見出し画像

グルテンフリー・乳製品・生クリームなし|米粉&豆乳クリームのケーキで子ども大喜び【クリスマスには思い出を】

綺麗道です。

もうすぐクリスマス。

あなたはクリスマスにどんな思い出がありますか?

クリスマスケーキの思い出

我が家はそんなに裕福な家ではなかった。

だから
外食もほとんどしたことないし、
”ケーキ”なんていうものにもめったに出会えなかった。


だからこそ、1年に一度

大きなケーキがテーブルにあがる日が
何よりの楽しみだった。


「いつもの街」が赤や緑、
様々な電飾で彩られる12月。

街中が華やかさを増す一方、
子どもだった私も妙にウキウキして
その日が来るのが待ち遠しかった。

もうすぐクリスマス・・・。


「今年は何のケーキにする?」

母から聞かれた。

「いつも生クリームだから今年は生チョコにしよう!」

末っ子だったこともあり、
選択権は兄ではなく私にあった。

ちょっと優越感もあったのかもしれない。

画像1

とはいっても

『生クリームのケーキ=クリスマス』

のイメージが極端に強くて、
生クリーム以外のケーキにしたときは

結果的になんとなく後悔したりして。


毎年、生クリームにするか、
別のものにするか

今になって思うと可愛い悩みを抱えていたあの頃。



それでも、
雪が降るような12月の寒い日。

外はどんなに寒くても

あたたかい部屋で
家族みんなで食べるケーキ。


上にのっている飾りを誰が食べるか
だとか

あっちのほうがケーキが大きい
だとか

やれ
いちごの数が違う
だとか。

すっごくささやかなやりとりだったのだけど
思い出すたびになんだかほっこりする。


今思うとサンタの飾りは
決して美味しいものでもなかったけれど。

それでもそんな家族とのやりとりが楽しかったんだ。

家族がいたからできた体験。


これは何物にも代えがたい思い出。

画像14



『同じ屋根の下で暮らす家族』
結婚してメンバーは変わってしまったけれど

根本は変わらない。



家族みんなで
いつもと違う特別感を味わう。

それがクリスマス。

年に一度の思い出作り。

画像13


今年ももうすぐクリスマスがやってくる。

子どもたちがサンタさんのことを話すときのあの目の輝き。

きっと私の両親も同じ思いだったに違いない。


大人になった今。

クリスマスは自分だけの楽しみではなく
「子どもたちの楽しみ」を”楽しむ”

楽しみの範囲が広がった。

クリスマスケーキは買うもの?


毎年クリスマスケーキは
地元のケーキ屋さんにお願いしている。

私が住んでいるのは人口が少ない地域。
子どもの人数も年々減少の一途をたどっている。

そんな寂しい地域で唯一の
〝小さなケーキ屋さんを応援したい〟
そんな気持ちも片隅にあったものだから。


なのに、
今年はケーキを頼まなかった。

『今年こそはおうちでケーキを作れないだろうか』

無謀にもそう考えたから。


これまでタルトやパウンドケーキ、様々な焼き菓子などを作ってきたけれど、スポンジケーキだけは「別格」な気がして避けてきた。


ちゃんと作らないと膨らまない

失敗しやすい

そんなイメージだった。


でも、家でスイーツを作るようになって、


失敗しても、失敗を笑いながら

「子どもたちと食べる楽しさ」
を味わっていくうちに

たとえ不格好でも、
「ママが作ったお菓子を子どもは何よりも喜ぶ」
ということを知った。


部屋中に漂う美味しい香り。
ときには子どもと一緒に作ったりもする。

画像15

卵の殻が入ったり
粉が舞ったり
生地が床中にこぼれたり

色々大変だ。


でも

「ただ買ってきたもの」

だけでは味わえない〝愉しさ〟がここにはあった。

「体感」というのかな。


一緒に作り上げる
とか
一緒に共有する
とか

そのほうが高いケーキを買うよりも

「替えの利かない」思い出になるんじゃないか。


少しずつそれを実感してきた。



〝モノの豊かさ〟だけでは埋められない〝何か〟。

きっとこの世界には〝それ〟があって、
本来は〝それ〟こそが人間の求めていたものなんじゃないか。


そして
〝それ〟に気づいてきている人も多いはず。


自分にとっての豊かさとは一体なんだろう?


クリスマスを
「ただの流れ作業」にするのではなく

かといって
クリスマスを「否定」するのでもなく

いかに「今このとき」を味わうために使うか。


自分が大切にしているもの、
大切にしたいもの

それを体現するチャンスがもう間近にきている。

画像16


特別なケーキを味わうもよし。

家族時間をとことん味わうもよし。


自分が 家族が 楽しいと思える
人それぞれの「何か」を

クリスマスというときを使って体現すればいい。


そしてケーキを作ることに決めた


そう考えた結果、
私は手作りでケーキを作ろうということになった。


そして選んだのは


グルテンフリー
乳製品なし
生クリーム不使用
のケーキ。

より罪悪感を減らしたかったから。


まずは練習だ。

そしてお目見えしたのがこちら。

画像2

見た目はかなり素朴。

センスのかけらもない。

いちごののせ方も
何にも考えていないのがモロ見え。

(お試しとはいえ、もう少し何かできなかったのか。)

(・・・いや、今更言ったところでしょうがない。)

良く見せたいとかそういうことじゃなくて
ただあなたに共有したかっただけなのだから。

(言い訳したがり)


でも
子どもたち大喜び。

見た目も私から見ると残念なんだけど、
子どもから見ると違うみたい。


「わ~い!いちごのケーキだ~」

大喜び感で溢れている。


切り分けている間も待てなくて

「もう食べてもいい?」

「今みんなの分切っているからもう少し待ってね」

「早く食べた~い!」

ワクワク感で溢れている。

画像17

そして
ようやく一口パクリ。

輝く笑顔がはじけ
「おいし~い!!」

心から喜んでいる様が感じ取れる。


8歳息子「クリスマスもこれが食べたい!」

「これからずっとこのケーキにすればいいんじゃない?」

4歳娘も太鼓判。


そして何より

母として
原材料が明確で安心できる。


生クリームなしで作った「豆乳クリーム」

絞りこそできないけれど、生クリームより好きな味。


レモンがほんのり香って爽やか。
あっさり軽いクリームに仕上がった。

「生クリーム一択」と思っていたけれど
実際は違った。

生クリームなしで大満足。


この世の中には
美味しいものがまだまだたくさん眠っている。

あとは自分でそれを選択するだけ。

基準は自分の中にある。


あなたは何を選びますか?



米粉で作るいちごのショートケーキ

【スポンジケーキ材料】
直径15㎝の型用(我が家は15㎝の四角いガラス容器で代用)

画像3

ここから先は

869字 / 11画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が参加している募集

サポートしてくれなんて滅相もありません。 もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません) そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。