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担任が東京マラソンに挑戦した話-伴走してくれる教師がすきだ-


わたしが中学に入学した頃はまだ、古き良きを語るご年配の先生だらけだった。

ところがどっこい。
6年通っているうちに、生徒と仲間になる活気に溢れた先生が増えた。

たくさんの先生にお世話になったが、その中でも伴走してくれたという理由でとても印象に残っている先生が2名いる。
伴走とは字の如く、ともに走るということ。
そう。生徒と並んで一緒に走ってくれる そんな先生たちだった。


伴走してくれた先生①

東京マラソンを完走した先生

それはわたしが中学2年のときのこと。
担任の先生になったのは、背が高くてガタイの良い、いかにも野球部って感じの先生だった。

最初は怖くてちょっと怯えていたが、すぐに、この先生いい先生だと分かった。いい先生 そのいいの尺度は沢山あるが、その先生からは、生徒の一生懸命な姿がだいすき! その気持ちが伝わってきた。

いいぞぉ!いいぞぉ!

と先生はわたしたちを鼓舞してくれる。
体育祭の長縄跳びも、定期テストも、どんな行事も全て先生がそれらを熱いものにしてくれたのだった。

するとある日、

先生、東京マラソンに出ることにした!
みんなの頑張っている姿みたら先生も何か成し遂げたいと思ったんだ!

先生はそう言った。

それから、先生とわたし達クラスメイトは毎日毎日となりで、それぞれのゴールに向けて走り続けた。

先生は何度も
みんなで! 一致団結! という言葉を繰り返した。

一致団結なんてダサいとか言い出すような生徒が現れる中2という複雑な時期だった。
だから、最初はその先生の熱さを煙たがる生徒もいた。

しかし、先生がマラソンの本番を迎える前日には
先生へ向けた「一致団結」の筆文字入りの白旗に、生徒全員からのメッセージが書き込まれていた

先生がんばれ!
先生ありがとう!

生徒たちと同じように走ってきた先生は、生徒全員の心に熱い炎を灯した。

当日はわたしも応援に駆けつけた。
学校のマークの入った帽子とTシャツを身につけて、キラッキラの汗を弾かせながら走る先生をみて、感動した。

先生がこんなに頑張ってくれたんだから、わたしももっと頑張ろう!

そう思って、帰ってからすぐ勉強したのをよく覚えている。
その頃から、大学は慶應を目指していて、先生と必ず合格しよう!と約束した。

あのとき、先生が一緒に走ってくれたから今のわたしがある。

1年間終わる頃には、教室にはたっくさんの賞状やトロフィーと共に貼りきれないほどの写真が飾られていた。1年間毎日、全員で熱くなった結果だった。

あのときの熱すぎるくらい熱く燃え上がった気持ちを先生もわたしも今でも変わらずに持っている。

先生、ありがとう☺︎


伴奏してくれた先生②はまたこんど💡

最後までお付き合い頂き有難うございました🌕
みなさんも忘れられない先生はいますか??

良かったらコメントなどで教えてくださいね☺︎



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