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「学歴フィルター」なんていらない

皆様こんにちは。
本田拓郎(Takuro Honda)と申します。
この記事へお越しくださいまして、ありがとうございます。

 このnoteでは、今現在観光業に就いている私が、私の目線で、「観光・旅行・歴史・文化・教育」について、知識や新たな発見の提供、その他自論を展開し、古代ギリシャでいう「アゴラ」のような場所を目指します。私が勉強していることを皆様とも一緒に学ぶというスタイルで、記事を創っていきます。

 だいぶ前になってしまいますが、東洋経済オンラインにて、「学歴フィルター」についての記事が出ていました。特に今年は、就活が難しく混迷を極めている中で、とても興味深い記事だったので、少し皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

拙い文章力と乏しい考察力ではありますが、
最後までお付き合い、お願いいたします。

1.「学歴フィルター」とは

 端的に、言葉を選ばすに言うと、就活において、「学歴で人を判断する」ということです。上位大学に在学していると選考に有利に進むことができ、それ以外だと、選考に進むのが難しいといわれています。

 就活の時ってものすごい人数が企業の説明会や、エントリーシートの提出をするので、人数を絞る目安や参考にしている企業がある、と記事に記されていました。

 まぁ何が問題かというと、フェアじゃないっていうことなんですけど、実際問題、上位大学に行くと、業界でも有名な教授が授業をしていたり、かなりクオリティが高い研究がなされていたりしますよね。その中で学び、知力を付けた学生の方が、企業としては「有能な人材」として好む傾向にあるというわけですよね。

 さらにかつては、「学閥」という、その学校の学生に有利な業界だったり、企業だったりがあったわけで、コミュニケーションの効率化とか、円滑な運営を目的としていたとか、そうじゃなかったとか。

 それを表に出すともちろん、その企業や業界のイメージダウンに繋がりますよね。でも、現在でも最初の選考段階において、指標として利用しているところがまだあるということが記事から読み取れると思います。ただ、100%そういうわけではないので、就活生に関してはそういうことにビビらず、自分の将来とか、理想像を捨てずに進めていけば良いんじゃないでしょうか。

2. 上位私立大学のリスク

 でも、上位私立大学に通うことで考えれるリスクもあります。その学生全員ではなく、一部の学生に言えることなんです。

 それはどういう学生かというと、附属校や系属校からの推薦入学をした学生です。

 一般的な学生は、ちゃんと勉強して、センター試験受けて、受験という厳しい道を通って大学に進学した人がほとんどだと思います。しかし今や、多くの大学が全国に附属校や系属校を持ち、そこからの推薦で大学に入学するというルートも主流になりつつあります。

 実際、そういう学生は大学生活において、他の学生と比べて成績が良くなく、留年する傾向があると言われています。あくまで噂ですが。

 他の大学関係者からすると、「自分の大学に通ってる学生たちよりも能力低いくせに、上位大学に行って、おまけにフィルターで大手企業に入って」ってなるとめちゃくちゃ胸糞悪いですよね。

 でも、「あの高校に入れば、あの大学に行ける」っていう感覚で、上位私立大学の附属校に進学するのは悪いことではないですよ。だってそれも人生を豊かにする1つの手段じゃないですか。でも、その感覚で高校生活「3年間」を送るとなるとどうでしょうか。その感覚を持ち続けることは良いことなのでしょうか。

 私は「否」だと思います。

3.私の場合

 「じゃあお前はどうやって大学に行ったんや」って話なんですけど、私はしっかり、早稲田大学の系属校から早稲田大学に進学しました。まさに先ほど例示したルートを歩みました。

 でも、だからこそ感じるんですよね。「あの高校に入れば、あの大学に行ける」という感覚が甘かったと。

 私自身、自分が通った高校はものすごく好きですし、今の私のアイデンティティを植え付けてくれた素晴らしい場所だと思っています。ただ、世間的には「それほど」っていう評価が悔しいんですよね。

 私は高校時代、ほんとに、地理歴史科しか出来なかったので、他の教科の成績は良くなく、推薦枠の当落線上をフラフラしていました。多分ちゃんと受験して早稲田に進学するとなると、5回くらい浪人せないかんくらい。だから、「是が非でも早稲田に行かんと...」って感じでしたし、入学当初も、「そのまま早稲田に行けたら良いか」って感じでした。

 もうその時点で、他の高校に通って、早稲田に進学した同世代とは大きな差があったと思っています。ちゃんと、現役で早稲田に行ける力を持って、もしくは、東京大学とか、九州大学とか、旧帝に現役で行ける力を持って、高校生活を送り、大学進学すべきだったと、大学に入学して強く感じましたし、今でもそう思っています。

 大学時代はちゃんと4年間で卒業出来るよう必死で勉強しましたし、おそらく高校時代よりも学習意欲は高かったと思います。それで大手旅行会社から内定をいただいたわけなんですが、内定が出たのはその1社だけでした。

 自分の力不足であったこと、同世代との差を自らの力で埋めきれなかったのが九割九分ってことは自明なんですが、就活の面接において、高校から大学の進学についても頻繁に質問を受けたのも事実です。

4. 結局、努力が必要な時代に変わりはない

 つまるところ、何するにせよ、自らの能力を高める努力を怠らないことが重要だということなんですよね。私の場合は、高校生の頃に、「推薦枠で早稲田に行くこと」をゴールにしたことが、取り返すのが難しい「差」を生み出してしまったわけだし、自らの努力値の上限を、世界レベルではなく、校内レベルで設定してしまったので、短期間でその差を埋めようとしても埋まらなかったんですよね。

 実際、社会に出てみて、もう5年経ちますけど、めちゃくちゃ勉強している先輩や、上手く事が進まなくても前を向き続ける同期はすごくかっこいいし、私自身にすごく刺激をくれます。人が寄ってくる要素って、学歴とか、頭の良さとかじゃなくて、「どれだけ頑張れているか」だと思うんですよ。

 めっちゃ良い大学出てても、「それやって意味あるの?」とか、「軸ブレてない?」みたいなことやってる先輩や同期については、まぁ、その人が楽しいなら別に良いんですけど、「甘いな」って思っちゃうんで、私としては、「敬遠しちゃおっかな」って感じっすね。

 何かと生きづらいこの世の中ですけど、何か1つでも、自分が他人よりも負けられないもの見つけて、その武器を磨き上げれば、世の中で評価される時が必ず来ると思うので、私もその努力を、いくつになっても、怠らないようにしていこうと思います。

 また、私の出身高校の後輩たちも、「早稲田に行くこと」をゴールにしないで、もっと高みを目指して努力してほしいし、大学に進んでも、何か1つでも良いから、真剣に勉強して、世の中で闘える人間になってほしいと思います。私がそれをリードしている存在に、ゆくゆくはなれていたら良いなとも思います。

すごいゴチャゴチャした文章になったのでこのくらいにしときます。
今回も最後まで読んでくださいまして、誠にありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

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