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文化人類学とコピー

文化人類学とコピーライターの仕事は近いところにあるんじゃないか

就活を始めてコピーライターという仕事に興味を持った
手に取った広告コピーを紹介する本には人々に気づきを与えたり勇気づけたり感情を動かすものがたくさん載っていた

それを眺めながらふと思う、文化人類学の論文を読んでいるようだなと
文化人類学は自分の世界と異なる世界を行き来しながら人の営みを研究する学問だが、その研究の先には今見ている世界を少しだけ変えるような、またはもっと深くその物事を捉えられるような視点の提案がなされると思っている

広告のコピーも近い価値を作っているのではないだろうか

人々が見ている世界を
よりクリアにする言葉
より綺麗に見せる言葉
より印象的に感じさせる言葉
見たことなかった視座を提案する言葉

それらが消費者の視点を少しだけ変える
このコピーの生み出す価値は文化人類学が生み出す価値に少し似ている気がする

最近、教授たちが嬉々として文化人類学が企業に必要とされる時代が来た、マーケティングや企画開発に必要な視点として評価され始めていると講義の中で教えてくれる
私は文化人類学の視点が生かされる場所は広告なのではないかと思っている

文学部はどこに就職するんだと言われていた時代から、AIの発達などを経て、人間だからこそ生み出せる価値に評価が移った今、文学部だからいける就職先が増えていく兆しを感じている

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