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母だけど、私も娘。人は多面体だなとしみじみ思った実家での朝 /子どもから学ぶ(ほぼ)毎日note#27

(ほぼ)毎日note27日目。

幼稚園教諭、プレイワーカー、森のようちえん保育士を経て、今は3歳と0歳の息子と365日ともに暮らしている。

「こどもの遊びと育ち探検家」として、我が子との暮らしの中での未知との遭遇を楽しみながら、世界中の子どもたちの幸せな暮らしと育ちについて日々ぐるぐると思考している。


春からの新生活を前に、なかなかゆっくり帰省出来なくなるであろう関東の実家へ息子2人と共に帰省中。

人は多面体だなぁ、としみじみ思う朝。

仕事帰りに駅に入っている成城石井で、「お土産だよ」と孫たちのためにちょっぴり良いジャムとおやつを買ってきてくれた父が、「あなたはこれ好きでしょう、朝の一人時間に食べてね」と買ってきてくれたレーズンバターサンドをおめざにほおばりながら。

私はいくつになっても、娘だなぁ。
娘に還らせてくれてありがたい。

母だけれど、私は娘。
いくつも側面がある。
人間は、多面体だ。
誰しもがそうなんだよなぁ、忘れがちだけれど。

多面的であって、いいんだよな。


帰省中は、孫との時間を楽しみにしている両親に甘えて、一人抜け出してゆっくり自分と向き合ったり、noteを綴ったり出来るかなぁ、なんてかすかな期待はまるで裏切られ、普段よりもドタバタと日々が過ぎていく!!

到着した翌日からおそらくノロウイルスにやられてしまい、丸3日断食し寝込んでいた。
(その後、息子→母→父と順繰りノロの猛威にやられ、二週間近くたってようやく平常運転に戻りつつある。復職したらなかなか出来ないだろう、と思い三週間の長期の帰省にして本当に良かった!)

出発前の週には数年ぶりの高熱を伴う風邪で寝込み義理の母に大変お世話になっていたし、そのまた前の週は過労で週末寝込んでいた。
なんだか、これまでの疲れがどばーっと出たのだろうか、2月は体調面が散々だった。

そんなこんなで割と満身創痍で実家に帰省してきたのは2月中旬。
約一年ぶりの帰省。

実家を出てからはもうかなり年月が経ち、今は物理的に距離があるのでめったに帰れない。
自分の部屋は物置と化しているし、自分がいた頃と暮らしのリズムや物の定位置も変わっている。

もはや「自分の家」ではないけれど、でも、やっぱり。
いくつになっても「自分のいえ」だなぁ。

実家に帰ったとたん、ネジが緩みまくり、なんならボロボロと10本くらい身体から抜け落ちて行く感覚になる。
普段、無意識のうちに気張っているんだろうなぁ。


このに歳になっても、自分が母になっても、やっぱりこの家に帰ってくると、私は娘に還る。
そんな場所があることのありがたみを、今は当たり前と思わずありがたい、と思える。

少しずつ、多面体の面が増えていく。
生きていくって、面白いなぁ。

私もいつかの大きくなった息子たちにとって、「還れる場所」になれるといいなぁ。そんな関係を築いていけるといいなぁ。



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