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自己肯定感を上げる「できた日記」の効果

これまで私は自己肯定感が低いことに悩んできた。
今ではかなり解消されてきたが、以前は自分に自信がなく他の人と比べて自分には何もないと落ち込む時期もあった。

人は1つできないことがあるとついできない部分に目がいきがち。
どんなにできている部分がたくさんあっても、できていないことに不安になり悩む。

例えばドーナツを一口食べたとする。
食べていない残りの部分よりも食べてなくなった部分が気になる。ドーナツはまだこんなに残っているのに。

自信がないというのもできている部分はたくさんあるのに、そのできた部分を認めてあげられないことが1つの要因だと私は思う。

人から褒められると自信がつきやすい。
しかし、歳を重ねるにつれて人から褒められることが少なくなる。
他者からの褒め言葉がない

ミスの注意や小言を言われへこむ。
「私ってできないんだ…」という気持ちになり、自信喪失。
負のループにハマる。こじれる。

かといって褒められるのに不慣れになると逆に久しぶりに褒められた時、その言葉を素直に受け取ることができなくなる。
お世辞なんじゃないかって疑ってしまう自分がいた。
そうじゃなかったときに本当に自信を失いそうで怖かったから。

しかし、人ができていることや自分の良いところを褒めてくれるということは、本当にそう思っているらだということに気づいた。
自分が人を褒める時を思い出すと、その人ができているから、良いところだから褒めるのであって、思ってないことをわざわざ言葉にすることの方が手間。そこには口に出してもわざわざ伝えたいと思う理由があると思う。

そして同じことしか褒められないと思うときは、それこそが自分のゆるぎない長所。こんなことしか言われないと思うことも、他の人からしたらのどから手が出るほど言われてみたいことだったりすることもある。

とはいえ、人に褒めて!というのはなかなか恥ずかしいので、
まずは自分で自分自身で自信をつける訓練をする。

私が人生の師匠に勧められて自己肯定感を上げるために効果的だったことの1つが、「できた日記」を書くこと。
これは本当に簡単で誰でもすぐ取り組むことができる。
「できた日記」とは1日の終わりにその日できたことを3つ書くというもの。
内容はほんと些細なことでなんでも良い。そして難しく考えなくて良い。例えばこんなこと。

・美容院の予約をすることができた!
・ミスした時にすぐ上司に報告することができた!
・ゆっくり休むことができた!

たった1つ意識することは、文の終わりを「~することができた!」とすること。このできたが増えてくると私って案外できること多いなということに気づくことができるようになる。

そして1つ1つの作業に分解してできたところを見つけることも大事。
例えばミスした時はついミスしたことにだけ目がいきがち。
しかし早めに上司に報告したことで、2次被害を防ぐことができたのであれば、すぐ報告したことは立派なできたこと。
ミスは誰にでもあるし、次同じことを繰り返さないためにどうすればいいか考えればよいだけのこと。
というように1つの出来事の中にもできたところを見つけてあげることも大切。


かつて1日の終わりにできなかったことにばかり思い出し、今日もできなかった、失敗ばかり、自分はダメなんだと大反省会をしていた私。
はじめはできたことって何?とできたこと1つ絞り出すことさえ大変だったけれど、3日も続けていれば自然と慣れてくる。

徐々に思考ができていないことからできたことにシフトしていき、
「日中何ができたことないかな?」とできたこと探しをするようになる。
気が付くとできたことで日常が溢れるようになる。
映画を見て感動して心が温まることができた!、こういうこともできたことに含まれる。

1日のたった5分、今日あったことを振り返るだけ。

小さいことに目が向けられるようになると、大きなことを達成した時の達成感が半端ない。
そして、過去の経験も「あの時よく頑張ったな」と認められるようになる。
これまでの自分の歩み全てが繋がっているような気持ちになる。

また、自分に集中する習慣がつくことで、他の人と比べることがなくなった。
他の人には他の人の良いところはある。だけど私は私でこんだけできてることがあるから!って思えるようになった。人は人。自分は自分。
自分のお守りになる。

まずは小さな「できた」から。
できたの積み重ねが自分への信頼となり、自信が生まれてくる。
自信が出てくると良いサイクルが生まれる。
その繰り返しでできる自分が増えていき、どんどん自分を好きになる。

結局のところ、自分に自信をつけてあげられるのは自分しかいない。


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