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#ガイアシンフォニー
人間が生きることを肯定したい・30「金色の温かいかたまり」
『世界中の子供達がたっぷり幸せを獲得しても
この世の幸せは少しも減りません』
版画家 名嘉睦稔
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第四番」
パンフレットより
私には損な癖がある。
その時間が幸福であれば幸福であるほど、
心の奥から不意に「正反対の不幸」が顔を出す、という癖だ。
例えば、
ドライブをしていて、
隣りで運転しているのは大好きな人で、
会話もはずみ、
窓からの風が心地よく、
外の景
人間が生きることを肯定したい・13「佐藤初女さんの生き方・2」~映画・地球交響曲(ガイアシンフォニー)より・その⑤~
『耐えがたきを耐え、
忍びがたきを忍び、
許さざるを許し、
それが愛。愛とは母の心』
佐藤初女著「おむすびの祈り」より
(前回の続き)
その本はさくらももこさんの可愛らしい挿絵で、
けっこう分厚い三部作だった。
子供向けに易しい言葉で書かれていて、
ユーモアと茶目っ気が全編を漂うものの、
実は炎のような信念と使命感で書かれたであろう。
アミという小さくて可愛い男の子の宇宙人が、
ペドゥリートと
人間が生きることを肯定したい・12「佐藤初女さんの生き方・1」~映画・地球交響曲(ガイアシンフォニー)より・その④~
『あるとき神父様から、
あなたにとって祈りとは何ですかって聞かれたときに、
私はとっさに「生活です」って答えたんです。』
森のイスキア主宰・佐藤初女
佐藤初女さんの在り方に強く心打たれ、
次は絶対に初女さんのことを書くんだ、
ということは決めていたのに、
私はなかなか書き出すことができなかった。
それが何故なのかということに、
今日私はふと気がついた。
自分の中に「わからない」という疑問符がくす
人間が生きることを肯定したい・11「知りたい、という願い」~映画・地球交響曲(ガイアシンフォニー)より・その③~
『スピリット(霊性)・マインド(知性)・ボディー(肉体)
の調和こそ、人間本来の姿である。』
登山家・ラインホルト・メスナー
この人からただただまっすぐに受け取るのは、
「知りたい」という思いである。
何故そうまでして・・・と、昔の私なら疑問でしかなかっただろう。
「死の地帯」で初めて見えるもの。感じられるもの。
ラインホルトが自らの体を通して
人間が生きることを肯定したい・10「象の生き方・死に方に学ぶ」~映画・地球交響曲(ガイアシンフォニー)より・その②~
『エレナは全てを知っています。
それでもなお人間を愛してくれているのです。』
動物保護活動家 ダフニー・シェルドリック
「エレナ!エレナ!」
ダフニーの声が草原に響く。
しばらくの静寂。気配はない。
・・・(本当にいるのだろうか?)
不意にブッシュが揺れる。
木の向こうに巨大な姿。
・・・(来た!)
巨大な体に反して、その存在の静かさ、落ち着き。
ゆっくりとした足取り。
「
人間が生きることを肯定したい・9「なぜトマトは育ったか?」~映画・地球交響曲(ガイアシンフォニー)より・その①~
『神とは、高度な自然のメカニズムの実体のことである』
植物学者 野澤重雄
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」という映画を見た。
インタビューによって成り立っている映画で、
龍村仁という監督のライフワークである。
前回、あとがきの部分で、
「じゃあどのように変革するのか」
「そもそも”至高体験””運命の一瞬”において気づくことは”何”なのか」
「今、必要とされる”あるひとつの価