始めることと、辞めること
始めることは簡単だけど、辞めることは難しい。
比較的フットワークが軽めのわたしは、興味があることは大抵手を伸ばして、「まずはやってみる」をすることが多い。
社会人になってピアノのレッスンを再開させたのも、よさこいのチームに入ったのも、アカペラのバンド組んだのも、オンラインコミュニティに参加したのも、noteを始めたのも、どれも自分の興味がピークに達したときの勢いで。
特にこれから先のことだったり、何かを計画的に考えて、スタートを切るなんてことはあんまりしていない。
興味を持った瞬間に物事を進める、割と初動が早いタイプだから、色んなことを手広く経験していたりする。
そんなわたしを見て、周りから「多趣味だね」なんて言われたりもする。手広く色んなことをやっているけれど、別にどれも特に秀でているものではなくて、全部趣味レベル。趣味レベルで楽しくできているから、多趣味って的確な表現だよなぁって言われた時に思った。
そんな感じで何でも始めちゃうもんだから、気がつけば多忙になってしまうことがしばしば。
思い起こせば小学生の頃からそうで、ピアノ、そろばん、スイミング、公文、進研ゼミを全て並行して習っていたわたしのお休みは毎週日曜日のみだった。
大学生の時も、なぜかバイトを3つ掛け持ちしながらサークルと部活に入っており、ゼミで民法を研究しながら、法律を学ぶために専門の予備校をダブルスクールしていた。どうやって時間のやりくりしていたのか、今となってはもはや謎に包まれているレベル。もちろん、休みなんて無かった。
いつの時も、始めるのは簡単だった。「やりたい!」っていう初動はわたしのフットワークをどんどん軽くした。
でも、自分で選んだその「やりたいこと」に忙殺され、多忙を極めて疲労困憊になることも少なくなかった。
「始める」ことは得意でも、わたしは「辞める」ことが苦手だった。今まで属してきたその団体から抜けることが心底怖いと思ってしまう自分がいた。今までそれをやってきた自分が、今後はそれをやらない自分になるという事実が、怖かった。
わたしにとって、「辞める」は「始める」以上に大きな決断をしなければいけない、負荷の大きなもの。
でも、だらだらと続けるよりも、スパッと辞めてしまった方が、長い目で見れば良いことだってある。
だから最近は、「これはこのまま続けていて自分のためになるのか?」をちゃんと考えるようになった。
フットワークが軽いのは良いことだけれど、何の考えもなしにスタートしてしまって、後の自分が苦しむのであれば、本末転倒だなと思うようにもなった。
何でもかんでもあれもこれも手を出しすぎるんじゃなくて、本当に興味のあるもの、本当に好きな物に、これからは少しずつ絞っていきたいなって思ってる。
9月も今日で終わり。明日からは10月。
消費税も増税されるから、今まで継続していたあれこれ(主に月額利用していたサブスク系)をちょっと見直していたら、こういう話が頭に浮かんだから書いてみた。
今月は、あらゆる場面で辞める決断をした1ヶ月だった。
1度辞めてみて、手元に残ったカードでどうにかできないのか、試行錯誤してみる。それでやっぱり辞めるべきじゃ無かったなと思えばもう一度始めればいいし、必要ないなって分かればもうそのまま辞めてしまえば良い。
行動を変えることって勇気がいるけれど、うまく生きていくためには必要なことだと思う。
今日もおつかれさまでした。
#日記 #エッセイ #ひとりごと #あやめしのひとりごと #まいにち日記部 #どっころまいにち日記部 #今日のあのね #dotcolony #毎日更新倶楽部 #旅しゃぶ更新部 #毎日更新 #毎日note #1000日更新 #1000日チャレンジ #1000日修行 #371日目
サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。