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仕事で一番エネルギーを注ぎたいことって?

気が付けば11月最後の日で、もう明日から始まる12月という1か月間で1年が終わるだなんて!noteからしばらく離れて、一生懸命生きていたら、この前代未聞の2020年という年も終わりに近づいていました。

子供たちの2学期は、とてつもない成長を感じたり、新しい景色を見せてもらったり、時に頭を悩ませたり…なんともドラマチックな3か月で。

6歳と4歳の二児の母として、改めてこれから私ができること、するべきこと、大切にしたいことについて考える秋になりました。いくつになっても、心持次第で毎日新鮮で楽しいものです。

話は変わって、先日友人から「仕事で一番エネルギーを注ぎたいことって何?」とメールで質問を受けました。

即答するには私の中では壮大すぎるテーマで(笑)、メールでポチっと即答するものでもない気がしたので、彼女も読んでくれているであろうこちらに綴りたいと思います。

私は今、在宅メインでまだまだ子育てを優先しつつ、フリーランスの「インナービューティー料理研究家」「フードコーディネーター」「ライター/コラムニスト」の3つの肩書を混ぜ合わせた仕事を生業としています。

すべてに共通しているのが「食×美容と健康」。

個人事業主としてフリーで動き出してから、2020年8月で実は丸10年が経ちました。普段表に出ることのない屋号は「旬食美人学」。これは、第2子出産前まで自宅で主宰していた小さな料理教室やレストランイベントのネーミングでもあります。私の原点とも言うべきでしょうか。

私の仕事の芯になるモットーはすべてこの屋号に凝縮されていると考えていて、「旬の食材をメインに楽しく食べて、心も体もキレイで健やかであるためのヒントをお届けしたい」という願いを込めて付けました。

レシピ開発やコラムの執筆、どの仕事をとっても私にとってはとても大切。メディアによって読者層も様々で、妊娠や出産の機会が多い20~30代のOLさんや若い主婦の方向けのものもあれば、更年期に悩み始める40~50代以降の方向けのものもあります。先日受けた某インタビュー記事は80代の高齢者の読者様が多い雑誌でした。

読者層や読者人数、人気の良し悪し、PVや発行部数の多さ…そういったものには正直あまり興味がありません。もちろん仕事の結果としては重要な項目なので、しっかり考えて期待に越えられる成果物を制作したいという気持ちで、レシピの作りやすさやスタイリングの見せ方、コラムの切り口など、一つ一つの仕事に全力で取り組んでいるつもりです。

ただ「数字が全て」ではなくて、毎日の暮らしの中で、必要としてコラムや記事を読んで下さる方、レシピを試して下さる方、ご紹介した取り寄せグルメをお試し下さる方…私が発信する内容が、一人でも多くの方の「食生活について考えるきっかけ」や「料理の楽しみ」「暮らしを楽しむヒント」になっていればとても嬉しいなと思っています。

自身の美容や健康のヒントになったり、不妊で悩む女性たちの食生活改善をサポートできれば…と思い始めた仕事も、もう10年なのかと思うと、とても感慨深いかぎり。(そりゃ、歳も重ねますね…!)

今や「人生100年時代」。これからも女性のライフスタイルや人生の選択肢の幅は年々広がっていくでしょう。どんなライフスタイルでも、何歳でも、健やかに生きるための基本は「食」。

特別なごちそうではなくとも、旬を楽しみながらひと工夫するだけで、お肌や体が喜ぶメニューが完成します。食材の栄養を必死に勉強する必要はありませんが、頭の片隅にちょっと知識があるだけで、料理もお取り寄せも外食も、すべての食事シーンが楽しくなるもの。そして、必ずパートナーや家族の健康にもつながります。

肌荒れや便秘といった日々の美容の悩み・PMS・妊活・産後のホルモンバランスの乱れ・やがてやってくる更年期・健やかに過ごしたい高齢期…女性の人生の中で誰もに必ず訪れる美容の悩みや体の変化。これらと上手に付き合い、笑顔で人生を楽しめる女性が増えることもまた、平和な社会への近道なのかもしれません。

自分も、パートナーも、子供も…みんなに幸せが広がるはず。

(と言いつつ、時に生理前にイライラしてしまう自分もいます。笑)

食を楽しみ「旬」を心と体で満喫しながら、ちょっと辛い時も自分の肌や体の変化と上手に向き合い、ご機嫌に過ごせるヒントを、これからもコラムや記事などで、細々とでも発信していければいいなと願っています。

それが「仕事面で私が一番エネルギーを注ぎたいこと」かな。

そしてそれが、私自身のハッピーにもつながっているし、家族の笑顔にもつながっていると思う今日この頃です。

これからも背伸びせず、できることとやりたいことをコツコツと。

考える機会をくれた、友人Sちゃんに感謝を。

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