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#24 「人検索」の時代をどう生きるか

▼前回のnote


今回は、昨日のnote記事の続きになる。

昨日note記事で紹介させていただいたAさんに「こんな記事書きました。ありがとうございます」と送信したところ、Aさんから次のようなメッセージが届いた。そこには、なぜ自分を知る学校「自分史サロン」を継続することにしたのかが書かれていた。

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「ぼくだから」ということで、「人」で選んでいただけたことが本当に嬉しかった。今でこそこう言っていただけているが、9ヶ月前にはまだこの自分史サロンはなかった。1年前くらいから「自分史」というサービスを始めたところだった。


みんながみんな「人生ストーリー」を発信したいわけじゃない

今は休止中のHACだが、Galleryには会社員・フリーランス・経営者の方々の人生ストーリーが掲載されている。


最近では、ぬまっちさんが東京のシェアハウスの面接で人生ストーリーページをあらかじめ送っていたそう。無事に審査に通ったという話も聞きとても嬉しかった。

「どういうキャラなのか、どんな想いを持って活動しているのかが説明しやすかったっす。ハルさんありがとう。このページは良い。本当に使い方で変わると思う」(ぬまっちさん)


去年はこの活動をしていたが、誰もがみんな自分の人生ストーリーを世の中に発信したいかというと、そうではなかった。

しかし「これからの正解のない時代を進むために、これまでの自分の歴史を振り返って一緒にやりたいことを明確にしたい」という人は多かった。


そのころにちょうどHACで一緒に運営しているあすかひまり(@asuka_himari)が、「ライフチャート」といって心理カウンセラーも利用している手法とインタビューをミックスさせて0歳から今までの人生を聞き取って山と谷の感情の浮き沈みを表現することで、人生が可視化されるセミナーにたまたま参加した。

そして、「ハルさんはもともと人生をインタビューしてるから合うよ。やってみたら良いと思う」と勧めてくれたことが自分史制作のキッカケだった。



・子どもの頃に好きだったこと
・夢中になっていたこと
・人に頼れない完璧主義な価値観ができた経緯

など1対1でインタビューをし始めた。一番喜んでくれたのは、書道家の野間志保さん(@nomashiho_44)だった。


「めちゃくちゃ自己肯定感が上がった。今までの人生を送ってくる中で両親や家族をはじめいろんな人にお世話になってきて今があることがわかった。今なるのは当たり前じゃないんだなって感じられた。これは世の中の主婦はみんな受けた方がいい!」 (のましほさん)


こういう声をいただきながらコツコツコツコツやってきたが、これがビジネスになるかというと、正直言うとかなり難しかった。

その理由の1つは、「自分を掘り下げたい人」がかなり少数であることだ。自己認識の科学的研究では「自分のことは自分がわかってる」と思い込んでいる人の割合が85%と結果が出ている。多くの人が必要性を感じている訳ではなかった。


しかし、中には「これまでの自分の人生を振り返ってしっかり直視して、これからの人生を考えたい」という人もいた。そういう人1人1人とつながって今の学校でいう1クラス位の人が入学してくれている。


今、世の中にはコーチング(コーチ側という意味)を始める人も多い。ぼくの自分史セッションや自己認識セッションはタイプ的にコーチングとは違うかもしれないが、「客観的に自分を見る」という点でおいては似ているので自分を選んでいただけるのは本当にありがたいことだ。


1つ書ききれていなかったが、もう1つ自分史セッションがビジネスになりにくいのは、社会的に必要としているのは進路・就活を考える学生だったり、「子育てが落ち着いてきたから自分も頑張ろう」と思っている主婦だからである。

特に学生は自己投資が難しい立場でセッション費用が捻出しにくいという課題がある。だからこそ、ぼくは昨年に関西大学で行った「自分史」の授業をやりたいと思っている。


メンバーの目標にコミットしながら活動を積み重ねて、これからいろんな場所でやっていきたい。

ありがたいことに高校や短大で「秋以降にやりましょうか」と言っていただいているが、コロナの関係でまだまだ不透明な状況だ。オンラインでもできるので、生徒のキャリアを本気で考えている先生や講師の方と一緒に進めていきたいです。


LOVEだぜ!


2020年8月23日

ハル



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