#52 【無料記事】ある大学の143人の生徒が自分の人生に対して前向きになった自己認識ワークとは?
▼前回のnote記事
あなたはどんな教員、先生になりたいですか?
なぜ教育に携わりたいのですか?
こう聞かれて「パッ」と明快に答えられる人はこの記事を読む必要はない。
ただ、教員採用試験でも聞かれるこの質問に答えられないと面接で苦戦し、場合によっては残念な結果になるかもしれない。
教員になろうと大学の教育学部に進んだものの、立ち止まって考えてみたら「そういえば、自分は教員になって何がしたいんだろう?」と自分の未来の教員としての姿がイメージできないでいたり悩んでいる人もいるかもしれない。
そんな人の自己認識をサポートするため、9/26・9/27に次のオンラインイベントを開催する。
そのために今日はスライド資料の準備をしていた。
「面接対策や今後教員人生をどう進むか考える機会になりそうだけど・・・このイベントの具体的な内容って・・・?」
と思う人もいると思うので、ネタバレしていこうと思う。
このオンラインイベントの対象は、教員または教育関係の仕事を志す大学生だ。
あなたはどんな先生になりたいですか?
あなたが教育に情熱を注ぎたい理由は?
この質問に答えられないと、面接で苦戦する。
また、周囲から聞かれてもうまく答えられず、モヤモヤとしてしまうだろう。就職は長い人生の中でゴールではなく「手段」だからだ。教育に携わってからがスタートなのだ。
しかし、教員として、教育者としてどう歩むかのコンパスがないと学校の当たり前に流されてしまったり、生徒とどんな風に向き合いたいのかもわからなくなってくる。
どこに向かって歩んでいくのかわからず、人生が前に進んでいる感覚が乏しくなり、充実した毎日を送れない。
この解決策が、「自己認識」である。
この講座では、
①人生の方向性となる価値観
②夢中で情熱を注げること
③実現したい未来
④手にしたい環境
の4つを明確にしていく。
どのように明確にしていくのかというと、21個の質問と、81個の価値観リストを使って2人1組で対話でワークを行っていく。
脳はサボりたがる。
そこで大事なのが「質問」だ。人は質問を受けることで「えっと・・・」と考え始める。
というのも、人の潜在意識(無自覚)でやっていることが97%と言われているので、質問を受けないと思考が生じにくいので「スーッ」と人生を進んでしまいがちなのである。
たとえ、ここで21個の質問と81個の質問を公開したとしても、2人1組で対話しないと、
あなたはどんな教員、先生になりたいですか?
なぜ教育に携わりたいのですか?
という質問に答えられるようにはならないのである。
対話・インタビューの最大の価値は、質問で潜在意識を刺激して思考を生み出せることだ。
忙しい日々の中で立ち止まって将来のことをゆっくりと人と対話しながら考える時間はない。
この機会がないから冒頭の質問に答えられないのだ。
以前、関西大学で自己認識ワークを行った時も2人1組で対話ワークを実施させていただいた。その感想が自由記載レポートだったが、143人の大学生が自分の人生に対して前向きになったという感想をいただいたのである。
またそのうち59人が
「世間の常識ではなく、自分の価値観を大事に好きなことを追求した生き方をしていきたい」
と回答。
また、44人の大学生が
他人と関わることで相手と自分の価値観がわかり、尊重しようと思えた
と回答。
さらにすごいのが次の結果だ。
40人の大学生が、
「自分では失敗・マイナスだと思っていたことがプラスの経験だと感じられた。失敗を恐れずに経験値をアップするためにもチャレンジしていきたい」
と回答。
ぼくはこれらの感想を帰りの電車で読みながら泣いたことを覚えている。
教員として授業をする姿は目立つが、
この社会のレールや正解のない時代では生徒の
「やりたいことがわからない」
という悩みを解消・サポートできることが求められている。
ぼくは、教員・教育関係の仕事を志す大学生に「やりたいことの見つけ方」や「自分がそれをやりたい理由」を明確にする方法をこのイベントでお伝えしていく。
その受講した大学生が生徒から「やりたいことがわからないんです」と相談された時にも使っていただける内容にする。
このプラスの連鎖をみんなで起こしていきたいし、今後教育大や教育学部のある大学でこのプログラムを普及していけるように活動していきたい。
このイベントの内容の続きは、また明日に書いていきたい。
念のためにお伝えしたいのは、このイベントの最大の価値は「対話の機会」です。
▼9/26・9/27オンラインイベント情報
教員志望・教育に携わる大学生のみなさん、「やりたいこと」を見つける方法を知り、生徒の可能性と笑顔を引き出すことのできる教員人生を手にしてみませんか?
2020年9月20日
ハル
▼次回の連載note記事
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▼連載:第1話
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水樹ハルの「まだ世には出せないお話」
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