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【こんな場所があったなんて】新潟ならではのワインとフレンチで極上の体験を|新潟市「フェルミエ」で新しいワインの扉が開きました

綺麗道です。

私、ついに出会っちゃいました。



新潟といえば米と酒。

このイメージを覆すもの。



それが『新潟ワイン』


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新潟にこんな場所があったなんて


新潟市中心部から北西に約30㎞。

車で30分ほどの場所にあるのは越前浜。


昔は単なる「海辺」のイメージだった。

けれど今は違う。


新潟が誇る
『新潟ワインコースト』
なるものが存在しているのだ。


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1992年「カーブドッチワイナリー」がオープン


ここを新潟と侮るなかれ。


この土地ならではの「利」を活かし、”世界に向けた”ワイン造りが始まったのです。


この土地の「利」とは、山と海に囲まれた海岸地域であること。

砂質土壌が水はけがよく、やせている。

これがワイン用ブドウ栽培に適しているという。


また、海に近く標高が低いことにより寒暖の差が小さいこと。
8月~10月に降水量が少なく、日照に恵まれている。

というブドウが完熟しやすい気象条件も重なっているとか。


つまり
ここがワイン造りに向いた土地であるということ。


(新潟がワイン造りに向いているだって?)

(雪が降るからダメじゃない?ではないんだ。)

これは私にとっても驚きでした。


ここではじめのワイナリーがオープンしてから、今では5軒の個性的なワイナリーが集まって、さらに活気づいています。


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広がるブドウ畑はそれぞれの醸造家さんたちがこだわり、選び出した品種たち。

様々なブドウが作られ、そこから生み出されるワインも個性が光るものばかり。

それぞれの醸造家さんの”こだわり”を体験できる貴重な場所です。


一か所で5軒のワイナリー。
こんなにこだわりぬかれた豊富な種類のワインが楽しめる場所なんてそうそうないんじゃないかな。


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ワインもさることながら、美味しい食事はもちろん、小学生未満が入れない大人専用のスパがあったり、今では宿泊施設までできちゃって・・・


(何ココ、一つの町じゃない?)


ブドウ畑に囲まれた”そこ”は、

ここが新潟であることを忘れさせてくれるには

あまりにも簡単だった。



新潟なのに、新潟じゃない。


ここはもう、ワインの町なのだ。


今回はそのワインの町の中のある

とあるワイナリーにお邪魔したときの話。


「フェルミエ」と出会う

それはまるで

異国にたたずむレストラン。

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店の目の前にはブドウ畑が広がっている。


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ワイナリーでのフレンチを愉しめるのが

フェルミエ


東京で働いていた現オーナーが、会社を退職し、この新潟の地で夫婦共にワイン造りを始めたといいます。それが2006年のこと。

それまで会社員をしていたのに、住む場所も仕事も変えてまでワインに人生を奉げるという覚悟。

そして
それを応援する妻。

夫婦で作り上げたここにしかないワインの世界。



なんだ、この胸にこみ上げてくる想いは。

いい話じゃないか。


夫婦ともに新たな道・・・

なんて美しい。

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この「フェルミエ」はぶどうの栽培から醸造、そして販売までを一貫して行う、本物のワイナリー。

そして、その渾身のワインと共に美味しいフレンチが楽しめる。

今回が初めての訪問です。


お店に入りますと、女性たちが群がるようにワイン選びをしている姿が。

平日昼間。

だけど、既にたくさんのファンが集う場所。


(これは予約しておいて正解だったな)

見回すと店内は予約席でほとんど埋まっている。
人気店ぶりがうかがえる。


席に通され、メニュー選び。


ここで一つの問題が。


私は完全なる「ワイン初心者」なのである。


白と赤があるのはわかるけど、詳しいことなんて全くわからない。


料理は選べても、

「ワインは○○で」なんて選べるわけがない。


できたら、知ったかぶりしてでも言ってみたい。

でも、メニューを見てもさっぱりわからない。


(こんな素敵なお店に、こんなワイン初心者が来てしまってよかったのかしら・・・)


そんな不安をそっと消し去ってくれたのが、
ワイナリーのマダムだった。


ワイナリーのマダム


ワイナリーを始めたご主人を支える奥様

本多有紀さん。


実は以前からnoteの中では存じ上げていた。

とても感性豊かな表現力で描き出されるワインの世界。


「いつかこのワイナリーにいってみたい」

ずっと思っていた。


(でも、ちょっと敷居が高いかな?)

ワイン初心者である私は二の足を踏んでいた。


noteで記事が更新されるたび、マダムの魅力に惹かれていく。


ある日のお店でのお客様とのやりとり風景。

きっとマダムならこんな私にも優しくワインを教えてくれるはず。

知らないうちに背中を押されていた。


そうして重い腰を上げ、
でも軽やかなステップを踏んで

ついにこのワイナリーに足を運んだのでした。

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(嬉しそう)


ワインの新しい世界


ワイン初心者である私が一歩踏み入れた初めての世界。

ここでは
マダムが優しくリードしてくれます。


「ペアリングというものがありますよ。」

ペアリングとはその日の料理に合わせたワインをあちらで選んでくれるというもの。

初心者にはなんともありがたいシステムだ。

これなら安心。

ワインを知らない私でも気負わず楽しんでもいい。

なんとも嬉しいことじゃないか。


「それでお願いします!」

その言葉には熱がこもっていたに違いない。


そして、ここに私のワイン旅が始まる。



フェルミエのランチで心臓を射抜かれる


最初の一皿

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クスクス、梨、文旦が入っているサラダ。

大きなゴロゴロお肉もあってボリュームもある一品。


フレンチというと、少し堅苦しいがここは違う。


「スプーンで全部ぐちゃぐちゃに混ぜて食べてくださいね」

たくさん並んだナイフとフォークで
肩に力を入れ
緊張しながら食べるような

「いわゆるフレンチ」とは違う。


肩ひじ張らず
それでも味や見た目はしっかり本格派

本当にまっすぐに食を味わえるフレンチ。


最初から私の心をぐっと惹きつけた。



そしてここに合わさるのは白ワイン。

アルバリーニョ バリッカ

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これは海岸線でなく、少し内陸によった土地で作られる”高級白ワイン品種”である『アルバリーニョ』を使用。

「白桃やアプリコットのような上品な香りと引き締まった酸が特徴」


と書いてあるけど、難しいことはわからない。

なにせ初心者ですから。(なぜ偉そう)


けれど、知識とか経験とかそんなの関係なく

料理に抜群に合う

これだけはわかる。


(なんだ、これ。美味しすぎるじゃないか。)


「料理に合うというのはこういうことを言うのか!」

最初からハートを射抜かれた。


ワインとは・・・

ワインとは・・・

こんなに美味しいものだったのか。


まずいこのまま進んだら、
ワインに目覚めてしまう・・・。

ついこの間、日本酒に目覚めたばかりなのに


このままでは尻軽女になってしまう・・・。


一杯目からハートがドキュン 笑



そして2皿目はサワラです。

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低温調理されたサワラ。

ここにかかる生姜とケッパーのソースがパンチを効かせつつ、柔らかくて優しいサワラの魅力を高めてくれる。


こちらに合わせてくれたのは白ワイン

エル マール マセラシオン

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「野生酵母で果皮ごと発酵(マセラシオン)し、オーク樽で熟成させました」


一口飲んでみる。

ただ一言。
「美味しい」

本当に美味しいものは説明なんていらない。

言葉もうまく出てこないようだ。


もう既に説明なんてどうでもよくなってきた。


ワインのうんちくを語る人は多い。

でも、ワインとはうんちくとか知識なんかじゃなくて、そのワインと自分との関わりを感じるものなんじゃないのか。

一口飲んでみて、自分がどう感じたか。

それでいいんじゃないか。


マダムが選んでくれたワインなら間違いない。

ただそこに身をゆだね
柔らかな体と心で感じればいい。


ワインに対して抱いていたハードルが心なしか下がっていた。

そして、ワインはどこまでも美味しかった。



美味しい幸せはまだまだ続く。

今日のメインはエゾ鹿のロースト。

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ザ―タルというハーブと
ゴルゴンゾーラの2色のソース

このソースが味に奥行きと深みを与え、もう引き返せない”至極の世界”へと私を誘ってくれる。


こちらには赤ワイン。

カベルネ・ドルサ&カベルネ・ミトス

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もう説明はいらない。


○○だから美味しいではない。

説明で納得する必要なんてない。



ここフェルミエのワインであること。

マダムが選んでくれること。

ここに一切の疑いの余地をはさむ必要なんてないんだ。


ペアリングの魅力


ワインが料理と合わさることで今までの「食事」の概念から離れ、その先の世界へと私を誘ってくれる。


料理はもちろん美味しい。

ワインももちろん美味しい。

でも、その魅力がさらに何段階も上に引き上げられる。


料理が主役であり

ワインも主役である。


それがペアリングという世界だった。


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堪能してしまった。


これほどまでに色鮮やかで、豊かな世界が広がっているなんて知らなかった。


ペアリング。

フランス語で「マリアージュ」という表現もあるが、これは料理とワインの相性を指す言葉だという。


『料理に合うワインを組み合わせる』

組み合わせといっても、ただ合わせるではない。


1+1を「3以上」にしてくれる。

それがマリアージュであり
ペアリング。


二つのものが組み合わさって
お互いを高めあい

そして調和する。


『美』


見事なほどに美しい世界だ。


今まで知らなかった世界がここに広がっていた。


ここ新潟でこの世界が味わえるなんて。


一度あなたにも味わって欲しい。

この美しい世界を。



そして

ここにあるのは本物のワイン。

あなたの世界を必ずや豊かにしてくれるはずだ。


fermier
【フェルミエ】

〒953-0012
新潟県新潟市西蒲区越前浜4501番地
TEL. 0256-70-2646

休:火曜日、不定休(お問い合わせ下さい)
ワイナリー:10:00〜17:00
レストラン:11:00〜15:00(L.O. 14:00/変動あり)

JR越後線・巻駅よりタクシーで約15分。
お車で巻潟東IC(北陸自動車道)から約20分。

新潟駅から直行便バス(要予約)もあるそうです。

(バスについてはカーブドッチヴィネスパへお問い合わせください)


遠方で行けないという方は、
HP内でワインも購入できるそうです。

何を選んでいいかわからないという方は

マダムに相談してみると、きっとあなたにぴったりのワインを選んでくれると思いますよ。


熱くなりすぎて長くなりましたが

ここまでおつきあいくださりありがとうございました。


「新潟いいとこ一度はおいで」


おしまい

綺麗道

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