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沖縄のライターコミュニティ「OKINAWA GRIT」オンラインコミュニティのプレイベント&説明会 Presented by 沖縄県立図書館に行ってきた

「文章を書くことやライターに興味のある人たち」に向けて、フリーライターが語る「ライターとしての働き方」と図書館主事が語る「書籍の面白さ」を関連付けてお届けするトークセッション。


12月15日にリニューアルオープンした沖縄県立図書館を、オープン前に取材研修させてもらった。

この時にインタビューしたのが沖縄県立図書館の垣花さん。彼の本に対する情熱がすごすぎて、思わず「話が面白いので『垣花さんのおすすめ本』的なトークイベントやったらどうですか?私、参加しますよ〜」と言った。

私は言い放っただけなのだが、敏腕編集者のみやねえさんはそこからすぐに企画を進めていたというのだからすごい。それが今回のイベント。「垣花さんとイベントやることになったよー」と聞かされた時は本当に驚いた。あれだけの一言で企画を思い付き、スピーディーに話を進め、開催にこぎつける企画力と実行力にはただただすごいの一言である。できるフリーランスに必要な能力、それは「スピード感」と「行動力」。ここまでの流れを見るだけでもとても勉強になった。

前置きが長くなったが、当日、受付のお手伝いも兼ねて参加してきたので簡単に感想を。

第1部:書籍「業界地図」の面白さ 垣花司さん

文章力を上げるためのインプットとして有効なのはやはり「読書」。垣花さんが「最近のおすすめ本」「難しい本の読み方」「業界地図の面白さ」について話してくれた。

垣花流「難しい本の読み方」は、①まず帯を読む ②次に目次を確認する ③そして前書きを読む の順番。全部を読もうとするから大変なのであって、目次に目を通し気になったところだけを先に読めば良い。前書きには、この本を通して何が書きたいかが全部書いてあるので、前書きを見て読みたくなければその本は読まなくても良いとのこと。また、ドラッカーなどの古典を読むときには、その当時の歴史を少し学んでから読むと理解しやすいとも。

「業界地図」の面白さについて、コンビニやスーパーなどの例示をして説明してくれたのも分かりやすかった。あと、「業界地図沖縄」の存在を初めて知った。これは面白そう。沖縄県立図書館で読もう!

第二部:ライターとしての働き方アレコレ みやねえさん

フリーライター・編集者であるみやねえさんが「ライターになったきっかけ」から「どんな風に仕事をしているのか」、「ライターの働き方」、「ライターに必要なスキル」まで実体験を元に話してくれた。ライターになりたい・目指している人にとっては、まさに欲しい情報だっただろう。

みやねえさんがライターになったきっかけは、自らメディアに応募したことだそうだ。その時に実績として提出したのが、当時てぃーだブログで書いていた自身のブログ。ブログの文章が面白かったことに加え、写真がきれいだったこともあり、「一度書いてみて」とOKが出て、2013年にライター人生がスタートした。

ライターに必要とされるスキル

これからは、単に文章を書けるだけでは稼げなくなり、いい記事を書くことが必要になる。いい記事とは、読者やクライアントに対して伝わる記事であることが絶対条件。そして今後、ライターに必要なスキルは「個性」だとみやねえさんは言っていた。

個性とは何か。それは、主観で物事を言語化することだ。主観を語るには、自分の中に知識や比較対象が無いと語れない。そこで知識を得るために必要となるのが「読書」とのこと。本をひたすら読み、気になる言い回しをメモし、何かの機会に見直す。そして、インプットしたそれらの言葉をブログなどでアウトプットする。

やった方がいいことは「ブログの更新」と「SNSでの発信」

みやねえさんが絶対にやった方がいいこととして挙げていたのは上の2つ。自分がどんな人でどんなものが書けるのかを発信することで、メディアの人から目に留まることもある。特にTwitterはとても有効だからぜひやってください、とも言っていた。

今でこそみやねえさんはライターであり編集者であり活躍している方だが、一気飛びにここまで来たわけではない。その過程を知るだけでも、これからライターを目指す人にとっては勉強になると思う。「新しい仕事はガンガン受けてほしいけどまずは自分のできる範囲から。一気に受けて失敗しちゃったらその後がない。ひとつクリアして次、という仕事の仕方が良い」と言いながら「でも、チャンスだと思ったら飛び込んじゃえ!」というみやねえさんから私は勇気をもらった。

第三部:OKINAWA GRIT オンラインコミュニティの説明会

そんなみやねえさんが、フリーライター同士が交流して情報共有できる場として1月から立ち上げるオンラインコミュニティがこちら。コミュニティの中に「写真部」「note部」「イベント情報部」と部活があってすごく面白そう。オンラインだけどオフ会もあるし、勉強会も予定されている。

ライターとして実績が無い人でもコミュニティに入れる。私もまだ実績は無い。でもこれから頑張ってみようと思いすぐに参加を決めた。ライターに興味はあるけどどうしたら良いのか分からない、という人にもおすすめ。

私がこの半年間、みやねえさんにお会いする中で抱いている印象は、出し惜しみしない人。自身の持っている知識とか経験を惜しみなく教えてくれる。この日の質疑応答でもそうだったけど「それ以上は教えられない」みたいなことをしない。本当に沖縄のライターを育てたいと思ってくれている。そして、背中を押してくれる人。このコミュニティに入れば、最初の一歩を踏み出せるんじゃないかな。

私がnoteを書くようになったきっかけも、みやねえさんがイベントの中で言った「ライターになりたい人はnoteのアカウントを今日作れ」という言葉。ずっとブログを書こうと思いながら後回しにしていたけど、この一言で背中を押されて、その夜アカウントを作り一本目の記事を投稿した。

人間は、誰かに背中を押されないとできない時もある。その背中を押してくれる場所として、OKINAWA GRITは最適だと思う。

がんばれ、わたし。

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