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#61 【無料記事】理想の職場環境を手にするために必要なこと

▼前回のnote記事



リハビリをサポートする理学療法士という職業がある。

現代は、高齢者の割合がとても高いこともあり、体の痛みや動かない問題をケアすることが必要なシーンが多い。

とても大事な仕事だ。

というのも、思うように体が動かないと生活の質が落ちる。神経の痛みで気分が落ち込むし、行きたいところがあっても出かけることも億劫になる。ここで注目すべきは体の事だけではなく、心にも影響があるということだ。


この心の方まで向き合おうとしている理学療法士といえば、以前ぼくが取材して人生ストーリー記事を書かせていただいた金児さん(@daichi_familinkがすぐに思い浮かぶ。


これまでの人生経験から

「1人で悩まない社会づくりがしたい」
「まちを元気にしていきたい」

という想いを持って、金児さんは大阪でデイサービス経営をしている経営者でもある。この金児さんの会社で働いている理学療法士の朝倉大樹さん(@daikinngu43211
と先日お話をさせていただいた。

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金児さんが大樹さんに、

ハルさんは視点が違うし勉強になるから交流できるんやったらアポお願いしてみたらー?

と言っていただいていたことから、大樹さんから連絡をいただいたのである。ぼくも以前からSNSで大樹さんのことを知っていたので嬉しかったし、

「人と向き合う気持ちのある金児さんの会社で働く理学療法士さんってことは、想いを持って働いている人だろうし気があうかも知れないなぁ」

と思っていたが、やはりそのタイプの人だった。



大樹さんは以前は大病院の理学所療法士として働いていたが、患者さんとの向き合い方を「もっとこう・・・」と違和感を感じていたそう。今は金児さんが経営するデイサービスで勤務されていて生き生きした表情で話をしてくれる人だった。


これまでよく聞く話だが、理学療法士の方は大体最初はネームバリューのある大病院に就職するものの、「何か違うなぁ」と大樹さんのように思って転職をするようだ。


「自分はこんな理学療法士なりたい」
「患者さんとこんなふうに向き合って、こうなってもらいたい」

という価値観があいまいだと、大病院に就職するとミスマッチが起こる場合があるのだろう。熱い想いがある人ほどこの傾向は高いのかもしれない。人と向き合う職業でも、慌ただしい環境の中で「こなす」働き方と、「一人一人としっかり向き合う」働き方では全くタイプが違うのだろう。金児さんも大樹さんも後者のタイプだと感じている。


大樹さん:金児さんほど熱い想いのある理学療法士を知らなかったんです。人との向き合い方とか、、、体のケアはもちろんですけど、心のケアまでされるんですよね。リハビリって辛い時もあって、メンタルやモチベーションケアまでできる理学療法士さんってすごく尊敬できます。
ハル:確かに機械的に愛想のない理学療法士さんだと嬉しくはならないですよね。「この人と喋ってたら元気でるなぁ」というとこまで感じてもらえる理学療法士になりたいんですね?
大樹さん:そうなんです。患者さんの物事のとらえ方とかもかも人それぞれなので、金児さんのように「気づき」を与えられたり、「一緒にやりましょう」と向き合える人は全然違います。ぼくもそういう理学療法士になるために経験を積んでいきたいなと思ってます。
ハル:理学療法士になるには実習があったり筆記試験があったりで結構しんどいって聞いてるんですけど、大樹さんはどうでしたか?
大樹さん:しんどいですね。体験した人しかわからないと思うんですけど、実習先の人が圧迫的だったり合わなかったら辛いでしょうね。あと実際に就職する前に自分がどう働きたいかとか、自分にとっての理想的な職場環境がわかってないとミスマッチも起こるでしょうし。そういう相談や対話ができる場所ってないんですよね。
ハル:先日、教員・教育者を目指す大学生に「自分を知る授業」をさせてもらったんですけど、まさにそういうイベントでした。自分の想いが明確じゃないと、自分が望む職場環境を選べないですよね。
大樹さん:イベントされてましたね!そうなんです。理学療法士としてどう働いていきたいかが明確じゃないと環境を選べないですよね。ぼくは金児さんと出会って、デイサービスで働き始めたんですけど、慣れてちょっとこなしていた時期があったんです。
ハル:そうなんですね!「こなしていた」と気づけているのは何かキッカケがあったんですか?
大樹さん:金児さんが「仕事、こなしてない?」って言ってくれたんです。
ハル:「気づき」を与えてくれたんですね。言い方は悪いですけど、指摘されて腹が立ったりはしなかったんですか?
大樹さん:いつもコミュニケーションをとってくれているので「しっかり見てくれているんだな」と感じました。そういう環境にいられるのは本当にありがたいです。就活をしていた時期は「とりあえず大きい病院でキャリアを積んでいこう」と思ってたんですけど、それも思い込みでした。想いのある人と一緒に仕事ができているのがすごく嬉しいです。そういうことに早いうちに気づける環境や居場所があると良いなと思います。
ハル:じゃあそういう場所、作ったらどうですか?オンラインでも。
大樹さん:確かに、金児さんは「職員」というよりも「まちづくりをするための仲間」を探しているので興味があります。
ハル:インタビューの時も言ってはりました!面接では「想い」をすごく重視されてそうですよね。そういう想いのある人とで会うのって難しいと思うんで、学生のうちから参加できて、理学療法士のスキルはもちろん、人と向き合うコミュニケーション力を高められたり、相談・対話ができる居場所があれば良いんじゃないですか?
大樹さん:金児さんが求めている「仲間」や、どんな「まちづくり」がしたいのかももっと話して、そういう居場所を作れないか行動していきます。一緒に働ける仲間と出会いやすくなりそうですし!ハルさん今日は本当にありがとうございました!



・自分にとっての理想の職場環境は何か?

・どんなふうに理学療法士として働いていきたいか?

を対話しながら気づけたり、困り事があれば相談できる場所があれば1人で悩まないですむ。さらに理学療法士としてのスキルアップや情報交換ができる場があればと思い、大樹さんに提案させていただいた。


そういうコミュニティがあれば、

「大樹さんと一緒に働きたい」
「金児さんが実現したい未来やまちづくりに参加したい」

という学生や社会人とも出会えると思ったからだ。


大樹さん:自分が前面に出てリーダーシップを発揮するのではなく、金児さんを圧倒的に支えるポジションに立っていきたいです。


こう話す大樹さんが最高だった。また、こんなことを言ってくれる社員がいる金児さんのことも「さすがすぎる!」とあらためて思った。ぼくとしても、そんなコミュニティがあれば「自分を知る授業」でコラボさせていただければすごく嬉しい。


目の前の人の、

「こんな事ができたらいいなぁ」

が実現できたり、そこに近づけるようにこれからも人と向き合っていきたい。


最後に

「仕事をください」

だけでは、もう厳しい時代だと思う。今回の話のように一緒に種を植え、水と光を注ぎ、一緒に育てていく姿勢がないとなぁと感じた。


何をやるかもあるけど、誰とやるか。

こなす感じではなく、向き合いながら1つ1つ形にしていけたらと思います。大樹さんありがとうございました!

金児さんも大樹さんも熱い理学療法士なのでTwitterをされている理学療法士・介護職志望の方はフォローをオススメします。

・金児さん(@daichi_familink
・大樹さん(@daikinngu43211



2020年10月4日

ハル



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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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