目標達成後のイメージトレーニング
わたなべあやかです。
コーチングスキルや心理学をビジネスや仕事に活かしたい、マネージャーやリーダーの皆さんに向けて情報発信しています。
これまでのnoteで、
目標を描いていく時は、感覚的に描いていこうということを書いてきました。
ではなぜ感覚的に描く必要があるのか。
どんなメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
達成イメージを感覚でインストールする
目標を感覚で描いていく最大のメリット、
それは達成イメージを感覚でインストールするということです。
目標を達成したり課題を解決することで、成長した後の自分の感覚を
今の自分が擬似体験していきます。
なんだか怪しい話だと思っている方もいらっしゃるかもしれません…。
しかし、もう少しお付き合いください。
スポーツ選手のイメージトレーニング
スポーツ選手がイメージトレーニングを大切にしているという話は、よく知られていることかと思います。
自分の出番前から、
成功するイメージをシミュレートして、その感覚の通りに自分自身の身体を動かすというものです。
サッカーの本田圭佑選手は
2010年に開催されたワールドカップ、デンマーク戦での鮮やかな先制ゴールについて、後日のインタビューで以下のように語ったそうです。
未来の自分の姿を感覚で詳細に描いていく。
それはこのイメージトレーニングにとても近いものだと思います。
コーチングにおけるイメトレのメリット
コーチングにおいてのイメージトレーニングを行うメリットは2つあります。
1. 課題が小さく感じられる
現在の地点から自分の目標や課題を見ると、
それは難敵に見えるでしょう。
しかし、
将来その問題を解決したり目標を達成した自分からすると、それはもはや難敵ではありません。
苦労するかもしれませんが、乗り越えられる壁であることを未来の自分は知っています。
「自分の目標は十分に達成可能なものである」
このマインドを自分の中にもてるかで、行動のスピードが明らかに変わってきます。
課題を難敵だと感じていると、解決しようとするのには勇気がいります。
不安も大きいいでしょう。
時に不安が大きすぎて「やっぱりやめよう」と思うこともあるでしょう。
しかし
「そんなに難しいものではない」と思えていれば、その不安に立ち向かうことができます。
2. 達成への有効なアプローチを教えてくれる
将来の姿を十分に描き、
感覚として達成後の自分を取り入れてもらったら、未来の自分から現在の自分にアドバイスしてもらうことができます。
ゴールを決めた後の本田選手が、
これからボールを蹴ろうとしている今の本田選手にアドバイスするようなイメージです。
「落ち着いて蹴れば大丈夫」
「思いっきり蹴り抜け」
どんなことを言うかは分かりませんが、
確実に現在の自分に対して最も有効なアドバイスをくれるはずです。
目標達成後の想像上の自分というのは、
これまでに考えつかなかったような本質的な答えをくれるものです。
思わず物怖じしていた大胆な行動
無意識に蓋をしていた選択肢
自分が忘れている今の自分の強み
そんなことを将来の自分が教えてくれます。
一度でも将来の自分の感覚を作れていれば、
この先壁にぶつかった時いつでも将来の自分に相談することもできます。
イメージトレーニングの手助けを
前回のnoteでも書きましたが、
将来の自分像を詳細に想像するというのは、少し気恥ずかしいものかもしれません。
想像し慣れていないので、自分一人で描いていくのに難しさも感じるでしょう。
だからこそ、
ぜひ周囲の人の目標達成イメージを一緒に作ってみてください。
将来、どこで何をしているのか。
どんな気分でいるのか。
そんなことを投げかけながら、
相手のイメージトレーニングをサポートしてみて欲しいなと思います。
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