Ayako Miwa

THIRD CLINIC GINZA院長。産婦人科専門医、産業医💁‍♀️女性が思い描く人生を…

Ayako Miwa

THIRD CLINIC GINZA院長。産婦人科専門医、産業医💁‍♀️女性が思い描く人生を実現できるようサポートします。臨床医として働きながら企業へのアドバイザーや医療監修を行ってます。沖縄の青い海が大好きで、ダイビングにハマってます🤿🏖予防医療普及協会理事。東京産婦人科医会広報。

最近の記事

HPVワクチン接種(定期接種・キャッチアップ接種)に関する情報 

東京都23区ご自身の住民票のあるサイトを御覧ください 定期接種・キャッチアップ接種の方法がわからないというご質問が多かったので、下記サイトを見ればOKといものを作成しました。 特に東京都内に住民票のある方であれば都内23区でも接種可能です! とくにキャッチアップ接種の対象年齢の方は一人暮らしをしていたり、会社の近くの医療機関が受診しやすいなどあると思います。予診票・母子手帳・健康保険証をお持ちの上受診してください。 23区外で接種を希望される方 所定の手続きが必要で

    • 男性もHPVワクチン(子宮頸がん)の接種は必要なのか?

      こんにちは。THIRD CLINIC GINZA院長の三輪です。 開院してから男性のHPVワクチン接種希望の方が多くお見えになってます。 HPVワクチンの認知度が上がってきているのは非常に嬉しいことです。 しかし、まだ認知は一部の方にしか広がっていません。 男性HPVワクチン接種について良く聞かれる質問をまとめてみました。 ①HPVワクチンって男性が受けるもの?そのメリットは? ②男性はどの種類を打ったほうが良い? ③何回接種が必要?接種間隔は? ④何歳が適応ですか?

      • ”ワンコイン子宮頸がん検診”1ヶ月目レポート

        こんにちは。THIRD CLINIC GINZA院長の三輪綾子です。 以前より子宮頸がんの撲滅を目指すべく、HPVワクチンの啓発(男性接種の啓発も含む)検診の必要性などをメディアで訴えてきました。 4月に開業したのをきっかけに「クリニックがないとできない啓発活動」を行うため 「ワンコイン子宮頸がん検診」を行うことを決めました。 1000人分、クリニック持ち出しで今後もこの活動を続けていきます。 最近検診を受けそびれている人、受けていない人などお待ちしております。 ご紹介も

        • ワンコイン子宮頚がん検診のためにクリニックをつくりました

          はじめまして。産婦人科医の三輪綾子です。 臨床医として働く傍ら、子宮頸がんなどの病気の啓発の活動を行っています。 子宮頸がんの検査を受けやすくするため、いつでも、どこにお住まいの方でもワンコインで子宮頸がん検診を受けられるクリニックを作りました。 どういう想いでクリニックを作るに至ったかを書いていこうと思います。 子宮頸がんは増えている子宮頸がんは縁遠い病気だと思っている方も多いと思います。 しかし実は子宮頸がんは78人に1人の女性がなると言われている身近な病気なんです

        HPVワクチン接種(定期接種・キャッチアップ接種)に関する情報 

          不快性射乳反射(D-MER)知ってますか?

          産婦人科医の三輪綾子です。臨床12年目の産婦人科大好きな医師です。 今までおそらく1500〜2000件分娩(帝王切開・鉗子分娩・吸引分娩・正常経腟分娩)をとっていると思います。 お産はこれだけ立ち会っていても毎回感動します。 医師も人それぞれだと思いますが、私は大好きです。 もちろん毎回安全な分娩だけではありません。 赤ちゃんの心音が落ちて帝王切開に変更したり、分娩後お母さんの出血が多くて輸血が必要になる+大きな病院に搬送になるなど今まで数多く経験し、毎回赤ちゃんが元気

          不快性射乳反射(D-MER)知ってますか?

          フェムテックがわかる 『MIPOC分類』

          産婦人科医の三輪綾子です。 最近『フェムテックサロン』を開設させていただき、お陰様で1週間で50名弱のメンバーの方にはいっていただきました。ありがとうございます。メンバーも女性が多いかも・・・と思っていたのですが、案外男性も多くみなさん社会問題としてなにかしら尽力していきたい、という強い使命感を持って入っていただいてます。 議論もどんどん活発になり、医療従事者だけでなく、広い分野の専門家+幅広な職種の方がいるのでこれからも楽しみです!! このサロン『フェムテックサロン』と

          フェムテックがわかる 『MIPOC分類』

          フェムテック・オンラインサロンを開設しました。

          産婦人科専門医の三輪です。 この度『フェムテックサロン』(DMMオンラインサロン)を開設いたしました!! まず、フェムテック・・・??? という方に。 『フェムテックとは月経管理アプリ「Clue」の創業者による造語で女性の健康とウェルネスをテクノロジーで解消していこうという製品やサービスのこと』です。 要するに、今のテクノロジーの力を使って女性の悩みを解決していきたいね!!という分野のことをカッコよく名付けた言葉です。 私も産婦人科という職業柄、最近様々な企業から

          フェムテック・オンラインサロンを開設しました。

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編・月経編〜

          月経前症候群(PMS)第2回目になります。今回は月経前症候群(PMS)についてお話します。 なんとなく彼女、奥様の機嫌が悪い、だるそう、いつもよりやる気がないなぁと感じるときありませんか?それってPMSかもしれません。こういう症状は自分では正直気が付きにくいんです。 恥ずかしながら私も自分で自身のPMS症状に気が付きませんでした。PMSの時期に胸が痛い・張る、ずっと眠い(本当に1日中眠っていられるのです)、だるいなどの症状には気がついていました。でも、ちょっとしたことで怒り

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編・月経編〜

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編・月経編〜

          月経に関する問題それでは第1回目、月経に関する問題についてお話していこうと思います。 まず月経=生理です。医学用語では月経といいます。 女性の方はなんとなくご存知かと思いますが、月経は25〜38日周期で繰り返される子宮からの出血です。1週間位生理がずれても普通です。正常範囲です。ぴったりくるのが正解だと思っている方もいらっしゃいますが、1週間くらいのずれであれば放っておいてよいです。 では実際どのくらい出血するのでしょうか?正常な出血量はおおよそ50〜120ccくらいといわ

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編・月経編〜

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編〜

          はじめにはじめまして。産婦人科専門医・産業医の三輪綾子です。臨床を10年間大学病院や分娩施設で働き、現在臨床をしながら子宮頸がんに関する啓発や女性のヘルスケア問題について各所で講演会を行わせていただいております。 兼ねてより、女性のヘルスケア問題について啓発を行うにあたって律速段階になるのが、男性職員の理解不足でした。というのは、女性自身はある程度当事者意識をもっていますし、ヘルスケア問題を話したときの理解が良い。 一方で男性職員はというと、女性と同じ内容で講演会を行った

          会社役員・人事担当者が知っておきたい!女性のヘルスケア問題〜超入門編〜

          里子を育てる上で決めたこと。

          私がOKを出した後の母の動きは早かった。すぐさま児童福祉施設に申し込みに行き、里子とマッチングされるのを待ちました。その時の母はすごく生き生きしてました。不安はありつつも、これで良かったのかもしれない。そう思っていました。 里子がマッチするまでの過程は私達の場合はこうでした。 まず児童福祉施設に手続きに行きます。条件としては ①収入がある ②20歳以上の大人が2人以上いること(里親研修後、登録してること) ③その大人が健康であること です。もっと細かいことはあると思いますが

          里子を育てる上で決めたこと。

          里親になるということ。

          産婦人科医の三輪です。 今日は私たち家族について書こうと思います。 私は実の妹が1人(現在小児科医)、今年定年の母がいます。 そして、もうひとり。今18歳の妹がいます。 書類上でいうと実の妹ではありませんでした。里子です。 今までこういう情報を発信することはなかったのですが、もう大学生。そして、昨年養子縁組が認められ戸籍上もちゃんと家族になりました。 まだ日本では一般的ではない里親や養子縁組。 どんな様子なのかわからず、怖くて思いきれない。そういう方に是非読んで頂き、

          里親になるということ。

          産婦人科を選び、 辿り着いた場所。

          第1回の記事で、私が産婦人科医になった理由を書きました。 それに伴う心理的な変化を書きたいと思います。 産婦人科を選んで後悔したことまず一言でいうと、産婦人科を選んで後悔したことは1度たりともありません!産婦人科の最初の1〜2年正直辛かった。当時は紙カルテから電子カルテへの移行期だったので両方使っていましたし、何をするにも自信がなくて、助産師さん、看護師さんからの信頼も薄かった。気疲れが多かったと思います。 他にも、朝早く行ってその日の手術の患者さんの点滴を取る(朝ギリギ

          産婦人科を選び、 辿り着いた場所。

          いじめを見て見ぬふりをする国、日本。

          数日前の元総理の方の女性差別発言問題をご存知でしょうか。「女性がいると会議が長くなる」という発言です。 私も、最初あのニュースをネットでみたときは衝撃をうけました。地元のおじさんが愚痴をいっているのなら聞き流せても、あの発言を公共の場で、自分の立場も鑑みずにできるのは何か麻痺していると。 正直すぐにでも引退してほしいと思いました。 しかし、よくよく考えてみると彼は自分の力だけでそのポジションにいるわけでなない。周りにヨイショされ、自分の思うがままに役職についている。これは

          いじめを見て見ぬふりをする国、日本。

          産婦人科医としての決意。

          はじめまして。医師10年目、産婦人科医の三輪綾子です。 現在臨床(実際クリニックや病院で診療をすること)をしながら疾患の啓発、女性ヘルスケアの底上げを行っています。もっと具体的なタメになる話を書こうと思ったのですが、まずはじめに自分自身の中でも整理する目的で自己紹介を兼ねて今までの経緯を書きます。 なぜ産婦人科医になったか。もともと学生の時は内科を考えていました。外科は男性が多いし、大変と聞いていたからです。それだけの理由。 ただ研修医時代に自分の手術好きが判明し、外科に

          産婦人科医としての決意。