思ってなかった。管理職のポジションにつきたいっていうのも正直これっぽっちも思ってないし、人脈を広げるのが大事だと思って社外のイベントに参加して、知り合いを増やせば増やすほど、「わたしは何のためにこんなことをしているんだろう？」ってなった。顔見知りは増えたけど、増えた人脈をそれぞれフォローするのだってしんどかった。ぜんぶぜんぶ、本当にわたしが望んでいたものではなかった。

自分の本心とはちょっと違う「～すべき」に支配され、気が付けばそれが本当に自分が思っていることなんだって錯覚するようになった。だからこそ、生まれていた小さなひずみや溝に、身体を壊すまで、わたしは気づけなかった。もしかしたら、気づいていたけど、気づいていないフリをしていただけだったのかもしれないけれど。

あの時のわたしは、わかっていなかった。自分は本当は何がしたくて、何を求めていて、何者になりたいのか。どんな環境が居心地が良いって思って、どんな自分が好きだって思えるのか。

だからこそ思う。

ちゃんと、自分のことをわかってあげるのが大事なんだって。

誰かの役に立てる人になりたいって思う。でも、自分のこともちゃんとわかっていない人が、誰かの力になれるわけなんてない。

だから、ちゃんと自分と向き合ってあげないといけない。

幸せじゃない人が、誰かを幸せにすることなんてできないと思うから。

これからもわたしは、こうやってnoteを書いて自分の思考を整理したいし、自分で大事だなって思ったことは記録として残しておきたい。

ちゃんと、自分で自分を幸せにできるように。

今日もおつかれさまでした。

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