トトロみたいな超絶グルーヴ

ミスタセンクスから見たら、このお二人は同一人物である。
めちゃくちゃ口元が似ているわけで、
かの宮崎駿先生も彼の口を参考にトトロを描いたのではないだろうかと、
余計な心配までしてしまうほどなのだ。

このトトロの名はAnderson .Paak（アンダーソンパーク）。
Youtube動画を見て、
ミスターセンクスは腰を抜かすほどのグルーヴを感じてしまった。
トトロのくせにだいぶやりよるな。トトロ。

ドラム＆ヴォーカルはあまり見たことはないのだが、
ロックやジャズといったジャンルのバケツがあるとしたら、
そのバケツに入れた瞬間飛び出てしまうようなジャンルレス感がある。

ちなみにグルーヴグルーヴ言っているが、
グルーヴとは何なのかについては全くわからない。
しかし彼の音楽を聴いているとひたすら良い気分になる。

グルーヴの定義というものは無いのだそうだ。
一種の高揚感を表し、その曲のリズムや雰囲気などが気持ち良く感じられる状態。
それがグルーヴである。

つまりグルーヴとは昇天のことである。
動画を見ればこのトトロが昇天しているのは明快なわけであり、
昇天しながら演奏することは誰でもできるのかもしれないが、
それが人に昇天感染した時に会場がグルーヴィーになるのであろう。
自分でも何いってるかわからない。

スパイクジョーンズが撮影した、
Apple Home PodのCMでは、
ミスターセンクスのようなくるくるパーマの女性が、
踊りながらお部屋を伸ばすという奇怪な行動を展開しているが、
その時のBGMもこのトトロのミュージックなのである。

ミスターセンクスとトトロの共通点といえば、
破茶滅茶で枠に囚われたく無いことである。
しかしミスターセンクスに足りないものをトトロは持っている。
破茶滅茶なものをグルーヴとしてまとめ上げていることだ。

枠に囚われなければ自ずと物事は分散していくわけだが、
分散していった物事をかき集めて消化することで、
新しいスタイルが生まれていくのであろう。
このプロセスはアイデアの作り方そのものであり、
センクスの生き方そのものなのかもしれない。

めぇいちゃぁぁぁぁぁぁーん！