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グルテンフリー・乳製品・生クリームなし|米粉&豆乳クリームのケーキで子ども大喜び【クリスマスには思い出を】
綺麗道です。
もうすぐクリスマス。
あなたはクリスマスにどんな思い出がありますか?
クリスマスケーキの思い出
我が家はそんなに裕福な家ではなかった。
だから
外食もほとんどしたことないし、
”ケーキ”なんていうものにもめったに出会えなかった。
だからこそ、1年に一度
大きなケーキがテーブルにあがる日が
何よりの楽しみだった。
「いつもの街」が赤や緑、
様々な電飾で彩られる12月。
街中が華やかさを増す一方、
子どもだった私も妙にウキウキして
その日が来るのが待ち遠しかった。
もうすぐクリスマス・・・。
「今年は何のケーキにする?」
母から聞かれた。
「いつも生クリームだから今年は生チョコにしよう!」
末っ子だったこともあり、
選択権は兄ではなく私にあった。
ちょっと優越感もあったのかもしれない。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41161785/picture_pc_5ce36217dd3bed11357591be12910349.jpg?width=1200)
とはいっても
『生クリームのケーキ=クリスマス』
のイメージが極端に強くて、
生クリーム以外のケーキにしたときは
結果的になんとなく後悔したりして。
毎年、生クリームにするか、
別のものにするか
今になって思うと可愛い悩みを抱えていたあの頃。
それでも、
雪が降るような12月の寒い日。
外はどんなに寒くても
あたたかい部屋で
家族みんなで食べるケーキ。
上にのっている飾りを誰が食べるか
だとか
あっちのほうがケーキが大きい
だとか
やれ
いちごの数が違う
だとか。
すっごくささやかなやりとりだったのだけど
思い出すたびになんだかほっこりする。
今思うとサンタの飾りは
決して美味しいものでもなかったけれど。
それでもそんな家族とのやりとりが楽しかったんだ。
家族がいたからできた体験。
これは何物にも代えがたい思い出。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41163033/picture_pc_b9b87c72cca37724b5c241e886dcea75.jpg?width=1200)
『同じ屋根の下で暮らす家族』
結婚してメンバーは変わってしまったけれど
根本は変わらない。
家族みんなで
いつもと違う特別感を味わう。
それがクリスマス。
年に一度の思い出作り。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41162978/picture_pc_fad3936b66e7559cc24c82ffeac116b1.jpg?width=1200)
今年ももうすぐクリスマスがやってくる。
子どもたちがサンタさんのことを話すときのあの目の輝き。
きっと私の両親も同じ思いだったに違いない。
大人になった今。
クリスマスは自分だけの楽しみではなく
「子どもたちの楽しみ」を”楽しむ”
楽しみの範囲が広がった。
クリスマスケーキは買うもの?
毎年クリスマスケーキは
地元のケーキ屋さんにお願いしている。
私が住んでいるのは人口が少ない地域。
子どもの人数も年々減少の一途をたどっている。
そんな寂しい地域で唯一の
〝小さなケーキ屋さんを応援したい〟
そんな気持ちも片隅にあったものだから。
なのに、
今年はケーキを頼まなかった。
『今年こそはおうちでケーキを作れないだろうか』
無謀にもそう考えたから。
これまでタルトやパウンドケーキ、様々な焼き菓子などを作ってきたけれど、スポンジケーキだけは「別格」な気がして避けてきた。
ちゃんと作らないと膨らまない
失敗しやすい
そんなイメージだった。
でも、家でスイーツを作るようになって、
失敗しても、失敗を笑いながら
「子どもたちと食べる楽しさ」
を味わっていくうちに
たとえ不格好でも、
「ママが作ったお菓子を子どもは何よりも喜ぶ」
ということを知った。
部屋中に漂う美味しい香り。
ときには子どもと一緒に作ったりもする。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41163160/picture_pc_fb9817248e6a7bbfda721a34f99b4b78.jpg?width=1200)
卵の殻が入ったり
粉が舞ったり
生地が床中にこぼれたり
色々大変だ。
でも
「ただ買ってきたもの」
だけでは味わえない〝愉しさ〟がここにはあった。
「体感」というのかな。
一緒に作り上げる
とか
一緒に共有する
とか
そのほうが高いケーキを買うよりも
「替えの利かない」思い出になるんじゃないか。
少しずつそれを実感してきた。
〝モノの豊かさ〟だけでは埋められない〝何か〟。
きっとこの世界には〝それ〟があって、
本来は〝それ〟こそが人間の求めていたものなんじゃないか。
そして
〝それ〟に気づいてきている人も多いはず。
自分にとっての豊かさとは一体なんだろう?
クリスマスを
「ただの流れ作業」にするのではなく
かといって
クリスマスを「否定」するのでもなく
いかに「今このとき」を味わうために使うか。
自分が大切にしているもの、
大切にしたいもの
それを体現するチャンスがもう間近にきている。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41163192/picture_pc_77036ad21abb4c2ad976b574bcb71efe.jpg?width=1200)
特別なケーキを味わうもよし。
家族時間をとことん味わうもよし。
自分が 家族が 楽しいと思える
人それぞれの「何か」を
クリスマスというときを使って体現すればいい。
そしてケーキを作ることに決めた
そう考えた結果、
私は手作りでケーキを作ろうということになった。
そして選んだのは
グルテンフリー
乳製品なし
生クリーム不使用
のケーキ。
より罪悪感を減らしたかったから。
まずは練習だ。
そしてお目見えしたのがこちら。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41162283/picture_pc_ac8ce9348f43f3d51755c7c82968d765.jpg)
見た目はかなり素朴。
センスのかけらもない。
いちごののせ方も
何にも考えていないのがモロ見え。
(お試しとはいえ、もう少し何かできなかったのか。)
(・・・いや、今更言ったところでしょうがない。)
良く見せたいとかそういうことじゃなくて
ただあなたに共有したかっただけなのだから。
(言い訳したがり)
でも
子どもたち大喜び。
見た目も私から見ると残念なんだけど、
子どもから見ると違うみたい。
「わ~い!いちごのケーキだ~」
大喜び感で溢れている。
切り分けている間も待てなくて
「もう食べてもいい?」
「今みんなの分切っているからもう少し待ってね」
「早く食べた~い!」
ワクワク感で溢れている。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41163250/picture_pc_dece708550cc99bb54d161841b64525b.jpg?width=1200)
そして
ようやく一口パクリ。
輝く笑顔がはじけ
「おいし~い!!」
心から喜んでいる様が感じ取れる。
8歳息子「クリスマスもこれが食べたい!」
「これからずっとこのケーキにすればいいんじゃない?」
4歳娘も太鼓判。
そして何より
母として
原材料が明確で安心できる。
生クリームなしで作った「豆乳クリーム」
絞りこそできないけれど、生クリームより好きな味。
レモンがほんのり香って爽やか。
あっさり軽いクリームに仕上がった。
「生クリーム一択」と思っていたけれど
実際は違った。
生クリームなしで大満足。
この世の中には
美味しいものがまだまだたくさん眠っている。
あとは自分でそれを選択するだけ。
基準は自分の中にある。
あなたは何を選びますか?
米粉で作るいちごのショートケーキ
【スポンジケーキ材料】
直径15㎝の型用(我が家は15㎝の四角いガラス容器で代用)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41162713/picture_pc_ca1e741b44f9f20c367ff5cd3c7ad5c1.jpg)
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