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【フレッシュいちごのかき氷】甘さは甘くない

【かき氷】

小さい頃
私の家にはかき氷機がなかった。

だからかき氷は特別。


お祭りとか
お出かけしたときとか
特別な時にだけ食べられる。


真っ赤ないちごのかき氷。

食べた後舌が赤くなるのがおもしろくて
「えへへ」って舌を出して笑っていたな。

あの頃の私にはそれが楽しかった。


いつもと違う特別な時間。

めったに出会えないから喜びもひとしお。


【かき氷】

冷たいけど
そのすぐそばには小さい頃の
あたたかい思い出が必ず添えられている。

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あれから

大人になった私。


「体を冷やすから」

「怪しい着色料が入っているから」

なんて、かき氷を心から楽しめなくなった。


まっすぐだった子ども時代は過ぎ去ってしまって
色々なものがつきまとう。


一方
今、子どもをまっすぐに生きている我が子。

なんにも考えずにその一瞬、一瞬を
まっすぐな心で受け止める。

その場をただ楽しむこと。


ちょっとそれがうらやましかったりもする。

どうしても余計なことを考えてしまうから。


【かき氷】

子どもの頃大好きだった。

子どもには特別だった。


食べさせたくない

でも

食べさせてあげたい


気持ちはゆらゆら。


ふと見ると
ちょうどいちごがたっぷりある。

先日はいちご三昧だったのに
まだまだとれるいちご。

【苺大量消費】待ちに待ったばあちゃんのいちごでいちご麹


そうだ!
いちごでかき氷シロップをつくればいいんだ。


いちごとメイプルシロップ。
そして
ちょっぴりレモン汁。

ブレンダーで混ぜれば完成。


できた。

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子どもたちはかき氷が大好き。

にこにこ嬉しそう。

私もにこにこ。


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一口食べると

小学生の息子は「これいらない」


私も少し食べてみる。

あんまり甘くない。

メイプルシロップが少なかったみたい。

味見をしたときは美味しかったのに。


「舌が冷えているときには甘味を感じにくい」

当たり前のことだった。


いちごの香りやある程度甘酸っぱさは備えているから
私的には「アリ」だったのだけど。

息子的には「ナシ」のようだ。


でも、そんなに感じなくても
甘味は入っているのだ。

メイプルシロップとはいえあまり増やしたくない。


息子には悪いけど、かき氷はナシになった。


残ったかき氷を食べながら

もとがこれだけ甘くても
こんなに甘味を感じなくなるものなんだなぁ。

なんて考えていた。


ということは、
甘味を美味しいと感じるかき氷シロップには
どれだけの砂糖が入っているのだろう・・・


【かき氷】

甘いシロップのかかった氷。


甘さは決して甘くはない。



これからまた暑い夏が来る。


食べさせたくないけど
食べさせてあげたい。


母として何を選択するか。


正解がないから
今日もまた
ゆらゆらしています。


賢く 美しく 
自分で決め 自分の足で歩く 

綺麗な道を歩んでいきたい

綺麗道(きれいどう)


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